「角度とか」とは?元ネタ?使い方やドムについても解説
この「角度とか」は、ある2ちゃんねるへの書き込みがきっかけで流行ることになったネットスラングの一つです。
目次
- 「角度とか」の意味とは?
- 「角度とか」の元ネタ
- 「ドム」とは?
- 「角度とか」のネタとしての使い方
「角度とか」の意味とは?
角度とかは、何かの説明の最後のオチとして使うスラングです。
ただし、これを付けることで、それまでの説明に信憑性がなくなってしまうので、あまり真面目な説明ではない場合に使うものです。
説明自体はまともな内容でも、そんなことも知らないのかと説明するような場合のオチにするのが一般的です。
例えば、「ハイブリッド車はそれくらいのことは計算されて造られている。角度とか」といったような使い方がいいでしょう。
その前の内容が充電の仕組みなど、ハイブリッド車を少し知っていれば分かるようなそれほど詳しいものではないと、尚いい使い方になります。
つまり、説明する相手を多少なりとも馬鹿にしたニュアンスになる(遭えてそう表現したいと思って使う)言葉なので、使い所には注意が必要です。
「角度とか」の元ネタ
この言葉の元ネタは、ガンダムシリーズに登場するモビルスーツ(ロボット)についての2ちゃんねるの中での会話です。
あくまで空想の存在ながら、あのような仕組みでは問題がないかといった質問に対し、誰かが以下のように発言しました。
未来のロボットがそんな間抜けな設計のわけねえだろ。
ちゃんと計算されてる。
角度とか。
その会話で語られていた内容や設計に「角度」は全く関係なく、つい勢いで付けてしまったものと思われますが、これが面白かったことから、ネットスラングとして使われるようになりました。
「ドム」とは?
その元ネタで語られたいたモビルスーツが、この「ドム」です。
ドムとは、ガンダムが所属する地球連邦軍とは敵対するジオン軍の主力モビルスーツの一つです。
比較的重量級で、装備しているバズーカ砲での遠距離攻撃だけでなく、接近戦でも強いことから、プラモデルやフィギュアでも人気となっています。
このドムにも「シャア専用」モデルが存在し、お馴染みのピンク色なのが特徴です。
また、息の合った3人によるドムの連隊の「黒い三連星」は、地球連邦軍をかなり苦しめました。
「角度とか」のネタとしての使い方
角度とかは、説明の最後に付けるのが普通の使い方ですが、単なる会話の最後に付けてネタとして使うこともできます。
ただし、文脈としておかしくないことが条件になると考えてください。
例としては、「明日になってからでいいだろ。角度とか」
などといった形で、「角度」は話には何も関係ないものの、自然な流れで付け加えることに成功しています。
このような使い方がネタとしては好まれると考えていいでしょう。
元ネタの「角度とか」の「角度」が一体どこから出てきたのか知りませんが、インパクトがあった為にスラングとして定着することになりました。
同様に、ある発言が元でネットスラングになった言葉のほとんどは、元ネタの本人からすると、そんなことになるとは夢にも思っていなかったことでしょう。