「溌剌」とは?意味と使い方!例文!類語や英語と敬語を紹介!語源も解説
「溌剌」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
子供に対して使われることも多い表現ですね。
それならば、「溌剌」という言葉はどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは「溌剌」という表現について詳しく紹介します。
目次
- 「溌剌」の意味とは?
- 「溌剌」の読み方
- 「溌剌」の言葉の使い方
- 「溌剌」を使った言葉と意味を解釈
- 「溌剌」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
- 「溌剌」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
- 「溌剌」の語源
- 「溌剌」の英語(解釈)・例文など
「溌剌」の意味とは?
「溌剌」という言葉は生気が溢れて明るく元気な様子、という意味を持ちます。
キビキビしていて元気が良い、生きいきとしている、活気に溢れている、威勢が良い、などというときに使われます。
子供は常に元気があり、明るく楽しそうに遊びますよね。
子供に対してこの表現が使われます。
また、後ほど述べますが「元気溌剌」などという表現が用いられることも多いでしょう。
「溌剌」の読み方
「溌剌」という表現を見たとき、読み方がわからないと悩んだ人もいるのではないでしょうか。
これは「はつらつ」と読みます。
一般的にはひらがなで描かれることも多く、溌溂、?刺、などと様々な表記があります。
しかし、いずれも漢字はあまり使われません。
「溌剌」の言葉の使い方
「溌剌」という表現は元気が良い人に対して使われることが多く、例えば栄養価が高い食品や介護用の食品などを売り出す会社がはつらつという表現を使うこともたくさんあります。
例えば、「元気溌剌でいるために、しっかりとした栄養素を摂取しましょう」などという表現がなされる場合もあります。
健康はとても大切ですよね。
そのためにはしっかりとした栄養を取り、質の高い運動をして質の高い睡眠を取る、ということが重要です。
また、子供用の学習の本などに「溌剌」という表現が用いられることもたくさんあります。
「溌剌」とした成長、などという表現も保護者にとっては魅力があるのではないでしょうか。
「溌剌」を使った言葉と意味を解釈
ここでは「溌剌」とした表現を使った言い回しを紹介します。
- 「元気溌剌」の意味
- 「溌剌颯爽」の意味
- 「溌剌とした」の意味
「元気溌剌」の意味
「元気溌剌」、というのは非常に元気がある様子、元気満タン、という意味を指します。
誰であれそれなりに元気があるものですが、勉強や仕事で疲れていると元気いっぱい、とはなかなか言い難い時がありますよね。
そのため、ドリンク剤などのコマーシャルは「これを飲むことで元気ハツラツに!」などといった表現を使うことがあります。
「溌剌颯爽」の意味
「溌剌颯爽」、という表現は姿や態度、行動をキリッとさせ、颯爽として生きいきと生活する、という意味になります。
何かをするときには自信を持ち、前向きに物事を考える力が大切です。
元気でキビキビしている、これは「溌剌」という言葉と颯爽という言葉を合わせて出来上がった表現であり、四字熟語というわけではありません。
大日本帝国陸軍の諜報員を務め、実業家、思想家として知られている中村天風氏が作った表現だと考えられています。
彼は1876年生まれ、1968年に亡くなりました。
「溌剌とした」の意味
「溌剌とした」、という表現は人の性質が活気に溢れている、威勢が良い、生命力が感じられる、などといった意味を持ちます。
例えば職場などでは常に「溌剌とした」新入社員は上司からも人気があるのではないでしょうか。
何かあってもすぐに落ち込むことなく、前向きに生きいきと努力をしている人は誰が見ても魅力的ですね。
「溌剌」を使った例文や短文・言い換えなど(意味を解釈)
ここでは「溌剌」という表現を使った例文を紹介します。
- 「溌剌」の例文1
- 「溌剌」の例文2
「溌剌」の例文1
「うちのクラスの子供たちはみんな溌剌としていて、疲れる位だよ」
保育園や幼稚園、小学校の先生などは、子供たちが元気でいる様子をほほえましく見ながら、疲れる、と感じることもあるのではないでしょうか。
特に保育園や幼稚園等は子供から目を話すわけにはいきませんので、子供たちが遊んでいる時も休憩できるわけではありません。
むしろ、子供たちが「溌剌」と遊んでいる姿はかわいいものですが、怪我をしないように、誰かが泣いたりしないように、しっかりと注意しておかなければいけないのです。
とは言え、「溌剌」とした子供たちはかわいいですよね。
「溌剌」の例文2
「今年の新入社員たちは溌剌としていて、雰囲気がいいね」
新入社員たちの雰囲気が良いと、会社の柿も高まるのではないでしょうか。
新しく入ってくる若手の人たちが暗い雰囲気を醸し出していると、どうしても職場が暗くなってしまうかもしれません。
しかし、新入社員たちがはっきりと挨拶をし、仕事を学んでいけたら、それは会社にも必ず良い流れをもたらします。
また、上司たちも「溌剌」とした態度を取りたいものです。
「溌剌」の類語や言い換え(シソーラス)言い換え
ここでは類義語をいくつか紹介します。
- 「威勢が良い」【いせいがよい】
- 「活気に溢れている」【かっきにあふれている】
- 「はっきりした」【はっきりした】
「威勢が良い」【いせいがよい】
威勢が良い、という表現は活力や姿勢が感じられる様子を指しています。
生きいきとしている、精力的な、エネルギッシュな、などという意味で使われます。
「活気に溢れている」【かっきにあふれている】
活気に溢れている、という表現は多くの人がいて賑わいを感じる、などという意味もありますが、成長して栄える、繁栄している、などという意味合いもあります。
例えば商店街などが活気に溢れていると言えば、お客さんたちがたくさん集まっていて賑わっている、という意味になりますね。
勢いがある、活発である、などという意味でも使われますし、意欲に満ちている、血気盛んな店という意味でも使われます。
「はっきりした」【はっきりした】
はっきりした、というのは装飾品がない状態、端的な状態、という意味を持ちます。
物事を遠回しにいうのではなく、例えばお礼をいうときにははっきりとお礼が言える、謝罪するときにははっきりと謝罪できる、などという様子を指します。
「溌剌」の語源
「溌剌」とした表現は、もともと魚が元気よく飛び跳ねている様子を指していました。
そのため、元気が良い、撥ねる、などという言葉が使われています。
ピチピチとした勢いのある魚が「溌剌」という言葉の語源になっています。
「溌剌」の英語(解釈)・例文など
「溌剌」という言葉を使った英語の例文を紹介します。
- 「溌剌」の英文例1
- 「溌剌」の英文例2
「溌剌」の英文例1
“He looks very energetic.”
これは「彼はとても溌剌として見える」という意味になります。
職場などで「溌剌」としている人を見ると、誰もが「頑張ろう」と思えるのではないでしょうか。
また、「溌剌」つらつとした人たちは信頼できそうに見えますから、仕事ができそうに見えます。
そのような見た目からステップアップをしていくことも可能です。
「溌剌」とした人物になりたいですね。
「溌剌」の英文例2
“She's alive with hope.”
これは「彼女は希望で溌剌としている」という意味になります。
誰でも希望を持ったり、絶望したりということがありますよね。
希望があるときには誰でも「溌剌」としているものです。
また、どんなときにも希望を失わず、前向きに頑張ろうと努力ができる人は周りからも信頼されます。
「溌剌」という表現は漢字で書かれることがあまりありませんから、なかなか読めないという人もいるかもしれません。
ひらがなでも良いですから、言葉の意味をしっかりと理解しておきましょう。