「悔恨」の意味とは?「悔恨」と「後悔」の違い・「悔恨の念」とは?読み方・英語・類語
「悔恨」という言葉の意味や使い方を紹介して行きます。
さらに「悔恨」の英語や「悔恨」を使った言葉や例文、「悔恨」の類語などを紹介して行きます。
目次
- 「悔恨」の意味とは?
- 「悔恨」の読み方
- 「悔恨」の英語
- 「悔恨」と「後悔」の違い
- 「悔恨」の言葉の使い方
- 「悔恨」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど
- 「悔恨」を使った例文や短文など
- 「悔恨」の類語や類義表現
- 「悔恨」の対義語
「悔恨」の意味とは?
みなさんは「悔恨」という言葉を耳にした事があるでしょうか。
ある程度年齢が上の人ほど、「悔恨」という言葉と接する機会が多いかもしれません。
一方若い世代の方には「悔恨」という言葉を聞いた事がないという人も多いでしょう。
「悔恨」には、「後悔し残念がる事」という意味があります。
みなさんも、過去の出来事に対して後悔し残念だと感じている事があるかもしれません。
「悔恨」の読み方
「悔恨」は「かいこん」と読みます。
「悔」と「恨」という、少し怖い言葉が連続してできた言葉である事が分かります。
「悔恨」は「かいこん」と読む事を覚えておきましょう。
「悔恨」の英語
「悔恨」という言葉を英語圏の人に伝えるために、英語にしてみましょう。
「悔恨」は英語で、“repent”(リペント)と言います。
“repent”には「悔い改める」「悔恨」という意味があります。
また“remorse”(リモース」にも「後悔」「悔恨」という意味があります。
このように「悔恨」を英語圏に住む人に伝える時は、“repent”、“remorse”などの英語を使ってみましょう。
「悔恨」と「後悔」の違い
「悔恨」と似た意味の言葉に「後悔」があります。
この二つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「後悔」には、「こうすればよかったと後で残念に思う事」という意味があります。
例えば告白されて拒否した過去がある人が、OKしておけばよかったと残念がる時「後悔」という言葉を使います。
「悔恨」にも「後悔し残念がる事」という意味があるため、二つの言葉はほとんど同じ意味を持つと言えます。
「後悔」と「悔恨」はセットで覚えておきましょう。
「悔恨」の言葉の使い方
「悔恨」という言葉を、どのように使えばいいでしょうか。
「悔恨」には「後悔」「残念がる」という意味があるため、そのような感情を持った時に使いましょう。
みなさんも思い出を振り返っていると、「あれは、ああすべきではなかった」「こうすれば今頃…」などと後悔したり残念がる事があるでしょう。
そのような時に、「悔恨」という言葉を使ってみましょう。
「悔恨」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど
「悔恨」を使った言葉や慣用句を紹介して行きます。
覚えていると「悔恨」という言葉を使いこなせるようになるかもしれません。
- 「悔恨の念」【かいこんのねん】
- 「悔恨の情」【かいこんのじょう】
- 「悔恨を残す」【かいこんをのこす】
「悔恨の念」【かいこんのねん】
「悔恨の念」という言い回しを良く使います。
「悔恨の念」を持つ、「悔恨の念」に堪えられないなどという使い方をします。
「悔恨する」よりも「悔恨の念」の方がフォーマルな言い回しになるため、書面などに使われる事が多くなっています。
「悔恨の情」【かいこんのじょう】
「悔恨の情」も、一般的に使われています。
「悔恨の念」と同じような使い方をします。
「後悔して悔しい」という感情が湧いている様子を「悔恨の情」と言います。
「悔恨を残す」【かいこんをのこす】
「悔恨を残す」には、「後悔を残す」という意味があります。
仕事を終わった瞬間に、準備不足さえなければ、あの人さえ邪魔しなければなど、後悔が湧いてくる事があります。
その思いが長引きそうだと感じた時、「悔恨を残してしまった」などと言います。
「悔恨」を使った例文や短文など
「悔恨」という言葉を使った例文を見て行きましょう。
例文を見ると、「悔恨」をどう使えばいいかコツが見えてくるかもしれません。
- 「悔恨」を使った例文1
- 「悔恨」を使った例文2
「悔恨」を使った例文1
「高校最後の試合に負けて『悔恨』の涙を流す」
この例文のように、高校最後の試合のように、大切な試合に負けた時、悔しい思いが湧きあがってくるでしょう。
この例文の涙は、「悔し涙」になります。
特に自分のミスやふがいないプレーで負けてしまった時は、「悔恨」の涙を流しやすくなるでしょう。
「悔恨」を使った例文2
「初恋の相手を傷つけてしまった事を『悔恨』する」
このような後悔を持ったまま、すでに何十年も経っている人がいるかもしれません。
若さゆえに、大好きだった相手を傷つけてしまった事は、後悔しても後悔し切れないかもしれません。
また思い出は美しすぎるため、彼女以上の人は現れないと考えてしまう人もいるでしょう。
しかしたいていの場合、もっと素敵な異性はいますし、傷つけてしまった恋人も、すっかり元気になっている事でしょう。
早い段階で「悔恨」すべき出来事から、懐かしい思い出、さらには楽しかった思い出に変わってほしいものです。
「悔恨」の類語や類義表現
「悔恨」の類語や類義表現、「悔恨」によく似た言葉を紹介します。
「悔恨」と似た言葉を見ると、「悔恨」についてより詳しく知る事ができるでしょう。
- 「悔やむ」【くやむ】
- 「慙愧」【ざんき】
「悔やむ」【くやむ】
「悔やむ」には、「失敗した事などを、後から残念がる」という意味があります。
仕事をする前にきちんと準備をしなかった事などを、後から残念に思いす。
このような時に「悔やむ」という言葉を使います。
「慙愧」【ざんき】
難しい漢字が使われている「慙愧」は「ざんき」と読みます。
「慙愧」には、「反省して深く恥じ入る事」という意味があります。
「慙愧に堪えない」という定型句を用いる事がほとんどです。
「悔恨」の対義語
最後に「悔恨」の対義語を紹介します。
「悔恨」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「満足」【まんぞく】
- 「満喫」【まんきつ】
「満足」【まんぞく】
「満足」には「望みが叶い満ち足りた気持ちになる」という意味があります。
いちばん身近な「満足」として、食べたいものを食べた後の気持ちが浮かぶかもしれません。
例えばナポリタンを食べた後で、美味しかったと感じている気持ちは「満足」以外の何物でもないでしょう。
「満喫」【まんきつ】
「満喫」には、「十分に味わい、楽しむ事」という意味があります。
例えば「デートを満喫する」という時、デートを十分に楽しんだという意味になります。
「休日を満喫する」「映画を満喫する」などと使います。
「悔恨」という言葉にスポットライトを与えてみました。
みなさんの心の中にも「悔恨の念」「悔恨の情」があるかもしれません。
できるだけ気持ちを切り替えて、前向きに生きて行きましょう。