「絞り込む」の意味とは?読み方・対義語・類語・英語【使い方や例文】
「絞り込む」という言葉の意味や類語を紹介します。
さらに「絞り込む」の英語や、「絞り込む」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「絞り込む」の意味とは?
- 「絞り込む」の意味
- 「絞り込む」の英語
- 「絞り込む」の対義語
- 「絞り込む」の類語や類義表現
- 「絞り込む」を使った言葉と意味を解釈
- 「絞り込む」を使った例文
「絞り込む」の意味とは?
「絞り込む」という言葉を知っているでしょうか。
「絞り込む」は「しぼりこむ」と読む、一般的に使われる機会が多い言葉です。
居酒屋で隣の席の人が「絞り込む」という言葉を使っているのを聞いた事があるかもしれません。
またパソコンに向かって何かを「絞り込む」行為をしている人を見た事があるかもしれません。
一方で「絞り込む」という言葉を今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「絞り込む」の意味や使い方を紹介します。
「絞り込む」の意味
「絞り込む」にはどのような意味があるでしょうか。
「絞り込む」には大きく分けて二つの意味があります。
まず「汁などをしぼり、物の中に入れる」という意味があります。
例えばレモンサワーを飲む時には、サワーの中にレモンを絞って入れるでしょう。
このような行為を「絞り込む」と言います。
また「たくさんの中から一定の基準で対象を選び、範囲を狭めたり、数を減らす事」という意味があります。
パソコンで調べものをする時に、このような行為をするのではないでしょうか。
例えば遊びに行ける公園を探す時、検索ワードが「公園」だけでは日本中の公園が検出されてしまいますが、「東京都」「中央区」「テニス場」などと検索ワードを増やすと、検出される数が減ります。
このように「絞り込む」には、「汁などを絞る」「たくさんの中から範囲を狭め数を減らす事」という意味があります。
「絞り込む」の英語
「絞り込む」という言葉を英語にするとどのような表現になるでしょうか。
「絞り込む」は英語で、“to squeeze”(ツースクイーズ)になります。
“to squeeze”には「絞る」という意味があります。
汁などを絞って入れる時に使う英語で、レモンを焼酎の中に入れる時などに、このような英語表現をします。
また「絞り込む」は“to narrow down”(ツーナローダウン)という英語にする事もできます。
“to narrow down”には「(対象などを)絞り込む」という意味があるためです。
このように「絞り込む」は“to squeeze”や“to narrow down”という英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「絞り込む」の対義語
「絞り込む」の対義語を紹介します。
「絞り込む」の反対の意味を持つ言葉を知る事で、この言葉の意味が立体的に理解できるようになるかもしれません。
- 「緩める」【ちぢめる】
- 「開く」【ひらく】
「緩める」【ちぢめる】
「緩める」には、「強く締め付けていたものなどの力を緩める」という意味や「精神の緊張を弱くする」「規制などを緩和する」という意味があります。
「絞り込む」には、対象を狭めたり数を少なくするという意味がありますが、「緩める」は反対の意味があります。
「開く」【ひらく】
「開く」には、「閉じている物を広げる」という意味があります。
例えば「傘が開く」「扉が開く」などの意味があります。
さらに「つぼみだった状態の花が咲く」「解散する」などのたくさんの意味があります。
「絞り込む」には、「狭める」という意味が含まれていますが、「開く」には、「広げる」という意味があり、その点で対義語のひとつと言えるかもしれません。
「絞り込む」の類語や類義表現
「絞り込む」の類語や類義表現を紹介します。
「絞り込む」と似た意味の言葉を知る事で、「絞り込む」を他の言葉に言い換える事ができるようになります。
ボキャブラリーが豊富になり、文章作りが楽しくなるかもしれません。
- 「特化」【とっか】
- 「専門にする」【せんもんにする】
「特化」【とっか】
「特化」には、「他と異なる特別なものにする事」という意味があります。
例えば「○○という分野に特化した会社にする」などと使います。
「絞り込む」には対象を明確にするという意味が含まれていますが、「特化」はその意味で似たい持つ言葉と言えるでしょう。
「専門にする」【せんもんにする】
「専門にする」という言葉も、「絞り込む」と似た意味を持つ言葉になります。
「専門」には、「限られた分野の学問や職業」などの意味があり、そのような分野の学問や職業を仕事にしたり楽しむ事を「専門にする」と言います。
例えば、「釣りの中でもヘラブナ釣りを『専門にする』」などという使い方をします。
仕事や趣味の対象をより「絞り込む」という意味で、「専門にする」は意味が良く似ています。
「絞り込む」を使った言葉と意味を解釈
「絞り込む」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「絞り込む」を使う定型句のような言葉ですので、知っていると使い勝手が良く便利でしょう。
- 「原因を絞り込む」
- 「絞り込み検索」
「原因を絞り込む」
「原因を絞り込む」という言い回しは一般的に良く使います。
例えばパソコンが動かなくなった時には、たくさんの原因が想像できます。
そこで丁寧に「原因を絞り込む」事で、パソコンが動かなくなった理由を特定します。
原因を特定する事で、その部分を回復させてパソコンが動くようにする事ができるようになります。
「絞り込み検索」
「絞り込み検索」は、パソコンを使って情報を得る時に、みんながしている作業です。
いくつかのキーワードを入れる事で、自分が欲しい情報を「絞り込む」事ができます。
例えば「人気のあるお菓子を食べたい」と思った時、「お菓子」「人気」、さらには「甘い」や「辛い」などのキーワードを増やして、自分が食べたいお菓子を探していきます。
「絞り込む」を使った例文
「絞り込む」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における「絞り込む」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「原因を『絞り込む』と、対策が取りやすくなる」
この例文のように、何か問題を解決するためには、原因を特定する事が大切です。
パソコンの故障を回復するためにも、仲の悪い夫婦が仲直りするためにも、故障やケンカの原因を特定する事が第一歩になります。
そのために、原因になりそうな範囲を狭め、数を減らして行き「絞り込む」事で、原因を特定します。
例文2
「『絞り込み検索』をして、理想に近いバイトを探す」
この例文のように「絞り込み検索」機能が使われているウェブサイトがたくさんあります。
バイト情報サイトもそのひとつで、「絞り込み検索」をする事、自分が希望するバイト先を「絞り込む」事ができます。
「飲食店」「女性」「週3日以上」などと「絞り込み検索」を掛けると、働きたい場所の求人票と出会えるかもしれません。
「絞り込む」という言葉の意味や使い方を見てきました。
これまで無意識に「絞り込む」という行為をしていた人も、今後は意識的に「絞り込む」事ができるようになるかもしれません。