「治す」の意味とは?「治す」と「直す」の違い・読み方・英語・類語【使い方や例文】
「治す」という言葉の意味や英語を紹介します。
また「治す」と「直す」の違いや、「治す」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
目次
- 「治す」の意味とは?
- 「治す」の読み方
- 「治す」の英語
- 「治す」と「直す」の違い
- 「治す」の言葉の使い方
- 「治す」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など
- 「治す」を使った例文や短文など
- 「治す」の類語や類義表現
「治す」の意味とは?
「治す」という言葉は、日常的に使っている言葉のひとつでしょう。
しかし、「治す」のきちんとした意味を把握していない人もいるかもしれません。
そこで「治す」の意味を紹介します。
「治す」には「病気やけがを健康状態に戻す」という意味があります。
例えば風邪を引いた時に、「風邪を治す」という場合は、鼻水や、発熱、のどの痛みなどの風邪の症状がなくなり、健康状態に戻すという意味があります。
このように「治す」には、「病気やけがを健康状態に戻す」という意味があります。
「治す」の読み方
「治す」という言葉の読み方を知っているでしょうか。
「治す」は「なおす」と読みます。
「ちす」などと読み間違えないように注意しましょう。
「治す」の英語
「治す」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
英語を使った例文を見ながら、「治す」の英語について知りましょう。
- 「治す」を使ったEnglishの例文
- 「治す」を使ったEnglishの例文
「治す」を使ったEnglishの例文
“I want to cure a cold”(アイウォンツキュアアコールド)
“I want to cure a cold”は、「私は風邪を治したい」という文章を英語にしたものです。
“cure”には「治す」、“cold”には「風邪」という意味があります。
「治す」を使ったEnglishの例文
“He fixed his injury”(ヒーフィックスドヒズインジュリィ)
“He fixed his injury”は「彼はケガを治した」という意味の英文です。
“fixed”で「治す」、“injury”には「ケガ」という意味があります。
「治す」と「直す」の違い
「治す」と同じ読み方をする言葉に、「直す」があります。
「治す」と「直す」には、意味の違いがあるのでしょうか。
「直す」には、「元通りにする」「元の良い状態に戻す」などの意味があります。
あらゆるものを元通りにする時、「直す」という言葉を使います。
病気やけがに関しても「直す」を使う事ができますが、基本的には「治す」を使います。
このように何かを元通りにする時は「直す」を使い、病気やけがに関しては「治す」を使うよう使い分けをしましょう。
「治す」の言葉の使い方
「治す」には「病気やけがを元通り健康にする」という意味があります。
そのため「治す」はとてもシンプルな場面で使える言葉と言えます。
誰かが病気になった時、ケガをした時に、その状態から健康な状態に戻るための努力をしている時に、「治す」という言葉を使います。
また健康になって欲しいと願う時、「治って欲しい」「治りますように」などと言います。
そして無事に健康状態に戻った時、「治った」と言います。
このように病気やけがを元の健康状態にする時に、「治す」を使ってみましょう。
「治す」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など
「治す」という言葉を使った言葉や慣用句などを見て行きましょう。
「治す」をさらに使いやすくする言葉が登場します。
- 「病気を治す」【びょうきをなおす】
- 「ケガを治す」【けがをなおす】
「病気を治す」【びょうきをなおす】
「病気を治す」という言い回しは、誰でも一度は使った事があるでしょう。
風邪や成人病など、様々な病気がありますが、それらの病気を克服し、元通りにする時に、「病気を治す」と言います。
ある程度の年齢になると、いつも何かの病気を患っているため、あえて「病気を治す」と言わずに、日常的に治療を続けている人も多いかもしれません。
「ケガを治す」【けがをなおす】
「ケガを治す」も頻繁に使う言葉です。
スポーツ選手なら、数年に一度使うような言葉でしょう。
試合で骨折したり、捻挫になりプレー困難になった時などに、休養して「ケガを治す」事に専念します。
ケガを患ったまま日常生活を送る事は難しいため、確実に「ケガを治し」、その後、遅れた分を取り戻すなどる必要があるでしょう。
「治す」を使った例文や短文など
「治す」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「治す」を使った例文を見る事で、「治す」を文章に組み込むコツが見えてくるかもしれません。
- 「治す」を使った例文1
- 「治す」を使った例文2
「治す」を使った例文1
「入院してしっかり病気を『治す』事になった」
健康診断などで、病気がみつかる事があります。
そしてそれをきっかけに、入院し本格的な治療をするケースがあります。
また病気だと分かっていても、忙しさにかまけて治療できなかった人が、例文のように覚悟を決めて治療に専念する事もあります。
治療のために会社を休む必要がある時、抱えている仕事を誰かに渡す時に、この例文のような文章を使い、誰かに伝える必要があるでしょう。
「治す」を使った例文2
「一年間プレーを休み、手術した肘を『治す』」
スポーツ選手は、大きなけがをする事が多く、時には治療に数年間かかる事もあります。
この例文のようにプロ野球選手などが、ひじを手術し一年間プレーを休むケースは多くなっています。
最近は手術のスキルやリハビリの技術が上がっているため、手術後に以前以上のパフォーマンスを発揮する選手も少なくありません。
「治す」の類語や類義表現
「治す」の類語や類義表現を紹介します。
「治す」と似た意味の言葉を知ると、語彙が増えるため文章力が高まるかもしれません。
- 「癒やす」【いやす】
- 「治癒」【ちゆ】
- 「快復」【かいふく】
「癒やす」【いやす】
「癒やす」という言葉は、ここ20年くらいで使う機会が急激に増えてきた言葉です。
「癒やす」には、「病気やけが、さらには飢えや苦しみまでも治す」という意味があります。
特に疲労や精神的な苦しみ、ストレスなどを解消する事を「癒やす」という言葉で表現する事が多くなっています。
「治癒」【ちゆ】
「治癒」には、「病気やケガが治る事」という意味があります。
「病気が『治癒』した」という使い方をします。
「治った」という言葉と同じ意味があります。
「快復」【かいふく】
「快復」は、「病気が良くなる事」という意味があります。
治療が進み、体が元通りの健康状態に近づいている時などに、「順調に『快復』している」などと表現します。
「治す」という言葉について見てきました。
「治す」は「直す」という言葉と混同しがちで、どちらにも「治す」や「直す」を使っていた人もいるでしょう。
これを機会に病気やケガに関しては「治す」を、それ以外の様々なものを元通りにする場面では「直す」を使う事を覚えておきましょう。