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「主観」とは?意味・読み方・対義語・類語・英語【使い方や例文】

この「主観」は2つの意味がある言葉ですが、実際にはそのうちの1つの意味でしか使わないと考えていいでしょう。

主観

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「主観」とは?意味・読み方・対義語・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「主観」の意味とは?
  • 「主観」の読み方
  • 「主観」の英語(解釈)
  • 「主観」の対義語
  • 「主観」の言葉の使い方
  • 「主観」を使った言葉と意味を解釈
  • 「主観」を使った例文や短文の意味を解釈
  • 「主観」の類語や類義表現


「主観」の意味とは?

「主観」の意味とは?

主観には2つの意味があり、1つは「物事を認識すること」という意味で、もう1つは「自分の意見」「自分なりのものの見方」という解釈です。

この言葉を用いる場合、ほとんどの場合で後者として使われるので、先の意味は参考までに覚えておく程度で構いません。

「自分の主観では〜」といった使い方が多く、「自分の意見としては〜」という意味になります。

誰かに対して「それはあなたの主観では?」と使った場合には、「あなた独自の意見では?」と解釈してください。



「主観」の読み方

「主観」の読み方

「主観」は、「しゅかん」と読んでください。

それ以外の読み方はできないと言っていい漢字の組み合わせなので、間違えて読むことはないでしょう。

「主観」の英語(解釈)

「主観」の英語(解釈)

主観を英語にすると、“subjectivity”となります。

正確には「主観性」という意味ですが、この言葉以外に「主観」と表現できる英語はありません。

「自分の主観では」と使いたい時には、少し形を変えて“subjective”として使います。

“in my subjective”でその表現となり、「自分の主観としては」と訳すことができます。



「主観」の対義語

「主観」の対義語

「主観」と反対の意味になる言葉は、「客観」(きゃっかん)です。

「主観」「自分が主になって見た(考えた)」という解釈なら、この「客観」「客(便宜上、自分以外という意味で考えます)から見た(考えた)」となり、自分なりのものの見方や考え方ではなく、「一般論」のことだと考えていいでしょう。

「客観的に見ると〜」という使い方をされることが多く、自分の考えではなく、「一般論として考えた場合〜」という解釈になります。

この使い方をする時には、自分なりの考えは加えてはいけません。

「主観」の言葉の使い方

「主観」の言葉の使い方

主観は、「自分としてはこう見て(考えて)いる」と言いたい時に使う言葉です。

その為、あくまで自分の意見や考え方ということになり、それが(世間的に)合っているのかとは別問題です。

そのような言葉なので、あまりいい意味で使われることはなく、人に対して、その人なりの(特有な)意見や考え方に対して使うことの方が多いでしょう。

「主観」を使った言葉と意味を解釈

「主観」を使った言葉と意味を解釈

主観を使う代表的な例と言える言葉や表現です。

「主観的」「客観的」の対語義でもあるので、使われる機会も多いです。

  • 「主観的」
  • 「主観を置く」

「主観的」

「主観的には〜だと思う」などという使い方になり、「自分の考えではこう思う」という意味で使われる表現です。

この逆が前に挙げた「客観的」という言葉で、「一般論では〜」と考えてください。

「主観を置く」

この言葉は、「何かに特に注目して観察する(見守る)」ことを意味します。

例として、この2台の車を「エンジンに主観を置いて比較すると〜」と言った場合、「エンジンに特に注目して比較してみると」という解釈になり、その他の部分や性能はあまり気にしていないということです。

この場合の「主観」は、ほとんど使われないと書いた方の「物事を認識すること」の意味で使っています。

よって、それほどメジャーではない使い方になりますが、この「主観を置く」という表現に限っては、比較的見聞きすることがあります。

「主観」を使った例文や短文の意味を解釈

「主観」を使った例文や短文の意味を解釈

主観を使った例文や短文です。

この言葉はあまりいい意味では使わないと書きましたが、その通りの例文となっています。

  • 「主観」の例文1
  • 「主観」の例文2

「主観」の例文1

「自分の主観では正しいと思ったが、実はそうでもないらしいことが分かった」

自分では正しいと思っているが、客観的にはそうでもないと気付いたと言っています。

このように気付けることはとても大切で、それができないと、単なる「意固地」な人だと思われてしまうので注意しなくてはいけません。

ですが、周りに流されて、簡単に自分のものの見方や意見を変えるのもいかがなものかと言えるでしょう。

ここら辺は難しいところで、その状況(一般的に見て、どちらが正しいのかという、その場その場の状況)になってみないと分からないことも多いのが現実です。

「主観」の例文2

「一人や二人の主観だけで判断されても困る」

その人の意見や考え方だけで決められては困ると言っている例になります。

「主観」は、その人独自のものの見方なので、判断材料の1つになるのは間違いありませんが、それだけで全てを決めるのは危険です。

一人や二人の主観だけでは、世の中の意見を代表しているとはとても言えません。

誰にでも好まれる対象を作りたい、そのような選択がしないという場合には、もっと多くの意見が必要になるでしょう。

「主観」の類語や類義表現

「主観」の類語や類義表現

主観と似た意味で使える言葉や表現です。

どれも、自分なりの意見や考え方を表す言葉です。

  • 「私見」【しけん】
  • 「所感」【しょかん】

「私見」【しけん】

「自分が見るところでは」という意味で使う言葉です。

「見る」という行為だけでなく、「意見」としても使うことができます。

「私見では、うまく行かないと思う」(自分の意見としては、うまくいかないと思う)などという使い方がそれで、「主観」とよく似ている言葉だと考えて構いません。

「主」ではなく、「私」を使っていることで、より「自分の意見や考え方」だということが分かる言葉だと言えるでしょう。

「所感」【しょかん】

この言葉は、「(自分が)感じるには」と解釈してください。

「自分の所感では」とすると、「自分が感じるところでは」という意味になり、これもまた「主観」と似た使い方ができる言葉です。

特に「自分の」と付けなくても、それだと分かる表現なので、その点でも「主観」「私見」とよく似ています。

これらの言葉は全て同様の意味で使えると考えておいていいでしょう。

ただし、「主観」ならではの、「主観を置く」という使い方での意味では使えません。

この意味(物事を認識すること)として使えるのは「主観」だけです。

icon まとめ

主観は、類語として挙げた「私見」「所感」と共に、「自分の意見や考え方」を表す言葉です。

そして、あまり使われることはありませんが、「物事を認識すること」という意味もあることも覚えておきましょう。