「いやどす」とは?京都の方言?徹底解説!
この「いやどす」は、京都地方の方言なのと共に、ネット用語としても使われている言葉です。
目次
- 「いやどす」とは?
- 「いやどす」の元ネタ
- 「いやどす」の使い方
- 「いやどす」を実際の京都の人が言うと
「いやどす」とは?
「いやどす」をネット用語として使っているのは、主に2ちゃんねる内です。
この掲示板で「断る」という表現は、独特のAAと共に「お断りします」と使っていましたが、現在では、この「いやどす」がそれに変わる表現として使われるようになりました。
この場合にもAAと一緒に使われることが多く、着物を着た「モナー」のAAとなっています。
「お断りします」の時は、言わばふざけた様子のモナーだったのに対して、言葉に合わせて(京都の方言なので)このようなAAが使われていると考えていいでしょう。
「いやどす」の元ネタ
いやどすは、元々京都で使われている方言ですが、それがいつから2ちゃんねるで上記のように「お断りします」の代わりに使われるようになったのかと言えば、2017年頃からよく見掛けるようになりましたが、正確には定かではありません。
この方言として使われる場合にも、意味は「お断りします」と同様だと考えていいでしょう。
「いやどす」の使い方
ネット用語としての「いやどす」は、「誰がそんなこと」、「やだよ」のようなニュアンスで使う言葉です。
先に挙げたようなAAと共に使われることがほとんどなので、各種のソーシャルサイトには向いておらず(AAがうまく表現できません)、ほとんど2ちゃんねる内でしか見掛けません。
言葉だけで「いやどす」と使っても構いませんが、それだと京都の方言の方で使っているのだと思われてしまうかも知れません(意味はほとんど変わりませんが、AAが付いた独特のニュアンスが出ません)。
「いやどす」を実際の京都の人が言うと
「いやどす」は京都地方の方言に間違いありませんが、実際にはそこまで使われている言葉でもありません。
「嫌だ」という意味を表現する言葉で、京都で多く使われているのは以下の2つです。
- 「いやや」
- 「やめよし」
「いやや」
標準語の「嫌だよ」と同等の表現だと考えていいでしょう。
子供から大人まで、普通に使っている表現で、京都で一番聞く「嫌だ」という意味の方言はこれでしょう。
「やめよし」
この「やめよし」は、標準語で言うと「やめなさい」に相当します。
嫌なことを言われたり、された時に「嫌だ」という意味で使う場合や、子供への注意に使う場合など、使い方は色々です。
主に大人が使う表現で、この点も標準語の「やめなさい」と一緒だと考えてください。
「いやどす」は、京都で使われている方言なのは間違いありませんが、ドラマなどで「京都」だということを強調する為によく使われるほど、実際には使われていない言葉です。
ネット用語としては、2ちゃんねる内でのみ使われると考えていいでしょう。