「もうないじゃん」とは?元ネタなど徹底解説!
この「もうないじゃん」は、期待が外れた時に使われるスラングの一種だと考えていいでしょう。
目次
- 「もうないじゃん」とは?
- 「もうないじゃん」の語源や由来
- 福井優也選手の選手としての特徴
- 「もう(○○ない)じゃん」のネットスラングでの使い方
- 「もうないじゃん」の英語
「もうないじゃん」とは?
「もうないじゃん」は、「もう次のあてがない」という時に使う言葉です。
主に順番を待っていて、もうその先がない(それ以上待っても結果は変わらない)という場合に、そのような状況だと表す為に使われます。
「もうないじゃん」の語源や由来
この「もうないじゃん」は、2019年現在、楽天に所属している福井優也選手がドラフト会議の際に発した言葉が由来です当時、ドラフト1位の1巡目指名で、同じ早稲田大学の大石投手が6球団、斎藤投手が4球団の競合となり、福井投手は1巡目では指名がありませんでした。
そして、大石投手の抽選に外れた広島が2巡目に「外れ1位」として福井投手を指名しましたが、この2巡目でどこかの球団と競合になるだろうと考えていた本人の思いとは裏腹に、広島以外からはなかなか指名がなく、2巡目指名の最後になって、他のどこからも指名がないことに対して本人が発したのが、この「もうないじゃん」です。
思わす出てしまったと思われるこの言葉から、(本人にとって広島は意中の球団ではなかった)または(思っていたより指名の球団の数が少なかった)と考えられますが、これに対してのコメントは特にしていません。
結局、広島からの指名しかなかったので、その広島に入団しましたが、トレードによって2019年からは楽天のユニフォームを着ています。
福井優也選手の選手としての特徴
福井優也選手は、早稲田大学時代は、先の斎藤投手と共に先発の二枚看板(大石投手はショートと兼務でした)として活躍した投手で、高校卒業時のドラフトでは、巨人から4位で指名を受けた経験があります(入団拒否し、早稲田大学に進学しました)。
広島時代には、1年目で8勝を挙げましたが、その後の7年間で21勝に留まっており、2018年は3回の登板で全て敗戦投手となり、1勝も挙げることができませんでした。
そのオフに楽天へのトレードが成立し、2019年からは楽天の一員となっています。
150キロ超のストレートを主体に、縦のスライダー、カーブ、フォークボールと、縦に動く変化球が持ち味の投手で、問題は年間で暴投が11も記録された(プロ野球記録です)こともあった制球力だと言われています。
「もう(○○ない)じゃん」のネットスラングでの使い方
この「もうないじゃん」は、例えば、くじ引きで前の人が残っていた最後の魅力のある賞を獲得してしまった為、いざ自分の番になっても何も上の賞の期待がなく、この「もう何も残ってないじゃん」などと使うといった具合です。
先の福井投手の発言に引っ掛けて、もう「当たり(と思っているもの)がない」時のスラングとして面白おかしく使っています。
「もうないじゃん」の英語
もうないじゃんは、英語では“no longer left”でいいでしょう。
「もう残りがない」という意味になり、“There is no longer left any prize.”とすると、「賞はもう何も残っていない」となります。
これを意訳して、「もう賞は何も残ってないじゃん」と解釈できます。
もうないじゃんは、先の福井選手を揶揄するような言い方になってしまいますが、何も(希望するものが)残っていないという意味で、ネットで使われているスラング表現となっています。