「シージャ(しーじゃ)」とは?DA PUMPでも使われている?!沖縄方言辞典
シージャ(しーじゃ)は、沖縄で使用されている方言の1つです。
尚、韓国語で同音の発音の言葉が存在するので、そちらについても少し説明します。
目次
- 「シージャ(しーじゃ)」とは?
- 「シージャ(しーじゃ)」の関連用語
- 「たーがしーじゃか!?」の意味
- DA PUMPでも「しーじゃ」が使われている?
- 韓国語での「シージャ」とは?
「シージャ(しーじゃ)」とは?
シージャ(しーじゃ)とは、沖縄で「年上」のことを表す言葉です。
そのまま「年上」という意味で使うだけでなく、「自分より年配者」という広い意味で使うこともできます。
「やっけーシージャ」とすると、「面倒な先輩」という意味になり、実際にもよく使われている形です。
「やっけー」は、「厄介な」と解釈できる同じく沖縄の方言で、「面倒な」、「手の掛かる」といった意味でも使うことができます。
「シージャ(しーじゃ)」の関連用語
「シージャ(しーじゃ)」の使われ方として、よく見掛ける形の解釈です。
この「シージャ」は、カタカナで使うことが多い言葉ですが、沖縄の方言の表記には平仮名を当てはめることが多いので、これ以下は平仮名の方で記載します。
- 「いきがしーじゃ」
- 「いなぐしーじゃ」
「いきがしーじゃ」
「いきが」も沖縄独特の言葉で、「男性」を指して使います。
よって、「いきがしーじゃ」は、そのまま解釈すると「年上の男性」となりますが、主に「兄」という意味で使っています。
「いなぐしーじゃ」
「いなぐ」は、「女性」になります。
その為、「いなぐしーじゃ」は、「年上の女性」、主に「姉」という意味です。
参考までに、「いきがいなぐ」と一緒にすると、いわゆる「おかま」(男性の同性愛者)という表現になります。
「たーがしーじゃか!?」の意味
「たーが」は、沖縄で「誰が」という意味で使う言葉です。
「たーがしーじゃか!?」と使うと、「誰が年上か?」という意味になります。
周りを見渡して、「誰がこの中で一番年上?」といった使い方も多く、よく聞く形の1つです。
DA PUMPでも「しーじゃ」が使われている?
DA PUMPは、沖縄出身のメンバーで結成されたダンスボーカルグループです。
現在ではメンバー変更があり、他の都道府県の出身者も加わっていますが、初期からリーダーを務める「ISSA」が沖縄出身で一番年上なことから、メンバー内では「しーじゃ」と呼ばれているそうです。
これが一般にも広がり、今ではファンの間でもISSAの愛称として使われています。
韓国語での「シージャ」とは?
韓国語でこの「シージャ」と発音すると、「はい、どうぞ」という意味になります。
例えば、撮影のスタートの合図で「スタート!」として使われたり、「それでは始めてください」といった場面でよく用いられます。
正式な表記はハングルになり、沖縄の方言の「しーじゃ」とは関係ありませんが、ついでに覚えておいてもいいかも知れません。
「しーじゃ」は、広い意味で使えるのが特徴の言葉です。
ただし、沖縄に限って使える表現なので、他の都道府県では通じないと考えておきましょう。