「ご利用は計画的に」とは？なんのＣＭ？

「ご利用は計画的に」とは?何のCM?

「ご利用は計画的に」とは、消費者金融のCMに使われる言葉です。

多くの消費者金融がテレビCMを流していますが、あまりにも理想化されたイメージであり、まだ借りた経験がない人にはどの様なものか理解できないことが多くなります。

いつでもお金が借りられるという気軽さで申し込まない様に、借りた以上返さななくてはならないという意味で、CMの最後に付け加えられている言葉です。

「ご利用は計画的に」の概要

「ご利用」とは融資を受けることで、「計画的に」とは、「収支と支出を考えて現在借りるべき金額を決めて、毎月きちんと返済できる様にして下さい」という意味です。

消費者金融では融資を申し込んだ人が審査に通過すれば、カードでお金を借りることが可能です。

しかし借りる人はいつでも現金が引き出せると思うと気が緩み、まるで自分の預金の様に次から次へと借りては使ってしまうことが多いのです。

その為に返済が追いつかなくなり、また他の消費者金融から借りて利息分を元の消費者金融に返済する、という、いわゆる自転車操業を繰り返すことになります。

その結果債務整理をして自己破産する人も出てきてしまうのです。

消費者金融も商売ですから、その様な人にお金を貸して返済されないということは防ぎたいものです。

そこで申し込む前から注意喚起の意味でCMで「ご利用は計画的に」という言葉を流しているのです。

この表現は特に法令で義務付けられているものではありませんが、自主規制として金融機関全体が行っているものです。

「ご利用は計画的に」英語

“Plan well before using.”

「使う前によく計画しなさい」となります。

「ご利用は計画的に」とは別のキャッチフレーズ

消費者金融では「ご利用は計画的に」の他にもいくつかのキャッチフレーズを流しています。

• 「無理のない返済計画を」【むりのないへんさいけいかくを】
• 「契約内容をよくご確認ください」【けいやくないようをよくごかくにんください】
• 「収入と支出のバランスを大切に」【しゅうにゅうとししゅつのばらんすをたいせつに】

「無理のない返済計画を」【むりのないへんさいけいかくを】

返済できなくならない様に、無理過ぎて借り過ぎない様にしましょうという意味です。

「契約内容をよくご確認ください」【けいやくないようをよくごかくにんください】

こちらは余計なことを言わずに、借りる以上は利息が発生して、返済期限内に返すことも当然ですので、契約内容を理解しておいて下さいという意味です。

「収入と支出のバランスを大切に」【しゅうにゅうとししゅつのばらんすをたいせつに】

収入よりも支出が多すぎると毎月きちんと返済できなくなります。

バランスという言葉を使っていますが、明らかに「支出が多すぎる人は借りないで下さい」という意味です。