「スケブ男」とは?「スケブ」の意味やマナー違反について徹底解説!
この「スケブ男」は、「コミケ」に代表される同人誌の即売会において、必ずと言っていいほど現れます。
目次
- 「スケブ男」とは?
- 「スケブ」とは?
- 「スケブ」におけるマナーとは?
- スケブ強要になるケース
「スケブ男」とは?
スケブ男とは、同人作家に対してスケッチブック(もしくは、同様のマジックでイラストが描けるようなもの)を直接手渡し、何か(主にイラスト)描いて欲しいとお願いする人の中で、作家さんに迷惑になるような人のことです。
スケッチブックに何か描いて欲しいとお願いする行為自体は、即売会では決して珍しくなく、作家さんの方でも喜んで受け付けている場合も少なくありません。
しかし、長く行列ができるのが当たり前の有名サークルや(そのようなサークルでは、原則的にお断りしていることが多いです)、最初から断っている作家さんに対して無理矢理お願いしたり、先着何人と決まっている場合に、それに入れなかったのに無理に頼むようなことをすると、この「スケブ男」と呼ばれてしまいます。
「スケブ」とは?
上で書いたように、スケッチブックのことです。
作家さんに何か描いて欲しい時には、これを差し出して、「スケブお願いできますか?」という頼み方が一般的です。
最初から断っている人や、人数制限があることも多いですが、断られてしまった時には、それ以上無理にお願いしてはいけません。
尚、同人イベントでは、何か描いて欲しいと頼まれた際にはスケッチブック以外の場合でも、便宜上「スケブ」と呼んでいます。
作家さん側からは、「スケブを5つ頼まれた」のような使い方となります。
「スケブ」におけるマナーとは?
スケブは、あくまで作家さんの行為によるものなので、断られた場合は素直に諦めましょう。
それ以外にも、以下のような「暗黙のマナー」があります。
- 「差し入れ」
- 「断られた際の暴言」
- 「絨毯爆撃」
「差し入れ」
スケブをお願いして聞いてもらえた場合、一度預けて、後で取りに行くものです。
そして、その際にはジュース1本程度の差し入れを渡すのが(必須という訳ではありませんが)マナーとなっています。
「断られた際の暴言」
嫌な顔をするくらいであればまだいいものの(それでも失礼ですが)、舌打ちや暴言といった行為になると、どう考えてもマナー違反です。
このようなことを度々行っていると、「スケブ男」と呼ばれることになるでしょう。
「絨毯爆撃」
近年ネットで話題になった「スケブ男」は、この「誰彼構わずスケブをお願いする」(加えて、それぞれに描いて欲しいと無理矢理お願いする)という行為によるものでした。
何人にも頼むという行為自体に問題がある訳ではありませんが、片っ端からというのはさすがにマナー違反だと言わざるを得ません。
好きなサークルや作家さんが何人も出店しているイベントだったとしても、常識的に考えて、2、3人くらいまでにしておくものです。
スケブ強要になるケース
スケブは、その人の本(や作品)を購入してくれた人へのサービスの一環です。
それなのに、何も買わずにスケブだけをお願いするような行為は、この「強要」だと呼ばれても仕方ありません。
また、断っているのに「強要」するのも、作家さんに対してとても迷惑なので、このような行為は決して行わないようにしてください。
スケブ男は、サークルや作家さんに対して失礼であり、周りの迷惑にもなります。
大きなイベントになると、必ず何人かは現れるものですが、どの作家さんにもまともに相手にしてもらえなくなるだけです。