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「忍ぶ」とは?意味と類語!例文と使い方!

「忍ぶ」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。

また「忍ぶ」を使った言葉や、例文を紹介して行きます。

さらに「忍ぶ」の類語や英語を紹介して行きます。

忍ぶ

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「忍ぶ」とは?意味と類語!例文と使い方!>


目次

  • 「忍ぶ」の意味とは?
  • 「忍ぶ」の読み方
  • 「忍ぶ」の言葉の使い方
  • 「忍ぶ」を使った言葉など解釈
  • 「忍ぶ」を使った例文や短文など
  • 「忍ぶ」の類語や言い換え
  • 「忍ぶ」の英語や例文など


「忍ぶ」の意味とは?

「忍ぶ」の意味とは?

「忍ぶ」という言葉を知っているでしょうか。

「忍ぶ」には、「耐えてに我慢する」「人目を避けて我慢する」という意味があります。

「我慢」という言葉には、「苦痛や逆境にもめげず、じっと耐えること」という意味があります。

そのため「忍ぶ」には、苦痛や逆境にめげず、ひそかにじっと耐えることという意味があります。

誰かが心配するくらい苦痛に顔をゆがませて我慢するのではなく、我慢していることを周囲の人が気付かないくらい目立たずに耐える様子を「忍ぶ」と言います。

本当に我慢強い人は、「忍ぶ」ことができる人かもしれません。

このように「忍ぶ」には、「苦痛や逆境にめげず、目立たぬようにじっと耐えること」という意味があります。



「忍ぶ」の読み方

「忍ぶ」の読み方

「忍ぶ」という言葉の読み方を紹介します。

「忍ぶ」「しのぶ」と読みます。

「忍ぶ」「忍」には「忍者」という言葉のイメージが強いため、「にんぶ」などと読み間違えないようにしましょう。

これを機会に「忍ぶ」「しのぶ」と読むようにしましょう。

「忍ぶ」の言葉の使い方

「忍ぶ」の言葉の使い方

「忍ぶ」という言葉の使い方を紹介します。

「忍ぶ」には、苦痛や逆境にめげず、目立たないよう耐えることという意味があります。

自分や誰かが目立たぬよう、何かに耐えている様子を見た時に、「忍ぶ」という言葉を使ってみましょう。

例えば友達がいない人は、孤独にじっと耐えているかもしれません。

「寂しい」と誰にも言えないため、苦痛にひっそりと耐える他ないためです。

このような時の心情を「孤独さを忍ぶ」などと表現します。

このように、誰にも言えず、ひとりで苦痛や逆境に耐える時、またはそのような様子を見た時に、「忍ぶ」という言葉を使ってみましょう。



「忍ぶ」を使った言葉など解釈

「忍ぶ」を使った言葉など解釈

次に「忍ぶ」を使った言葉を解釈して行きます。

「忍ぶ」という言葉を実際に使う時に、知っておきたい言葉たちを紹介します。

  • 「耐え忍ぶ」【たえしのぶ】
  • 「忍ぶ恋」【しのぶこい】
  • 「恥を忍ぶ」【はじをしのぶ】

「耐え忍ぶ」【たえしのぶ】

「耐え忍ぶ」という言い回しがあります。

「耐え忍ぶ」には、「辛いのをじっと我慢する」という意味があります。

例えば、失恋した後は、すぐに気持ちを立て直せないはずです。

このような状況をじっと我慢する時に、「失恋の苦しみを耐え忍ぶ」などと表現します。

「忍ぶ恋」【しのぶこい】

「忍ぶ恋」という言葉は、とても文芸的な言葉と言えるでしょう。

例えば、不倫関係を続けている女性は、自分が付き合っている相手について友達や家族に話せない辛さがあります。

また好きな相手が、自分をいちばんに思ってくれない切なさがあります。

このような苦痛、逆境に耐えながらしている恋のため、「忍ぶ恋」と表現します。

「恥を忍ぶ」【はじをしのぶ】

「恥を忍ぶ」という言い回しも良く使います。

「恥を忍ぶ」には「恥ずかしいと感じる辛さにひっそりと耐える」という意味があります。

例えば、仕事に関する初歩的な方法が分からない時、誰かに聞きにくい状況でしょう。

「そんなことも知らないの」と相手に思われてしまい、恥をかくかもしれないためです。

しかし、聞かなければ仕事ができない場合、恥ずかしい思いにじっと耐えて、質問する必要があります。

このような心情を「恥を忍ぶ」と言います。

「恥を忍んで、質問する」「恥を忍んで、お願いする」など、「恥を忍ぶ」という言葉は、様々な場面で使える言葉です。

「忍ぶ」を使った例文や短文など

「忍ぶ」を使った例文や短文など

「忍ぶ」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「忍ぶ」を使った文章を見て、「忍ぶ」の使い方のコツを覚えましょう。

  • 「忍ぶ」を使った例文1
  • 「忍ぶ」を使った例文2

「忍ぶ」を使った例文1

「恥を『忍んで』、借金のお願いをする」

この例文には、恥ずかしさに耐えて、借金をする時の心情が切り取られています。

誰かに借金のお願いをすることは、とても恥ずかしいことですが、どうしてもお金が必要なこともあるでしょう。

このような時、「恥を忍ぶ」という言い回しを使います。

「忍ぶ」を使った例文2

「もう10年以上、上司との『忍ぶ恋』を続けている」

この例文に登場する女性は、上司と不倫関係にあるのでしょう。

職場の同僚にも、友達にも家族にも、不倫をしていることに関する悩みを相談できずに辛い思いをしているのではないでしょうか。

現在は特にコンプライアンスが厳しいため、「不倫」の事実は、周囲の人に絶対知られてはいけないためです。

そのような「忍ぶ恋」を10年以上続けることは、きっと大変なことでしょう。

「忍ぶ」の類語や言い換え

「忍ぶ」の類語や言い換え

「忍ぶ」の類語や、言い換えられる言葉を紹介して行きます。

「忍ぶ」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「忍耐」【にんたい】
  • 「我慢」【がまん】

「忍耐」【にんたい】

「忍耐」には、「辛さや苦しみを我慢すること」という意味があります。

また「忍耐力」という言葉には、辛さや苦しみに我慢して、継続して努力を続ける力という意味があります。

「我慢」【がまん】

「我慢」には「苦痛や逆境に負けずに、耐え忍ぶ」という意味があります。

例えばお風呂に入っている時に、お湯の熱さに負けずに浸かり続ける時、「我慢して風呂に入り続ける」と言います。

また厳しい部活動の練習に負けず、じっと耐えて努力する時、「我慢して練習を続ける」などと言います。

「忍ぶ」の英語や例文など

「忍ぶ」の英語や例文など

「忍ぶ」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。

「忍ぶ」は英語で“bear”(ベア)になります。

“bear”には「熊」という意味もありますが、「耐える」「忍ぶ」という意味もあります。

また「世を忍ぶ」という言葉を英語にすると、“bury oneself in obscurity”という英語になります。

さらに「忍ぶ恋」という言葉は英語にすると“secret love”になります。

このように「忍ぶ」という言葉は、様々な英語表現ができますので、覚えておきましょう。

icon まとめ

「忍ぶ」という言葉の意味や使い方を見てきました。

「忍ぶ」という言葉は、いかにも日本人らしい心情を表現した言葉と言えるでしょう。

みなさんも何かを「忍ぶ」経験をしたことがこれまであったことに、気付いたかもしれません。