意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「タイト」の意味とは?・対義語・類語・英語【使い方や言葉解説】

この「タイト」は、色々な使い方ができる言葉です。

その為、数あるカタカナ語の中でもよく見聞きする1つです。

タイト

Meaning-Book
「タイト」の意味とは?・対義語・類語・英語【使い方や言葉解説】>


目次

  • 「タイト」の意味とは?
  • 「タイト」の英語(解釈)
  • 「タイト」の対義語
  • 「タイト」の言葉の使い方
  • 「タイト」を使った言葉と意味を解釈
  • ネットスラングの「That’s tight」の意味
  • 「タイト」の類語や関連語など


「タイト」の意味とは?

「タイト」の意味とは?

タイトは、何かが「狭い」「きつい」という意味で使われます。

「ピッタリ」という意味もありますが、そのような使い方はごく一部のケースのみで、あまり見掛けません。

「きつい」という意味で使う場合、寸法的にきついという解釈です。

つまり、「狭い」の延長でそのように使っていると考えていいでしょう。

一言でこのような色々な意味で使える便利な言葉なので、日常の生活中だけでなく、ビジネスでも多用されています。



「タイト」の英語(解釈)

「タイト」の英語(解釈)

タイトは、元々英語の“tight”(タイト)が語源です。

英語のこの“tight”の意味は、「堅い」「窮屈」となっており、カタカナ語での使い方とは多少違っています。

ここでの「堅い」は、「堅い握手を交わした」などと使われる「堅い」で、物質的に堅いという意味ではありません。

主に「窮屈」という意味で使われる言葉で、そこから転じて、カタカナ語の「タイト」の意味となったと考えていいでしょう。

その窮屈な理由が「タイト」の意味となっていると考えると分かりやすいと思います。

「タイト」の対義語

「タイト」の対義語

タイトの逆の意味の言葉は、「ルーズ」が一番適当でしょう。

「タイト」と同様に英語が語源のカタカナ語で、「締まりがない」「だらしがない」という意味になります。

この意味で見ると、多少違うように思えてしまいますが、例えば、体にピッタリの服を着た時に「随分とタイトだ」と使うのに対して、余裕のある服の場合は「ルーズな着こなし」などと表現することから、立派な対義語だということが分かります。

その他の使い方でも、タイトに対して反対の意味で使うことができます。

英語の“tight”の対義語は“slack”(スラック)となり、「緩い」という意味です。

カタカナ語の語源の“loose”(意味は「ルーズ」とほとんど一緒です)でも構いませんが、そちらより“slack”の方が適しています。

尚、「ルーズ」にはこの“slack”の意味も含まれていると解釈して構いません(カタカナ語独特の拡大解釈です)。



「タイト」の言葉の使い方

「タイト」の言葉の使い方

タイトの使い方については、後述する用例を見るとよく分かるでしょう。

「少し足りない」という意味で使っているようなケースまであり、もちろん本来の意味ではありませんが、何となく何を言いたいのかが分かってしまうところも便利な言葉だと表現している所以です。

物理的なものから、そうではないものに対してまで、幅広く使える言葉です。

元の英語のtightはそうもいかないので、カタカナ語としての特権だと考えていいでしょう。

「タイト」を使った言葉と意味を解釈

「タイト」を使った言葉と意味を解釈

前述した、タイトの実際の使い方がよく分かる用例です。

それぞれ「タイト」で意味を表せてしまうところがこの言葉の使い勝手のいいところです。

  • 「タイトなスカート」
  • 「タイトなスケジュール」
  • 「タイトドレス」

「タイトなスカート」

「きついスカート」という意味の他に、「ピッタリとフィットしているスカート」、更に少し広く解釈して、「(ピッタリなので)動きにくいスカート」という意味でも使える表現です。

同様な意味での「タイトなジーンズ」という使い方もよく見聞きします。

このような意味を表せるので、服に関してこの「タイト」はよく使われる言葉で、ファッション用語の1つにもなっています。

「タイトなスケジュール」

「きつい(余裕のない)スケジュール」という解釈になります。

間隔の狭さからきている「きつい」だと考えてください。

「スケジュール」という形のないものに対して、「狭さ」を当てはめて使っています。

「タイト」には、「ピッタリ」という意味もありますが、この使い方ではその意味は含まれないと考えていいでしょう。

「タイトドレス」

上の「タイトなスカート」と同じく、「体にピッタリとしたドレス」という意味になります。

服に関してこの「タイト」を使う時に「少しタイトだ」という形だと、「きつい」と表現していると考えてください。

この「タイトドレス」には特に「きつい」という意味は込められていません。

その昔は「ボディコン」とも呼ばれていました。

ネットスラングの「That’s tight」の意味

ネットスラングの「That’s tight」の意味

「That’s tight」は、英語のスラング表現で、「いいね!」「カッコイイ!」という意味で使われています。

それが日本でも使われるようになり、同様の意味を表す表現として、主にネットで使われているという訳です。

ネット上では、よく「いいね!」という表現が用いられますが、このスラングでちょうどそれを表すことができるので、最近ではよく見掛けるようになりました。

「タイト」の類語や関連語など

「タイト」の類語や関連語など

タイトと似た意味で使える類語や関連語です。

どれも「タイト」と同じように、語源は同名の英語からです。

  • 「スリム」【すりむ】
  • 「スマート」【すまーと】

「スリム」【すりむ】

この言葉は、意味を説明する必要もないと思いますが、「細い」という意味でごく普通に使われている言葉です。

「タイト」とは若干ニュアンスが違いますが、「ピッタリ」という意味を除くと、似たような言葉だと言っていいでしょう。

「スマート」【すまーと】

多少意味は異なりますが、服に対して使う時には、似た意味で使うことができます。

「スマートな服」と言えば、「タイトな服」と同等の意味だと解釈できます。

icon まとめ

タイトは、なかなか使い勝手のいい言葉なので、よく見聞きする機会があるのでしょう。

先に挙げた、服やスケジュールに対しては、特によく使われる表現です。