「アイエエエ」とは?元ネタ、使い方などを詳しく解説!
この「アイエエエ」は、突然の驚きを表現する為に使われるスラングです。
では、何故この言葉がそのように使うようになったのかを詳しく見ていきます。
目次
- 「アイエエエ」の意味とは?
- 「アイエエエ」の元ネタ
- 小説「ニンジャスレイヤー」とは?
- 「アイエエエ」の派生
- ネタとしての使い方
「アイエエエ」の意味とは?
アイエエエとは、何が起こったのかと思ってしまうような一瞬の出来事に対して、その驚きを表現する為に使います。
驚きを表現する意味と、「何で?」という疑問の意味の両方に使える表現だと考えていいでしょう。
特に驚いたと強調したい時には、「アイエエエ!!」と感嘆符を伴って使うことが多く、疑問の方で使う場合は「アイエエエ??」と疑問符と共にすると分かりやすいです。
この他にも派生表現がありますが、それについては後述します。
「アイエエエ」の元ネタ
この「アイエエエ」の元ネタは、ブラッドレー・ボンド氏とフィリップ・ニンジャ・モーゼズ氏による共著の「ニンジャスレイヤー」という小説です。
この小説の中で、「ニンジャ」の突然の登場に驚いた一般市民が思わず発したセリフが、この「アイエエエ」です。
正確には、以下のようなセリフでした。
「アイエエエ!?」
「ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」
ニンジャ(忍者)という存在自体は海外でも有名なので、それがどのような格好をしているかは分かっていたようですが、それが正に目の前に現れた為に、パニックになってこのように口走ってしまったのだと推測されます。
小説「ニンジャスレイヤー」とは?
ニンジャスレイヤーは、先の両氏による活劇小説で、日本語に訳した小説としても出版されています。
また、これを原作としたアニメもかつてネットで放送され、とても好評でした。
外国人から見た日本の「ニンジャ」(忍者)を主題とした小説の為、本来の忍者はそんなことはないという表現も多々含まれていますが、日本人からすると、そこがこの小説の面白さだと言っていいでしょう。
「アイエエエ」は日本語に訳された小説に登場した表現で、突然「ニンジャ」が現れたという驚きと疑問を同時にうまく表現している言葉となっています。
「アイエエエ」の派生
「アイエエエ」から派生した表現がいくつかあり、何か分からない時に「アイエ?」と疑問系で聞く使い方や、「アイエー!」と驚きの表現に使われているのもよく見掛けます。
どちらも元が「アイエエエ」なことから、まずはその言葉を知らないと意味が分からないかも知れません。
尚、原作の小説では、このセリフは“AIEEEEE”となっていました。
それをほぼそのまま訳した為に面白い表現だと思われて、スラングにまでなってしまいましたが、この表現自体はアメリカの漫画や小説ではよく使われるもので、普通は「キャー!!」や「ギャー!!」などと意訳(日本語として適した表現に訳すことです)されます。
ネタとしての使い方
この「アイエエエ」は、ネタとして、何か疑問に思った時に「アイエー?」と言ってみたり、「アイエ級の驚きだ」などと使われます。
元ネタが分からない人は通じないのが残念ですが、ネット上ではこれらのような使い方を見ることも多いです。
「アイエエエ」は、元の英語小説で使われていた表現を意訳せず、無理にそのまま表現してしまった為に誕生した言葉です。
スラングの生まれ方には色々ありますが、このパターンはそうあるものでもありません。