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「凌駕」の意味とは?「凌駕」と「超越」の違い・読み方・対義語・英語【使い方や例文】

凌駕は、見た目はいかにもすごいことのようなイメージのある言葉ですが、実はそれほどの意味でもありません。

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「凌駕」の意味とは?「凌駕」と「超越」の違い・読み方・対義語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「凌駕」の意味とは?
  • 「凌駕」の読み方
  • 「凌駕」の英語(解釈)
  • 「凌駕」の対義語
  • 「凌駕」の言葉の使い方
  • 「凌駕」を使った言葉と意味を解釈
  • 「凌駕」を使った例文や短文の意味を解釈
  • 「凌駕」の類義語


「凌駕」の意味とは?

凌駕とは、それを「他の物を追い抜いて、さらにそれを超えるて上回ること」という意味で使う言葉です。

「凌駕している」と表現すると、「超えている」と解釈することができます。

どのような意味で超えていたり、上回っているのかに特に制限はなく、会社の規模や売上げなどに対してビジネスでもよく使われる言葉です。

実際に、「この製品は、A社の競合製品を確実に凌駕する性能だ」「今月の売上げは、過去最高だった前月すら凌駕する」などという使われ方がよく見られます。

比較的大きな対象に使われることが多い言葉で、「今年測った結果、昨年の身長を凌駕していた」などと使っても間違いではありませんが、少々大袈裟になってしまう感が否めません。

このような場合には、「〜を超えていた」と使った方がスムーズです。

無理に「凌駕」と使うことはありません。



「凌駕」の読み方

「凌駕」は、「りょうが」と読む言葉です。

「凌」「しの(ぐ)」という意味のある言葉で、何かを「乗り切る」「切り抜ける」という意味で使います。

「駕」はこの一文字だけでは「か」と読み、この漢字だけで使うことはありませんが、「追い越す」という意味があるとされています。

この2つの漢字が組み合わさって、この言葉の意味となっています。

「駕」を間違って「か」と読んでしまうことがなければ、読み方で間違うことはないでしょう。

「凌駕」の英語(解釈)

凌駕は、英語では“surpass”と表現してください。

この言葉には「〜を凌ぐ」「〜に勝る」という意味があり、「凌駕」と同様に使うことができます。

“surpass expectations”とすると、「予想を凌駕する(上回る)」という意味になり、この表現は英語ではよく使われる形です。



「凌駕」の対義語

「凌駕」の反対は、「下回る」という意味になりますが、その意味の言葉としては「劣後」(れつご)が一番適当でしょう。

この言葉は、「〜より劣っている」「〜に後れをとっている」という意味で、「凌駕」とは全く反対の意味です。

「排気量が1リットルより劣後している車では、この坂は少し厳しい」といった使い方になり、「凌駕」と同様に、大きな対象に使われることが多い言葉です。

「凌駕」の言葉の使い方

凌駕は、〜を超えて(上回って)いると思った時に使える言葉ですが、先にも書いたように、大したことではない対象に使うにはあまり向いていません。

超えていたり、上回っていれば、使い方として間違いではありませんが、大袈裟になってしまうきらいがあるので、例えば、数万円程度の値段や100個程度の数の場合は、「超えている」「上回る」と使った方が自然です。

5万円より上だと言いたい場合に、「凌駕している」と使わずに、「5万円を超えている」とした方が、見た目にも違和感がないのが分かります。

「凌駕」を使った言葉と意味を解釈

凌駕が使われる場合に多い言葉です。

共に対象が大きなものだという点も、この言葉の特徴を表しています。

  • 「想像を凌駕する」
  • 「遥かに凌駕する」

「想像を凌駕する」

「想像を上回っている」と使っている表現です。

「超えている」でも構いませんが、この場合には「上回っている」と解釈する方が向いています(意味は同じですが、日本語的に)。

「凌駕」は、この「想像」や英語の項でも挙げた「予想」、更に「期待」などに対し、それを上回るという意味の表現によく用いられる言葉です。

「遥かに凌駕する」

「凌駕」だけでは、どれだけ超えて(上回って)いるのかという具体的な程度まで含まれていません。

その為、少しでも大きかったり、長い、広い(その他にも、高い、重いなど)という場合に、その程度に関わらず使えます。

これに「遥かに」と付けることで、「大きく超えて(上回って)いる」という意味になり、それも、かなりの規模で大きいと考えていいでしょう。

この「遥かに凌駕する」という形は、それだけ「比べものにならない」という意味でよく使われています。

「凌駕」を使った例文や短文の意味を解釈

凌駕を使った例文や短文です。

既に、いくつか例文形式で使い方の例を挙げましたが、それらとは違った使い方です。

  • 「凌駕」の例文1
  • 「凌駕」の例文2

「凌駕」の例文1

「あれだけ凌駕していたのに、あっという間に差を縮められた」

記録や成績などを対象に見掛ける使い方です。

「あれだけ」と付けているので、それなりの差があったはずが、それを簡単に縮められたと言っています。

「凌駕」は比較的大きな対象に使うと書きましたが、この記録や成績であれば、普通に使って構わない範囲です。

使える対象については、それほど難しく考える必要はありません。

「凌駕」の例文2

「前年度を凌駕する景気だと言われているが、全くその実感がない」

景気の指数などは、あくまでサンプル調査なので、全ての人や商売に当てはまるという訳ではありません。

特に内閣が発表するものは、大企業が中心になっているデータなので、実際のところとはかけ離れている場合も少なくなく、あくまで参考程度です。

「凌駕」の類義語

凌駕と似た意味のある言葉です。

いずれも何かを「上回る」「超える」という意味で使います。

  • 「超越」(ちょうえつ)
  • 「超過」(ちょうか)

「超越」(ちょうえつ)

この言葉は、「遥かに超えている」という意味で使います。

よって、「遥かに凌駕している」と表現すると同じの意味になりますが、物理的ではないもの(能力や発想など)に対して使う為の言葉です。

例として、人間より強くなった将棋ソフトに対して、「このソフトはもう人間を超越している」と使うことができます。

この言葉が使われている時には、ほとんどの場合で「遥かに凌駕」と言い換えても意味は一緒です(この例もその対象です)。

また、「〜は関係ない」という意味でも使える言葉で、この意味での使い方の例では、「時代を超越した名作」(その時代に関係なく、素晴らしいと言われるであろう作品)などという形になります。

「超過」(ちょうか)

「超過」は、「予想や決められている範囲を超えること」です。

主に数字で表現できる対象に使われる言葉で、「1万円で済むと思ったが、超過してしまった」といった形になります。

「凌駕」より小さい対象に使うことが多い言葉なので、意味は似ていますが、使い方としてあまり被ることはないでしょう。

icon まとめ

凌駕は、見た目ほどのイメージではない意味だと言っていいでしょう。

実際にも、それほど深く考えずに使って構いません。

ですが、無理に使うくらいなら、「超える」「上回る」とした方が無難なことは確かです。