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「夥しい」の意味とは?「夥しい」と「甚だしい」の違い・読み方・英語・類語

日本語には、色々な言葉がありますが、その言葉の意味をじっくりと調べてみたことがあるでしょうか? 普段の生活の中だけでなく、ビジネスの場面でも出てくる言葉の中にも、詳しく意味を理解しないままに何となく使っている言葉がたくさんあるのではないでしょうか? 例えば、「夥しい」という言葉もその1つかもしれません。

どのような読み方をして、どんな意味を持つ言葉なのか? よく使われている言葉だけに、正しい意味や使い方を理解しておきたいものです。

今回は、この「夥しい」という言葉にフォーカスして説明をしていきたいと思います。

夥しい

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「夥しい」の意味とは?「夥しい」と「甚だしい」の違い・読み方・英語・類語>


目次

  • 「夥しい」の意味とは?
  • 「夥しい」の読み方
  • 「夥しい」の英語(解釈)
  • 「夥しい」と「甚だしい」の違い
  • 「夥しい」の言葉の使い方
  • 「夥しい」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)
  • 「夥しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「夥しい」の類語や類義表現
  • 「夥しい」の語源


「夥しい」の意味とは?

「夥しい」とは、「非常に多い」「ひどい」といったような意味を持つ言葉です。

身近な場面で使われる時は、「ものすごい数」という意味合いがある言葉です。



「夥しい」の読み方

「夥しい」「おびただしい」という読み方をしますが、この発音を聞くと「何だそうか」と思うくらいによく耳にする言葉でしょう。

しかし、漢字で書くと、読み方が難しい言葉なので、ここで忘れないようにしっかりと覚えておいてください。

「夥しい」の英語(解釈)

夥しい meaning in english

「夥しい」を英語で表現するなら、「多数の」「多量の」という意味から“a great many”“a great number of”という塾講で訳すことができます。

また、少し堅い表現だと“innumerable”“countless”“copious”“plentiful”といったような言葉で訳すこともあります。



「夥しい」と「甚だしい」の違い

「夥しい」の意味を調べてみると、「甚だしい(はなはだしい)」と説明されていることがあります。

しかし、この「甚だしい」「夥しい」にも、若干のニュアンスの違いが見られます。

「甚だしい」には、「望ましくないことのレベルや程度がとても激しい」「行き過ぎた」という意味がありますので、「甚だしい」「程度が酷いこと」を指しており、「夥しい」「数量が多いこと」という違いが見られます。

「夥しい」の言葉の使い方

「夥しい」という言葉を使うシーンとしては、数では例えられきれないくらいの量の多さを示す時に使うことになります。

「夥しい」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど(意味を解釈)

では、ここで「夥しい」を使った言葉にづいて見ていくことにします。

  • 「夥しい量」
  • 「夥しい数」

「夥しい量」

「夥しい量」とは、「ものすごい程度の量」という意味で使われます。

「あの事故現場には、夥しい量の血が流れていました」このような形で使われることがあります。

事故の場面や事件でも出てくる表現です。

あまり聞きたくない表現ですが、血液のような場合に出てくる表現ですね。

「夥しい数」

「夥しい数」とは、「数えきれないくらいの集まり」というような意味になります。

「満月になると夥しい数の蟹が産卵のために島を横断するのです」このようなシーンは、以前、ドキュメンタリー番組で放送されたことがあります。

この時の映像では、数えることができないくらいの蟹が島を横切るシーンでしたが、まさに「夥しい数」という表現が当てはまる光景でした。

実際にこのような光景に出くわすことがあると、小さな生き物でも、かなりの迫力が在るのではないかと思うほどです。

それだけ自然の力はとても大きなものなのかもしれません。

私達、人間はいつも大きな顔をしていますが、自然の前ではちっぽけな存在なのです。

「夥しい」を使った例文や短文など(意味を解釈)

ここでは、「夥しい」を使った例文を見ていくことにしましょう。

  • 「夥しい」を使った例文1
  • 「夥しい」を使った例文2

「夥しい」を使った例文1

「あの電線に群がっていた雀は夥しい数で、見ているだけで何だか不気味に思えたのです」

何気なく飛んでいる雀はとても可愛いのですが、群れともなると、可愛いどころか気持ち悪さを通り越して、何となく恐ろしくなってきます。

「夥しい数」の雀はとても不気味ですが、これは他の野鳥でも、同じことが言えます。

カラスよりゾッとすることがないでしょうか?

このような光景は、日が沈みかけている夕方によく見られる光景です。

可愛い小鳥でも「夥しい数」になると、悪魔的な印象を覚えてしまいます。

「夥しい」を使った例文2

「今回の災害では、犠牲者は夥しい数に上ると思われます」

大きな災害が起こった後には、必ずこのような会話が出てくるものです。

災害対策本部と災害現場間のやり取りで、亡くなった方や負傷した人の数が増えていく度に心が痛む思いです。

「夥しい」の類語や類義表現

「夥しい」は、他に同じような意味を持つ言葉があるのでしょうか? ここでは、「夥しい」に近い意味を持つ類義語を挙げてみることにします。

  • 「ぎょうさん」
  • 「数知れない」

「ぎょうさん」

「夥しい」の類義語として、「ぎょうさん」があります。

よく関西地方で使われる感じがあるのですが、「数量が非常に多いさま」、あるいは「大袈裟なさま」という意味があります。

「仰山」という漢字が当てられますが、「ぎょうさん集まってきたな」というと、「たくさん集まってきたな」という意味合いになります。

「数知れない」

「数知れない」「夥しい」の類義語として扱える言葉でしょう。

その名の通り、「数量が分からないくらいに多い」ということになります。

「この宇宙には数知れないほどの星々が存在している」というような場面で使われます。

「夥しい」の語源

では、「夥しい」という言葉の由来はどんなことがあるのでしょう? 「夥しい」「おび」「おび(怯)ゆ」の語幹で、ただ「たた(湛)ふ」の語幹から来たとされており、「怯えを覚えるほどに量が多いこと」「満々としたさま」とというようなことから来ていると言われています。

icon まとめ

「夥しい」の読み方が「おびただしい」という発音だと分かると、それまでこの言葉の意味で悩んでいた人はすぐにうなづくことでしょう。

それだけに「夥しい」という言葉は、とても身近な言葉の1つのはずです。

それほどに日本語の中には、よく使っている言葉でも、漢字で表記されたことで、未知の言葉に感じてしまうこともあります。

このようなことから、よく使う言葉、耳にする言葉でも、ちょっとした隙間時間を利用してインターネットで調べてみると、とても参考になると思います。