2019年の最新「敬老の日」とは?由来は?英語では何と言う?更に子供にも分かりやすく簡単に説明!
日本の年齢にちなんだ祝日には、「こどもの日」、「成人の日」、そして、この「敬老の日」があります。
目次
- 「敬老の日」とは?
- 「敬老の日」の読み方
- 「敬老の日」の由来
- 「敬老の日」が祝日になったのはいつ?
- 「敬老の日」を子供にも分かりやすく簡単に説明
- 「敬老の日」の英語
- 「敬老の日」は何歳からお祝いすべき?
「敬老の日」とは?
この「敬老の日」は、現在では毎年9月の第3月曜日と定められている日本の祝日の1つです。
2019年は9月16日になります。
長年に渡って社会に貢献してきた年長者に敬意を払い、その長寿のお祝いが目的となっている日で、この日には、ある年齢以上の人(いわゆるシニア層)を優遇する施設も多く存在します。
例えば、上野動物園や六義園では、60歳以上の人は毎年「敬老の日」には入場料が無料となっています。
この「敬老の日」が施行する前に、「敬老会」というものが開催されていた時期があり、その対象は55歳以上の人でしたが、現在では、主に60歳以上が上記のような優待の対象とされることが多いです。
「敬老の日」の読み方
「敬老の日」は、「けいろうのひ」と読んでください。
この「敬老の日」となる前は、前身の「老人の日」(ろうじんのひ)という名前でしたが、それが祝日となる際に、現在に名称に改められました。
尚、「老人の日」の時代には、特に祝日ではありませんでしたが、その日からの一週間を「老人週間」と定めていて、前述のような年長者に対する各種の優待が行われる期間とされていました。
「敬老の日」の由来
現在の「敬老の日」の前身は、上記のように「老人の日」です。
9月15日という固定の日付で、1947年に第一回の「敬老会」が開催された日を記念して制定されました。
何故その日になったのかと言えば、当時に多かった農家に配慮して、ちょうど農作物の閑散期だというのと同時に、暑くもなく寒くもない気候の時期だからだと言われています。
その日がやがて「敬老の日」と改められて祝日となりましたが、祝日となった当初H9月15日の固定の日付でした。
現在のように、9月の第3月曜日となったのは、ハッピーマンデー制度(法律)の適用によるもので、2003年からです(2003年はそれがちょうど15日だった為、2004年からと考えることもできます)。
「敬老の日」が祝日になったのはいつ?
前述の「老人の日」が「敬老の日」と改称されたのは、1966年からです。
この改称と同時に祝日となり、2002年までは9月15日の固定の日でしたが、2003年からは先の説明の通り、9月の第3月曜日となって現在に至っています。
9月15日が「老人の日」と決まったのは1964年のことで、それから僅か2年で祝日になったという経緯があります。
「敬老の日」を子供にも分かりやすく簡単に説明
先の説明で挙げましたが、この日は年長者に敬意を払い、その長寿のお祝いの日です。
これを分かりやすく説明するなら、今の日本がこれだけ豊かに発展してきたのは他ならぬ年長者のお陰なので、その長年の労に感謝し、現在の長寿に対して祝う日となりますが、子供には些か難しいかも知れません。
そこで、「一生懸命働いてきたお年寄りに感謝して、長生きをお祝いする日」と表現するのが分かりやすいでしょう。
意味は一緒ですが、表現的にこれなら子供でも理解できると思います。
家にそのような人が同居していれば、日頃の感謝を伝えるようにとも教えるといいでしょう。
「敬老の日」の英語
「敬老の日」は、英語では“Respect for the Aged Day”となりますが、あまり一般的な表現ではなく、英語圏でこの日がどのような日かと紹介する際に、簡単な意味も含めた表記となります。
“respect”(リスペクト)は、カタカナ語としても使われることがある「敬う」という意味のある言葉で、正に祝日自体の説明ですが、それでも英語にするならこの表記を使用してください。
尚、アメリカにも「敬老の日」に相当する「祖父母の日」という祝日があり、その日は“National Grandparents Day”という名称です。
よって、アメリカ人に説明する際には、その日本版だという意味で、“Japanese National Grandparents Day”と使うことが多いです。
「敬老の日」は何歳からお祝いすべき?
「敬老の日」の元となった「敬老会」(年長者を敬う催し)の対象になっていたのは、先の通り55歳以上でした。
しかし、現在の「敬老の日」に各種の優待の対象となっているのは、ほとんどが60歳以上です。
これは、長寿の国となった近年の日本において、55歳ではまだ「高齢者」という年齢ではなくなった為だと考えられます。
厳密な「高齢者」という定義はありませんが、一般には60歳、または65歳とすることが多く、「敬老の日」の優待対象となることも考えて、「60歳」が1つの目安だと考えていいでしょう。
敬老の日は、現在ではハッピーマンデー制度により、土日も含めた(一般には)三連休の一日として、ちょうどいい気候の時期に存在する祝日です。
ちょうど秋の行楽に利用するのもいいですが、この日の意味である年長者に対する敬意も決して忘れないようにしましょう。