「受け取る」の意味とは・「受け取る」の使える英語・「受け取る」のビジネス敬語や謙遜語
「受け取る」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
誰かから何かをもらった、受け取った、という経験は誰にでもあるはずです。
それならば「受け取る」という表現はどのような意味を持つのでしょうか。
ここでは「受け取る」という言葉について紹介します。
目次
- 「受け取る」の意味とは?
- 「受け取る」の読み方
- 「受け取る」の英語(解釈)
- 「受け取る」の対義語
- 「受け取る」の言葉の使い方
- 「受け取る」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「受け取る」の類語や類義表現(シソーラス)
- 「受け取る」のビジネス敬語や謙遜語
「受け取る」の意味とは?
「受け取る」という言葉には主に2つの意味があります。
ここではその2つを紹介します。
- 自分のものにする
- 解釈する
自分のものにする
「受け取る」という言葉は渡されたものを自分の手にする、渡された金品等を自分のものにする、という意味があります。
つまり、誰かから渡されたものをもらう、という意味になります。
誰が「受け取る」のかによって、そして誰が渡すのかによって表現が変わる場合もありますので、立場に気をつける必要があります。
解釈する
「受け取る」という言葉には解釈する、納得する、という意味合いも持ち合わせています。
例えば、「いつも頑固な父親が何も言わなかったから、賛成してくれているのだと受け取った」などという言い回しが可能です。
「受け取る」の読み方
「受け取る」という言葉は「うけとる」と読みます。
受けとる、受取る、などと表記されることもありますが、読み方は変わりません。
「受け取る」の英語(解釈)
「受け取る」というのは“receive”と表現できます。
例えば、「小包を受け取る」のであれば“I received the package”と表現できます。
また、「お金を受け取る」のであれば“we received money from mother”と表現できます。
英語の場合は敬語がありませんが、日本語の場合は敬語がありますので、目上の人から何かを「受け取る」場合や、目下の人から何かを「受け取る」場合などは表現が異なります。
英語の場合はそのような心配がいりません。
- 「手紙を受け取る」の英語
- 「お金を受け取る」の英語
- 「商品を受け取る」の英語
「手紙を受け取る」の英語
「手紙を受け取る」、という表現であれば“I received letter”と表現できますし、“the letter arrived”とも表現できます。
ちなみに、国際郵便等は届くのに時間がかかりますので気をつけましょう。
日本の郵便制度は世界一とも言われており、海外では郵便物がなくなるということは珍しくありません。
また、郵便物に含められない物などもありますので、郵送する前には郵便局で聞いてみると良いでしょう。
「お金を受け取る」の英語
「お金を受け取る」という表現は“we received money from father”などの表現ができます。
能動態で表現するならば“father gave us money”でも良いでしょう。
お年玉や入学や卒業等のお祝いとして、親戚からお金をもらうこともあるかもしれませんね。
「商品を受け取る」の英語
商品を「受け取る」というのは、お店で経験するかもしれません。
店員さんに商品を持ってきてもらえるようにお願いし、「受け取る」ということもありますし、取り置きしておいてもらったものを「受け取る」こともあるでしょう。
そのような場合は“receive“だけではなく、“pick up”といった使い方ができます。
“I went to the store to pick up the products”と表現できます。
「受け取る」の対義語
「受け取る」という表現の対義語は差し出す、になります。
授ける、などという言葉ではなく、差し出す、という表現になると覚えておきましょう。
差し出すというのは前のほうに出す、という意味合いもありますが、提出する、発送する、派遣する、などといった意味合いを持ちます。
例えば手を差し出す、書類を差し出す、手紙を差し出す、代理人を差し出す、などと使えます。
「受け取る」の言葉の使い方
「受け取る」という表現は基本的に何にでも使えます。
手紙を「受け取る」、食材を「受け取る」、プレゼントを「受け取る」、などと使えますし、例えば「全員が挙手をしたから、全員が賛成してくれているものだと受け取った」などと「解釈する」という意味で使うこともできます。
日常的に「受け取る」という言葉を使う人も多いのではないでしょうか。
「受け取る」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは例文をいくつか紹介します。
- 「受け取る」を使った例文1
- 「受け取る」を使った例文2
「受け取る」を使った例文1
「アメリカに住んでいるホストマザーから手紙を受け取った」
最近はインターネットが普及したことにより、メールやSNSでやりとりをするという人も多いのではないでしょうか。
ホストファミリーともインターネットでやりとりをし、関係を維持できるということに喜びを感じる人もいるでしょう。
しかし、そのような時代では手で書かれた手紙というものも非常に大切です。
手紙には気持ちがこもっています。
そのようなものが届いたら誰でも嬉しく感じるのではないでしょうか。
海外の場合は切手なども日本と違いますし、海を渡ってやってきたということにロマンを感じる人もいるかもしれませんね。
「受け取る」を使った例文2
「母から余計な仕送りを受け取り、困惑した」
一人暮らしなどを始めると、親からどんどん仕送りが来る、ということもあるのではないでしょうか。
しかし、その一方で使い切れないような食べ物が送られてくる、いらないと言っているにもかかわらず大金が送られてくる、などということがあれば、逆に親の生活が心配になってしまうかもしれません。
子供としては親に心配をかけないように生活したいものですし、親はそんな子供をいつまでも気にかけるものです。
お互いが満足できるような、そしてお互いが幸せを感じられるようなやりとりを心がけたいですね。
「受け取る」の類語や類義表現(シソーラス)
ここでは類義語を紹介します。
- 領収【りょうしゅう】
- 解釈【かいしゃく】
領収【りょうしゅう】
領収とは、支払われた金銭を「受け取る」ということになります。
お店のレジではこの行為が繰り返されていますね。
代金を領収し、お客さんに商品を渡すということになります。
そしてお店はお客さんに領収書を渡すのです。
解釈【かいしゃく】
解釈という言葉は文書や物事の意味を、受け手の側から理解するという意味を指します。
例えば文章を読んでも、全ての人はそれなりに違う感想を持つものです。
行間を読み、文章や言葉の意味、内容を解きほぐして明らかにすること、さらにその説明を解釈という場合もあります。
「受け取る」のビジネス敬語や謙遜語
もしも目上の人から何かをいただいた場合、それは「受け取る」という言葉ではなく、敬語でまとめなければいけません。
「受け取る」という表現をビジネス敬語や謙遜語にすると、いただく、頂戴する、という表現になります。
さらに丁寧な言い回しをするならば、賜る、拝受する、という表現が使えます。
受け取りました、では単なる丁寧語ですので、しっかりといただく、頂戴する、賜る、などの言い回しを覚えておきましょう。
「受け取る」という言葉は日常的にも使われますし、敬語であればビジネスでも使われます。
正しい敬語を使いこなし、相手に感謝を示せるようにしましょう。