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「文言」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!

言葉の表現には様々な言い方が存在しており、総括して「文言」という言葉で表現されることがあります。

しかし聞く機会の多い「文言」という言葉を正しく理解していない人は多く、誤って使っている人もたくさんいます。

「文言」とはどのような言葉か、紹介してきます。

文言

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「文言」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!>


目次

  • 「文言」の意味とは?
  • 「文言」の読み方
  • 「文言」と「文章」の違い
  • 「文言」使った言葉や意味を解釈
  • 「文言」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「文言」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
  • 「文言」の英語(解釈)など


「文言」の意味とは?

「文言」の意味とは?

「文言」という言葉は文章における言葉の言い回しのことを意味しています。

言葉には様々な表現があるため、同じ言葉を異なる言葉で表すこともあります。

その多彩な表現を「文言」としています。

また何にでも適応はせず、基本的に「文言」はあくまで単語単体において適応しています。

そして大本となる言葉は一つとされています。

そのため一つの単語に対しての言い回しを「文言」としています。

そして日常・ビジネスシーンでも用いられる事が多いです。

そのため意味の幅も広がっており、時には複数の単語を組み合わせたものに対しても適応する場合もあります。



「文言」の読み方

「文言」の読み方

「文言」という言葉は一般的に「もんごん」と読み、言い回しを意味しています。

しかし同じ意味でも「ぶんけん」と読む場合もあります。

この違いとして、「もんごん」は日本語における音読みとされており、漢音(唐の時代に中国の漢民族の言葉が日本に入って生まれた)とされています。

それに対し「ぶんげん」は呉音(古くから日本に馴染みのある言葉)での読み方となっており、古くから存在しています。

呉音での「ぶんげん」が時代の流れにより漢音として読まれていく中で一般的に認知されていった結果、「もんごん」という言葉が常用的な読み方になりました。

「文言」と「文章」の違い

「文言」と「文章」の違い

「文言」「文章」は基本的な意味は同じであり、言葉における表現やその言い回しとされています。

しかし「文言」では単語単体に対し「文章」では複数の文が合わさったときの表現や言い回しとされています。

また文の数に規定はありませんが、2文以上が条件とされており、1文では文章とはなりません。

そのため「文言」「文章」の違いとしては表現や言い回しにおいて適応する分の数の違いとされています。



「文言」使った言葉や意味を解釈

「文言」使った言葉や意味を解釈

「文言」という言葉は使うことも聞くことも多い言葉です。

また単語単体で用いることは少なく、多くはそれに続く言葉と合わせて用いられます。

実際にどのような言葉が続くか、例を紹介していきます。

  • 「文言に入れる」
  • 「文言がある」

「文言に入れる」

ここでの「入れる」とはその意味合いを含むという解釈とされており、その含める先は「文言」となります。

そのため表現・言い回しをする際に特定の意味合い・ニュアンスを含めることとされています。

「文言がある」

「文言がある」という言葉の意味として、表現や言い回しが存在するということを表しています。

そのため特定の単語に対して「別の言い方」の存在を説明しています。

「文言」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「文言」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「文言」という言葉は日常会話以外にも、ビジネスシーンでも用いられており常用語としても認識されています。

誤った使い方をしてミス・恥をかかないためにもどのような使い方をするのか、例を紹介していきます。

  • 「文言」を使った例文1
  • 「文言」を使った例文2

「文言」を使った例文1

「結婚式の招待状を作っているが、どのような文言が良いか分からない」

ここでは結婚式における招待状に記載する言葉に対して用いられています。

「文言」とあることから2文以下・短い言葉での表現とされており、どのような表現・言い回しで招待状を作ればよいか悩んでいる状況となります。

「文言」を使った例文2

「会議にて『今までのキャッチコピーは私たちが言った文言に沿って作るだけのものだった。

でもこれからは自分たちで文言を考え、私たちに発信してほしい』と伝えた」


ここでは会議の中でのキャッチコピーに対して用いられています。

過去のキャッチコピーはあらかじめ提示・用意された「文言」に沿って作っていました。

これからは対照的に自分たちで考えたうえでキャッチコピーとなる「文言」を提示するようにと伝えています。

「文言」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「文言」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え

「文言」という言葉はたくさんの場面で用いられており、様々な類語や言いかえの言葉も存在しています。

ビジネスシーンでも用いられていることからそれぞれの正しい意味・使い方の理解が求められます。

実際にどのようなものがあるか例を紹介していきます。

  • 「物言い」【ものいい】
  • 「弁舌」【べんぜつ】
  • 「口説く」【くどく】

「物言い」【ものいい】

「物言い」には物事に対する言い方・言葉遣い・表現の仕方といった意味を持ちます。

また「物言い」には丁寧さの意味合いも含まれています。

そのため「文言」と同じニュアンスを含みつつ、その言葉には適切さ・丁寧さも含まれるものとされます。

「弁舌」【べんぜつ】

「弁舌」には話す様子・話しぶりという意味もありますが、他にも対象となる事象に対しての言い方を表す意味も備えています。

言い方に関しても、同じ意味の異なる表現を意味することから類語とされています。

「口説く」【くどく】

「口説く」という言葉の意味として、本来は相手を納得・説得させようとする意味を持ちます。

しかしその過程の中で同じ対象について表現を変えて様々な言い方にして話す場合もあります。

その場合に「文言」同様に言い回しを変えることとなるため、類語とされています。

「文言」の英語(解釈)など

「文言」の英語(解釈)など

「文言」という言葉は日本語に限らず、英語でも訳されて用いられています。

意味の解釈から様々な英訳も存在しますが、認知度・利用率が高い表現として実際にどのような単語に訳されるか、紹介します。

  • “reword”

“reword”

“reword”における“word”はそのまま言葉・単語・語句といった意味を持ちます。

それに“re”が合わさることで「もう一度」「再び」といった意味合いが含まれます。

その結果、「言葉・単語・語句を置き換える」といった解釈となり、「文言」の英訳とされています。

icon まとめ

「文言」という単語は言葉を言い換える・別の表現で話す際に適応する言葉です。

自分で使うこともあれば耳にすることもあり、使用される頻度・場面も非常に多いです。

ビジネスシーンでも用いられる常用語のため、誤って理解・使用してしまうと誤解やトラブル・信用にも関わりかねません。

それを避ける上でも正しく理解し、類語や言いかえの表現と区別したうえで用いることが求められます。