「よろしおすな」とは?京ことば?「頭よろしおすなぁ」は皮肉なの?
京都弁のひとつ「よろしおすな」の意味や、「頭よろしおすな」が使われたCMを紹介します。
「よろしおすな」の表面上の意味、真意について紹介して行きます。
目次
- 「よろしおすな」とは?
- 「頭よろしおすなぁ」の意味とは?皮肉?
- 「頭よろしおすな」のCMとは?
「よろしおすな」とは?
「よろしおすな」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
京都出身の人なら知っているかもしれません。
一方で、京都以外の人からみると、まるで意味が分からない言葉かもしれません。
そこで「よろしおすな」の意味を紹介します。
- 表面的な意味では…
- 本当の意味
表面的な意味では…
「よろしおすな」は、表面的に見れば「いいですね」という言葉を方言にしたものです。
例えば「Aという企画があります」と言った時、「よろしおすな」と言われれば「いいですね」と同意してくれたと思えるでしょう。
本当の意味
しかし「よろしおすな」は、実際は「考えておきます」程度のセリフで、結果的にその企画にそれほど興味がないというケースがほとんどです。
「よろしおすな」と言われて、喜んで企画を進める準備をしていたのに、まるで音沙汰がないということがあります。
京都の言葉には、このように表面の意味と真意が違うという特徴があります。
「頭よろしおすなぁ」の意味とは?皮肉?
「頭よろしおすなぁ」という言葉の意味は、どのようなものでしょうか。
表面的な意味では「頭がいいですね」「賢いですね」になります。
しかし、真意は必ずしもそうではありません。
「小賢しい」とか、「バカみたい」と思って「頭よろしおすなぁ」と言っているケースも少なくありません。
「頭よろしおすな」のCMとは?
低カロリーのカップヌードルとして人気の「カップヌードルナイス」のCMで「頭よろしおすな」という言葉が登場しています。
成宮しずくさんが、「頭よろしおすな」というセリフを言っています。
カップヌードルナイスのカロリーが低いため、二つ食べても大丈夫だと言った人に対する、表面上は「頭いいね」、真意としては「バカだね」という二つの意味が含まれた言葉になっています。
いかにも京都人らしいセリフを、まだ子供に見えるような女の子が言うというおかしみがあふれるCMになっています。
「よろしおすな」という言葉について見てきました。
京都の方言や、京都在住の人の言葉には、表面上の意味と真意の違いがあることは有名です。
これから京都に遊びに行く人、引っ越す人は、京都弁について、一度研究してみてはいかがでしょうか。
まずは「よろしおすな」の研究から始めてみましょう。