「唯一無二」の意味とは?対義語、類語と英語、使い方や例文を紹介!
現代はたくさんの物で溢れています。
そのため変わりや代用品・類似品なども多く存在していますが、中には変わりの利かないもの・存在もあります。
そんなものを「唯一無二」と表現します。
しかしその言葉の意味から多用したり誤って使ってしまうと誤解やトラブルになりかねないため、注意が必要です。
目次
- 「唯一無二」の意味とは?
- 「唯一無二」の読み方と言葉の構成
- 「唯一無二」の英語(解釈)
- 「唯一無二」の対義語はある?
- 「唯一無二」の言葉の使い方
- 「唯一無二」を使った言葉と意味を解釈
- 「唯一無二」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「唯一無二」の類語や類義の表現など
「唯一無二」の意味とは?
「唯一無二」という言葉はこの世において一つしかなく、代わりは効かないという意味を持ちます。
対象としては人・物・財産・建造物など様々ですが、その中でも一つしかないとされるものとします。
また並ぶ・同義の物も無いという意味合いをもち、過去・現在・未来を含めた時にも比べることが出来る対象がないこととされています。
そのため一つしかないということを非常に強調したニュアンスとされています。
「唯一無二」の読み方と言葉の構成
「唯一無二」という言葉は「ゆいいつむに」と呼びます。
その言葉の構成としては「唯一」「無二」という二つの単語が合わさって構成されています。
どちらも意味としては「一つしかない・二つと無い」という類似した意味の単語となります。
この二つが重なることで「唯一無二」という言葉の意味の強さを強調する役割を担っています。
「唯一無二」の英語(解釈)
「唯一無二」という言葉について、英語で訳すると“one and only”となり「たった一つの・一つしかない」と訳されます。
他にも“like no other”のように「似たものは他にはない」や「比べられない・比類がない」という意味の“peerles”のような単語も「唯一無二」を表す英訳となります。
簡易的な表現もあれば形式的な表現もあり様々です。
また「唯一無二」も使う場面によってニュアンス・意味の強さなども変わり、それに応じてもちいれる英語も変わるため注意が必要です。
「唯一無二」の対義語はある?
「唯一無二」という言葉の対義語について、その意味合いによって複数に存在しています。
一つは汎用とされており、広く世間・世界に出回っているとされています。
またその多さから溢れかえっているという意味も持ちます。
2つ目は「有象無象」です。
「有象無象」の意味として数は非常に多く存在しますが、意味や価値・重要性がないものとされています。
そのため「唯一無二」とは違い重要性・価値は乏しく数も多いとされています。
そして3つ目に「偏在」となります。
「遍在」は世間に広くいきわたっており、あちこちに存在する・認識されているといった意味を持ちます。
そのためまんべんなく行き届いており、偏りや希少性はありません。
他にも様々な対義語が存在していますが、それぞれ対義語としての意味は同義でもニュアンスは異なるため、注意が必要です。
「唯一無二」の言葉の使い方
「唯一無二」という言葉はその対象となるものが変わりが効かない・一つしかないということを伝える際に用いられます。
基本的には自身に対してではなく、周りの人や物などが対象となります。
そして言葉自体にその意味を強く強調するニュアンスが含まれるため、曖昧なまま使わずに具体的にどのような部分に対してかを説明する方がよいとされています。
「唯一無二」を使った言葉と意味を解釈
「唯一無二」という言葉は言葉の意味の強さからどのような対象に使うかも重要となります。
そのため「唯一無二」を使った言葉とその解釈を紹介します。
- 「唯一無二の存在」
- 「唯一無二の親友」
- 「唯一無二の絶品」
「唯一無二の存在」
ここでは対象となるものの存在自体が「唯一無二」であるとしています。
「唯一無二の親友」
友人と違い、親友は基本的にはより親密・心が通じているものとされています。
そして「唯一無二」としていることからも過去にも未来にも「これ以上の親友はいない」としています。
また親友の程度・深さは個人差があるため、ここでの「唯一無二」は当人の価値観・人生の中に限ったものとしています。
「唯一無二の絶品」
この場合は食べ物に対してこれ以上はないという意味で用いられています。
味覚については個人差も大きいため、食べた人の経験において「唯一無二」であるとしています。
「唯一無二」を使った例文や短文・意味を解釈
「唯一無二」という言葉はその意味から対象に対して希少性・価値・重要性などが非常に高くなります。
しかし安易に使ってしまったり「唯一無二」ではない物に使うと信用にも関わります。
そのためどのような使い方が適切か、その意味と解釈を紹介します。
- 「唯一無二」の例文1
- 「唯一無二」の例文2
「唯一無二」の例文1
「あのアーティストは本当に独創的ですごい。彼の作品はどれも唯一無二の存在だ」
この場合、対象となるアーティストの作る作品について用いられています。
作品自体はこれまでに複数作られており、世に出ています。
しかし一つ一つの作品に対して同じものは生まれないと「唯一無二」を用いて強調しています。
「唯一無二」の例文2
「人は何億といるけど、それぞれみんな唯一無二の存在だと思う」
この場合、人の数は億を超えていますが一人一人で見た時に同じ人間はいないとしています。
そのため人口ではなく一人で見た時、全ての人が「唯一無二」の存在と話しています。
「唯一無二」の類語や類義の表現など
「唯一無二」という言葉は捉え方によって様々なものが対象となります。
しかしその意味の強さから類語・類義表現を用いられることもあります。
どのようなものがあるか、例とその意味を紹介していきます。
- 「かけがえのない」【かけがえのない】
- 「類を見ない」【るいをみない】
「かけがえのない」【かけがえのない】
この言葉の意味として、なくしてしまった時に他に代わり・代用できるものがない・非常に大切といった意味を持ちます。
あくまで失った時を想定した言葉ですが、前提として変わりはないということから「唯一無二」と同じニュアンスを含んでいます。
「類を見ない」【るいをみない】
この言葉の意味として同じような物・同じ水準の物を見たことがない・存在しないという意味です。
「類」とは似たものの集まり・共通するもので一まとめにしたものといった意味合いを含みます。
それを見たことがないとされるため、「唯一無二」の類語とされています。
「唯一無二」という言葉は使う人によって様々なものに適応する言葉です。
しかし言葉自体が非常に強い意味を持っています。
そして「唯一無二」であるかどうかは個人の感性・価値観によっても左右されます。
そのため時には意見が対立することもあるため、使う対象や使い方・使用頻度などには注意が必要です。