「ジュリメール」の意味とは?スラングの元ネタや使い方を紹介!
「ジュリメール」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これはジュリエットメールとも言われており、ロミオメールというものと合わせて使われています。
ここでは「ジュリメール」という言葉について紹介します。
目次
- 「ジュリメール」とは?
- 「ジュリメール」の由来や語源
- 「ジュリメール」のネットでの言葉の使い方や使用例
- 「ロミオメール」とは?
「ジュリメール」とは?
「ジュリメール」というのはウィリアム・シェークスピアによる戯曲、ロミオとジュリエットで用いられているセリフのような愛のメッセージが書かれたメールで、女性が送るメールを指しています。
しかし、インターネット上では悪い意味で使われることも多く、恋愛に依存してしまって未練がましい女性のメールを嘲笑する意味で使われます。
そのため、特にインターネット上でこの「ジュリメール」という表現を見た場合、それはまるでジュリエットが送るような素敵な愛のセリフ、という意味ではなく、未練がましい、しつこい、迷惑などといったニュアンスがあります。
「ジュリメール」の由来や語源
「ジュリメール」はインターネット上で出来上がった言葉です。
インターネットの普及によって人々がメールを送り合うようになり、恋人たちは「君なしでは生きていけない」などといったメールを送るようになりました。
そこからロミオメール、「ジュリメール」、ができあがったと考えられています。
女性から男性に向けた「あなたなしでは生きていけない」と言ったメールが「ジュリメール」と呼ばれます。
「ジュリメール」のネットでの言葉の使い方や使用例
ジュリエットのメールと言えば聞こえは良いですが、実際には悪いことで使われるケースが多いとされます。
ここではそんな「ジュリメール」の使用例を紹介します。
- 「ジュリメール」の使用例1
- 「ジュリメール」の使用例2
「ジュリメール」の使用例1
「こんなにも好きになるとは思わなかった」
これはインターネット上でも有名な「ジュリメール」の1つです。
一見普通の素敵なラブレターに見えますが、実はこれは男性と女性が別れてから20年後、すでに結婚して子供がいるジュリエットが昔付き合っていた彼に送ったものだと考えられています。
彼女が彼氏に送るのであれば問題ありませんが、このような誤解を招く可能性が高いメールを男性に送れば、男性も困惑してしまいます。
このようなものを「ジュリメール」と呼びます。
「ジュリメール」の使用例2
「私にはあなたしかいないの」
これも普通のラブレターに見えますが、この背景にはこの女性は今まで浮気などを繰り返し、様々な男性を泣かせてきたと考えられています。
ブロックされても何とかしてその男性と連絡を取り、着信拒否をされても一生懸命連絡を取り、そのような未練がましい状態を指して、この1文が「ジュリメール」だと言われるようになりました。
今まで浮気をしてきた女性が「私にはあなたしかいないの」と発言しても、説得力はありませんね。
「ロミオメール」とは?
それに対し、ロミオメールというのは男性が女性に送るメールですが、ジュリエットと同様に独りよがりであり、嫌がられるメールを指します。
例えば、女性からは「別れ話を切り出した瞬間にロミオメールが増えた」などといった使われ方があります。
「僕には君しかいない」「本当は僕のことが好きなんだろう?」などといった内容がロミオメールになります。
ジュリエットメールから「ジュリメール」、そしてロミオメール等と聞くと、なんだか美しい愛を囁いているメールのような感じがしますよね。
しかし、実はそのような褒め言葉ではありません。
これらは今風にいうイタイ内容のメールを指しているのです。