「燐寸」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「燐寸」という言葉の意味や読み方を紹介します。
また「燐寸」を使った言葉や例文、さらに「燐寸」の英語や歴史などを紹介して行きます。
目次
- 「燐寸」の意味とは?
- 「燐寸」の読み方
- 「燐寸」を使った言葉や関連事項を解釈
- 「燐寸」使った例文と意味を解釈
- 「燐寸」の漢字の由来
- 「燐寸」の英語(解釈)など
「燐寸」の意味とは?
「燐寸」という言葉を知っているでしょうか。
この言葉を見て、正解をすぐ出せる人は、かなり漢字に詳しい人ではないでしょうか。
「燐寸」には、「赤燐で作られた発火用具」という意味があります。
棒の先に発火する薬剤がついているため、どこかにすって摩擦を起こると、それだけで発火します。
キャンプの時など、火を起こしたい時に、「燐寸」があるととても便利です。
このように「燐寸」には、「赤燐で作られた発火用具」という意味があります。
「燐寸」の読み方
「燐寸」という言葉の読み方を紹介します。
「燐寸」をどう読むか、知らない人はぜひ予想して欲しいと思います。
「燐寸」は「まっち」と読みます。
タバコを吸う人、焚き火などをする習慣がある人にはおなじみの「マッチ」は、「燐寸」と書きます。
知っているだけで薀蓄として他の人に自慢したくなるような、言葉ではないでしょうか。
これを機会に「燐寸」は「まっち」と読むことを覚えておきましょう。
「燐寸」を使った言葉や関連事項を解釈
続いて「燐寸」を使った言葉とその意味、さらに関連事項を解釈して行きます。
「燐寸」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「燐寸棒」【まっちぼう】
- 「燐寸少女」【まっちしょうじょ】
「燐寸棒」【まっちぼう】
「マッチ棒」のことで、タバコを吸う時などに使う火を起こす棒のことをいいます。
「燐寸棒」は「安全マッチ」が一般的です。
「燐寸棒」と、「燐寸」を入れた薬剤を塗られた箱の側面を擦り合わせることで火が付きます。
「燐寸少女」【まっちしょうじょ】
「燐寸少女」は、角川書店「ヤングエース」に掲載されている小田小波氏のマンガです。
火が付いている間に思った妄想が具現化するという物語です。
願望用の燐寸ではなく、妄想用の燐寸という点が、この作品のポイントになっています。
謎の少女リンが主人公の、少し心がざわつく寓話集になっています。
「燐寸」使った例文と意味を解釈
続いて「燐寸」を使った例文を紹介します。
「燐寸」をどのように使うか、そのコツが理解できるかもしれません。
- 「燐寸」使った例文1
- 「燐寸」使った例文2
「燐寸」使った例文1
「タバコを吸う時に、『燐寸』で火をつける時が至福の瞬間だ」
ここ十年で、タバコを吸う人はかなり少なくなりましたが、今でも愛煙家の人たちは、タバコを吸う瞬間を至福のひと時としています。
その準備段階として、ライターではなく、あえて「燐寸」を擦り、火を起こす人も中にはいます。
火薬が燃える独特の匂いが好きという人もいるでしょう。
喫煙所を探し、「燐寸」を取り出す瞬間、心の底からほっとする人もいるかもしれません。
「燐寸」使った例文2
「冬になると聞こえてくる『燐寸』一本火事の元の声」
冬は空気が乾燥しやすいため、火事が起こりやすくなります。
そこで、拍子木を持ち、「燐寸一本火事の元」という掛け声をしながら、街を練り歩く、防火習慣があります。
最近はそれほど聞かなくなりましたが、昭和から平成にかけて、「燐寸一本火事の元」の掛け声が夜に聞こえてくると、「冬が来たな」と思うなど、冬の風物詩のようでした。
この例文のように、「燐寸」と聞くと、この掛け声を思い出す人も少なくないはずです。
「燐寸」の漢字の由来
「燐寸」という言葉は、どのような由来があるでしょうか。
「マッチ」の語源は、ラテン語がもとになっているとされています。
「燐寸」が開発されると、「ロウソクの芯」を意味するラテン語から名前が付けられて、“match”(燐寸)と呼ばれるようになりました。
日本に伝わった“match”は、明治初期に日本でも製造するようになり、一般家庭にも広まっていきます。
初めの頃は、「早付木(はやつけぎ)」という名前で呼ばれていたり、さらには「摺付木(すりつけぎ)」などと呼ばれていた「燐寸」ですが、昭和の中ごろから、「燐寸」という言葉が登場し定着します。
「燐寸」と書いて「マッチ」と読むのが定番化され、「マッチ」というカタカナ語が広く知れ渡るようになりました。
「燐寸」の英語(解釈)など
「燐寸」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「燐寸」は英語にすると“match(まっち)”になります。
「燐寸」を「マッチ」というカタカナ語で覚えている人のほうが多いため、「燐寸」を英語にした時に、“match”と呼ぶのは受け入れやすいのではないでしょうか。
「マッチ」は、そもそも「燐寸」と日本では表記され、英語では“match”と書くことを覚えておきましょう。
「燐寸」という言葉について見てきました。
「燐寸」は、あの火をつける道具「マッチ」のことだと知っているだけで、誰かに自慢できるかもしれません。
キャンプの時、タバコを吸う時など、「燐寸」を使う時に、親しい人に「マッチ」ってどう漢字で書くか知ってる?などと言って自慢してみてはいかがでしょうか。