「厳格」とは?意味・読み方・対義語・英語【使い方や例文】
「厳格」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「厳格」の英語や、「厳格」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「厳格」の意味とは?
- 「厳格」の意味
- 「厳格」の英語
- 「厳格」の対義語
- 「厳格」を使った例文
- 「厳格」を使った言葉と意味を解釈
「厳格」の意味とは?
みなさんは「厳格」という言葉を知っているでしょうか。
「厳格」は「げんかく」と読む、一般的に良く知られている言葉のひとつです。
社会人として働いている人なら、職場の人から「厳格」と呼ばれる機会があるかもしれません。
また父親ならば、子供から「厳格」と思われているかもしれません。
身近な誰かに対して、「厳格」と感じている人もいるでしょう。
一方で、「厳格」という言葉を今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「厳格」という言葉の意味や使い方を紹介します。
誰かに「厳格」と言われた経験がある人は、この言葉の意味を知る事で、自分がどのように思われているのか、理解できるようになるでしょう。
「厳格」の意味
「厳格」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。
「厳格」には、「物事に対して非常に厳しくシビアなこと」という意味があります。
また「厳しい」には、「適当なところで許したりしない」という意味があります。
例えば「厳格な家庭」という場合は、家庭で決まっているルールを守る事を大切にして、簡単にゆるがせにしない様子をイメージする事ができます。
朝ごはんを食べるというルールがある場合は、例え夜遅くまで起きていて眠くても、決められた時間にダイニングテーブルに座り、朝ごはんを食べます。
「眠いから」という理由で朝食をキャンセルできない雰囲気が「厳格な家庭」にはあります。
このように「厳格」には、「物事に対して非常に厳しくシビアなこと」という意味があります。
「厳格」の英語
「厳格」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「厳格」は英語で、“stern”(スターン)になります。
“stern”には「厳しい」という意味があり、転じて「厳格」になります。
そのため「厳しい父親」という文章は、“stern father”(スターンファーザー)という英語にする事ができます。
「厳格」は他にも“strict”(ストリクト)や、“severe”(シビア)という英語にする事ができます。
特に「シビア」はカタカナ語として「厳格」という意味で使われているため、覚えやすいかもしれません。
このように「厳格」という言葉は“stern”、“strict”、“severe”などの英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「厳格」の対義語
「厳格」の対義語にはどのような言葉があるでしょう。
「厳格」と反対の意味を持つ言葉を知る事で、この言葉の意味がより深く理解できるようになるでしょう。
- 「甘い」【あまい】
- 「緩い」【ゆるい】
- 「寛大」【かんだい】
- 「大目に見る」【おおめにみる】
「甘い」【あまい】
「甘い」には、「厳しさがない」という意味があります。
「子供に甘い」という言葉は定型句の様な言葉ですが、この言葉には、「子供に対して厳しさがない様子」という意味があります。
「緩い」【ゆるい】
「緩い」という言葉も、様々な世代の人が使う言葉です。
「緩い」は「ゆるい」と読み、「締め付けが厳しくない」という意味があります。
例えば自由な空気の学校は「校則が『緩い』」などと言われます。
また、誰に対しても自主性に任せるタイプの上司は「『緩い』上司だね」などと言われます。
「寛大」【かんだい】
「寛大」は「かんだい」と読み、「心が広くむやみに人を責めない事」という意味があります。
「寛大な人」は、むやみに人を責めないため、近くいても気分が良い人です。
上司にいると嬉しいタイプの人でしょう。
「大目に見る」【おおめにみる】
「大目に見る」という言葉には、「寛大な処置を取る」という意味があります。
みなさんもミスをした時に、「大目に見る」と言われてほっとした経験があるのではないでしょうか。
「厳格」な場合は、そう簡単にミスを許してもらえないため、逆の意味を持つ言葉と言えそうです。
「厳格」を使った例文
「厳格」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「厳格」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「『厳格』な父親に育てられて、今は良かったと思える」
この例文で厳しい父親に育てられた人は、昔は「父親は厳しすぎて嫌だ」と思っていたはずです。
しかし大人になってみると、自分に身に付いたマナーや、約束を守る姿勢などが社会に出て役立つ事に気付いたのではないでしょうか。
結果的に、「厳格」な父親に感謝する事になりました。
みなさんにも同様の思いがあるかもしれません。
例文2
「そんなに『厳格』な対応をされたら、一緒に働けません」
この例文は、とにかく厳しくルール厳守を第一にした対応をする同僚に対して向けたセリフです。
「厳格」な事は、規律をゆるがせにしないために役立ちますが、あまりにも四角四面の対応だと、物事がスムーズに進まなくなってしまう事もあります。
臨機応変に状況に応じた対応ができるようになる事も、必要かもしれません。
「厳格」を使った言葉と意味を解釈
「厳格」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「厳格」を使った定型句のような言葉ですので、覚えておくと使い勝手が良く便利でしょう。
- 「厳格な父」
- 「厳格な対応」
「厳格な父」
「厳格」と言えば、「厳格な父」というイメージがあるほど、良く使われる言葉です。
社会ルールを守る事、家庭内のルールを守る事を第一に考え、ルール違反を決して許さないタイプの父親です。
門限を破った娘を家から追い出すなど、ルール違反に大変厳しい対処をします。
ただし子供に対して厳しい態度を取りますが、愛していないわけではありません。
むしろ子供の将来を考えるからこそ、決めたルールをゆるがせにしません。
「厳格な対応」
「厳格な対応」には、「ルールをゆるがせにしない、厳しい対応」という意味があります。
例えば集合時間に1分でも遅れてしまった人は、置いて先に行ってしまうような対応です。
飛行機などは「厳格対応」を取る事が多く、出発時間に遅れた人を待ったりはしません。
日常生活においても、飛行機のようにルール通りに進めようとして、厳しい対応をする時に、「厳格な対応」と言われます。
「厳格」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「厳格」という言葉を聞いて、嫌だと思う人、良いと思う人がいるでしょう。
「厳格さ」に「寛大さ」が加わると、最高の人になれるかもしれません。