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「逼塞」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!

「逼塞」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。

また「逼塞」を使った言葉や例文を紹介して行きます。

さらに「逼塞」の類語や言い換え、英語を紹介して行きます。

逼塞

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「逼塞」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!>


目次

  • 「逼塞」の意味とは?
  • 「逼塞」の読み方
  • 「逼塞」の言葉の使い方
  • 「逼塞」を使った言葉と意味を解釈
  • 「逼塞」を使った例文や短文など
  • 「逼塞」の類語や言い換え
  • 「逼塞」の英語など


「逼塞」の意味とは?

「逼塞」の意味とは?

みなさんは「逼塞」という言葉を知っているでしょうか。

みるからに難しい漢字が使われているため、読もうという気持ちすら湧かないかもしれません。

一方で「逼塞」という言葉の意味を知り、「逼塞」という言葉を聞いただけで、誰かの顔が浮かんだ人もいるでしょう。

「逼塞」の意味を紹介します。

  • 「落ちぶれる」【おちぶれる】
  • 「江戸時代の刑罰」【えどじだいのけいばつ】

「落ちぶれる」【おちぶれる】

「逼塞」には、「落ちぶれて、世間から身を隠し離れてひっそりと暮らすこと」という意味があります。

例えば若い頃にアイドルとして活躍した人が、すっかり落ちぶれてしまい故郷に帰って、誰にも会わずにひっそりと暮らすような時、「逼塞」という言葉を使います。

「江戸時代の刑罰」【えどじだいのけいばつ】

「逼塞」にはもうひとつの意味があります。

それは「江戸時代の刑罰のひとつ」で、「家の中に閉じこもり、門を閉ざし、昼間の出入りを許さない」というものです。

この様子をイメージすると、「逼迫」「落ちぶれて、世間から離れてひっそりと暮らす」様子をイメージしやすいかもしれません。



「逼塞」の読み方

「逼塞」の読み方

とても難しい漢字が使われている「逼塞」の読み方を紹介します。

「逼塞」「ひっそく」と読みます。

特に「逼」という文字は、ほとんど見ない、難しい漢字になっています。

これを機会に、「逼塞」「ひっそく」と読むことを覚えておきましょう。

「逼塞」の言葉の使い方

「逼塞」の言葉の使い方

「逼塞」という言葉の使い方を紹介します。

「逼塞」にはふたつの意味がありますが、日常生活やビジネスシーンで使う場合、「落ちぶれて、世間から離れてひっそりと暮らす」という意味で使います。

このような生活を送っている人を見た時、または自分がそのような生活を送っている人は、「逼塞」という言葉を使ってみましょう。

都会暮らしをしていて、田舎に帰ったとしても、地元の人たちと毎日楽しそうに暮らしていたり、定期的に都会に出て活躍しているような場合は、単なる「田舎暮らし」に過ぎません。

「ひっそりと暮らす」というポイントを大切にして、この言葉を使ってみましょう。



「逼塞」を使った言葉と意味を解釈

「逼塞」を使った言葉と意味を解釈

続いて「逼塞」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。

「逼塞」を使った、使い勝手のいい言葉を紹介します。

  • 「郷里に逼塞する」【きょうりにひっそくする】
  • 「逼塞感」【ひっそくかん】

「郷里に逼塞する」【きょうりにひっそくする】

「郷里に逼塞する」という言葉は良く使われています。

「逼塞」をする場所は、やはり勝手が良く分かっていて、両親などの理解者がいる郷里というケースが多いためです。

地方から都会に出てきて働いている人は、いずれ郷里に帰って暮らしたいと思っているかもしれません。

「逼塞感」【ひっそくかん】

「逼塞感」という言葉を使うことがあります。

「逼塞感」には、世間に隠れてひっそりと暮らしているような感じという意味があります。

「逼塞感が漂う」など、本当は「逼塞」しているつもりではないのに、いつの間にか、「逼塞」している感じが出ている時に、この言葉を使います。

例えば一時的に帰郷して、精神的な疲労が抜けたら都会に戻ろうと思っている人がいる時、都会に戻るのを先延ばしにするほど、「逼塞感」が出てしまうのではないでしょうか。

「逼塞」を使った例文や短文など

「逼塞」を使った例文や短文など

「逼塞」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「逼塞」を具体的にどのように使えばいいかが、見えてくるかもしれません。

  • 「逼塞」を使った例文1
  • 「逼塞」を使った例文2

「逼塞」を使った例文1

「もう郷里に『逼塞』して、10年の月日が流れた」

この例文のような生活を送っている人も、中にはいるでしょう。

一時的な帰郷のはずだったのに、いつの間にか長い月日が経っていたという人は少なくないはずです。

最終的に気持ちを切り替えて、都会に戻る、または田舎暮らしを肯定し、積極的に地方で活動するなどしない限りは、「逼塞」生活が長くなりそうです。

「逼塞」を使った例文2

「『逼塞』生活を2年間続けて、心が癒えたため、芸能界に復帰する」 芸能活動のような浮き沈みが激しい世界では、心が病んでしまいがちです。

この例文のように、「逼塞」し、心を癒す必要があるかもしれません。

もちろんそれで終わりというわけではなく、そこから復帰を目指せます。

無理をして、状態をさらに悪くするより、一度仕切り直す選択肢もあるでしょう。

しっかり心身の状態を整えれば、いつでも芸能界に復帰できるはずです。

「逼塞」の類語や言い換え

「逼塞」の類語や言い換え

次に「逼塞」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。

「逼塞」の仲間と呼べるような言葉は、どのような意味でしょうか。

  • 「隠居」【いんきょ】
  • 「リタイア」【りたいあ】

「隠居」【いんきょ】

「隠居」には、「家督を他の物に譲る」ことという意味と、「仕事から離れて静かに暮らす」ことという意味があります。

特に後者の意味で「隠居」を使う人は多く、定年後の生活を聞かれた時、「隠居します」などと答える人はすくなくありません。

江戸時代を舞台にしたドラマなどでは、すでに家督を子供に譲った高齢者が「ご隠居」などと呼ばれます。

「リタイア」【りたいあ】

「リタイア」という言葉には、「仕事を辞めた人」という意味があります。

定年した後に「リタイアして悠々自適の身です」などと言います。

40代や50代で仕事を辞めて悠々自適な生活を送ることを「セミリタイア」などということもあります。

「逼塞」の英語など

「逼塞」の英語など

「逼塞」という言葉を英語にすると、どのような英語になるでしょうか。

「逼塞」は英語で“being blocked”(ビーイングブロックド)になります。

“being blocked”には「逼塞」という意味があります。

また“reduced circumstances”(リデュースサーカムスタンス)にも「縮小した状況」「逼塞」という意味があります。

このように「逼塞」を英語にしたい時は、これらの英語表現を使ってみてはいかがでしょうか。

icon まとめ

「逼塞」という言葉の意味や使い方を見てきました。

「逼塞」には、少し悲しい意味がありますが、人生にはこのような静かな時間が必要な人もいるかもしれません。

あまりに疲れがひどい人、心の状態が思わしくない時は、「逼塞」することを考えてみてはいかがでしょうか。

元気になれば、いつでも元の暮らしに戻れるのではないでしょうか。