「これは大変なことやと思うよ」とは?意味と例文など徹底解説!
「これは大変なことやと思うよ」というのはあくまで軽く、それでいて問題意識の高い言葉です。
使い方と元ネタは何であるのかについて紹介します。
目次
- 「これは大変なことやと思うよ」の意味とは?
- 「これは大変なことやと思うよ」の元ネタ
- 「これは大変なことやと思うよ」に関連する名言
- 「これは大変なことやと思うよ」のネットでの使い方
「これは大変なことやと思うよ」の意味とは?
「これは大変なことやと思うよ」の意味は、「若い人や経験が浅くルールを理解していない人が大失敗をした時に言うこと」です。
世の中にはマニュアルとしてしっかりと決まっているだけではなく、暗黙の了解というルールがあります。
それは相手に対する礼儀だったり、日本人に根付いた武士道の精神によるものです。
ところが若い人や経験不足の人は知識があってもその場で臨機応変に対応できず、マニュアル通りに行動してしまうこともあります。
「普通やらないでしょ」と思う様なことを相手側の未熟な人がしてしまい恥をかかされた時に、相手に対して抗議をする意味で使う言葉です。
「これは大変なことやと思うよ」の元ネタ
「これは大変なことやと思うよ」は、野球の試合で発せられた監督のコメントに由来しています。
プロ野球で阪神Xオリックス戦が行われ、阪神が5点リードをする中、攻撃の時に新人の選手が盗塁をしました。
プロ野球では得点差が開いている時にはリードしている側は盗塁をしないというのは暗黙のルールなのですが、その新人選手は知ってか知らずしてか走ってしまったのです。
試合終了後に当時のオリックスの監督である岡団監督が「これは大変なことやと思うよ」とコメントしたのが始まりです。
「これは大変なことやと思うよ」に関連する名言
「これは大変なことやと思うよ」に関連して以下の様な名言もあります。
- 「これは教育やろなあ」【これはきょういくやろなあ】
- 「やってしまいましたなあ」【やってしまいましたなあ】
「これは教育やろなあ」【これはきょういくやろなあ】
「若い人や未熟な人が失敗するのは本人だけではなく上層部の責任も大きい」という意味です。
「これは大変なことやと思うよ」に続いて岡田監督は以下の様にコメントしています。
「これは教育やろうなあ」と、抗議の言葉を続けているのです。
野球はお客様を楽しませることを第一に考えているので、得点差が大きい時には姑息なことをせずに正々堂々とプレイをすることが求められます。
それを破ったことは本人のみならず指導している立場の人達の責任であるという意味で使われます。
「やってしまいましたなあ」【やってしまいましたなあ】
「本来やってはならないことをやった相手に対して抗議する言葉」です。
こちらも上記の岡田監督のコメントに由来していて、「やってしまいましたなあ。こっちは負けを認めてるのに。大変なことをやってしまいました。明日も試合あるのになあ」と続けられています。
この一連のぼやきはネット上で有名になり、ネタとして使われています。
「これは大変なことやと思うよ」のネットでの使い方
「これは大変なことやと思うよ」は、ネットで誰かが書き込んだ時のコメントとして使います。
誰かが何か失敗をして被害をこうりイラッとした、何も知らない相手に迷惑をかけられたという書き込みに対してさらりと明るく共感する言葉になっています。
「これは大変なことやと思うよ」は「相手のマナー違反」に対して抗議する言葉です。
ネットで誰かがマナー違反をつぶやいたときなどにコメントとして使いましょう。