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「太鼓判を押す」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「太鼓判を押す」は、とても明るくて威勢のいい響きの言葉です。

どの様な意味や使い方があるのか以下に紹介しますので参考にして下さい。

太鼓判を押す

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「太鼓判を押す」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「太鼓判を押す」の意味とは?
  • 「太鼓判を押す」の読み方
  • 「太鼓判を押す」の英語(解釈)
  • 「太鼓判を押す」の語源
  • 「太鼓判を押す」の言葉の使い方
  • 「太鼓判を押す」を使った例文や短文(解釈)
  • 「太鼓判を押す」の類語や類義表現


「太鼓判を押す」の意味とは?

「太鼓判を押す」の意味には以下の2つがあります。

  • 「太鼓の様に大きな判子を押すこと」の意味
  • 「人物や品物の質が良いものであると保証すること」の意味

「太鼓の様に大きな判子を押すこと」の意味

こちらは文字通り実際に判子を押すという意味で、元々は太鼓の様な縁取りがある大きな金貨のことでした。

それが段々と大きな判子の意味になり「太鼓判」と呼ばれる様になったのです。

江戸時代には、品物の品質を保証する為に大きい判子が使われていたことから由来しています。

「人物や品物の質が良いものであると保証すること」の意味

昔から品物の品質を保証する為に太鼓の様に大きな判子が押されていたのですが、そこから転じて第三者が人物や品物が信頼できるという保証をすることを意味する様になりました。

こちらの場合、特に判を押さなくても言葉で伝えたりネットで公開することで「太鼓判を押す」と使われます。

人は初めての人と接したり、初めて物を購入する時には信用出来た方がスムーズに行動できます。

この時に自分が良く知っている人や著名人が「あの人は間違いない」「この商品は素晴らしい」と評価してくれると安心できるものです。

この様な時に評価した人から見て「太鼓判を押す」と言うのです。



「太鼓判を押す」の読み方

「太鼓判を押す」「たいこばんをおす」と読みます。

読み方は簡単なのですが「太鼓」は書くのが難しいので注意しましょう。

「太鼓判を押す」の英語(解釈)

太鼓判を押す meaning in english

「太鼓判を押す」は日本独特の慣用句で、英語に同じ意味の熟語はありません。

以下の表現が最も近くなります。

  • “give one's stamp/seal of approval”
  • “guarantee”

“give one's stamp/seal of approval”

“give one's stamp/seal of approval”は、「承認の印(シール)を与える」という固い意味なります。

“He gave his stamp of approval in her proposal.”(彼は彼女の企画案について太鼓判を押した)になります。

“stamp”の代わりに“seal”と言い換えることもできます。

“guarantee”

“guarantee”「保証する」という意味で「太鼓判押す」と似ています。

“I guarantee his success for future.”(私は彼の将来的な成功について太鼓判を押します) になります。

こちらは日本人にとっては発音が少し難しいかも知れません。



「太鼓判を押す」の語源

「太鼓判を押す」の語源は、戦国時代までさかのぼります。

甲斐の国の武将「武田信玄」は金山の開発に積極的で「武田の甲州金」という金貨を作り、甲斐国内で流通させました。

その中の「一分金」という金貨は形が丸く、周囲に太鼓の皮留めとよく似たボツボツが装飾されていました。

ここから「太鼓判」と呼ばれる様になったのです。

つまり、「判」は判子という意味ではなく「大判・小判」「判」だったということになります。

後に太鼓の様に多きな判子を意味する様になりますが、こちらが語源です。

「太鼓判を押す」の言葉の使い方

「太鼓判を押す」の言葉の使い方には以下のポイントがあります。

  • 人やものに対して幅広く使われる
  • 絶対的な保証はない

人やものに対して幅広く使われる

「太鼓判を押す」は、物だけではなく人に対しても使えます。

地位や専門性に関係なく、特に根拠や証拠がなくても良いので、日常会話で気軽に使える言葉なのです。

絶対的な保証はない

「太鼓判を押す」は、誰かが自信を持ってそのものや人をおすすめする時に使われる言葉です。

誰でも「太鼓判を押す」ことができるので、絶対的な保証にはなりません。

その人が専門家や権威のある人ならば別ですが、素人でも使える言葉ですので過度に信頼しない方が良いでしょう。

「太鼓判を押す」を使った例文や短文(解釈)

「太鼓判を押す」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「太鼓判を押す」の例文1
  • 「太鼓判を押す」の例文2
  • 「太鼓判を押す」の例文3

「太鼓判を押す」の例文1

「彼は医者に健康だと太鼓判を押された途端元気になった」

その人は自分の健康に対して不安があり、医療機関を受診したのでしょう。

医師から「健康です」と言われてほっとした途端、今迄の具合の悪さがどこかへ消えてしまったことを表しています。

「太鼓判を押す」の例文2

「彼の実力は元の上司が太鼓判を押している」

異動や転勤で新しく部署に来た人が元の上司から「非常に優秀な人材だ」と言われたことを表しています。

今はまだ慣れていない様子ですが、これからドンドン実力を発揮してくれるでしょう。

「太鼓判を押す」の例文3

「塾の講師が合格確実と太鼓判を押してくれたお蔭でリラックスして受験できた」

受験を控えて「落ちたらどうしよう」と不安になっていたところ、塾の講師から「キミなら絶体に合格できるよ」と保証してくれたので、当日は安心して受験ができた様子を表しています。

もちろん無事に合格したことでしょう。

「太鼓判を押す」の類語や類義表現

「太鼓判を押す」の類語を以下に紹介します。

  • 「お墨付き」
  • 「折り紙付き」

「お墨付き」

「おすみつき」と読みます。

意味は「権力や権威の鳴る人に許可や承諾、保証を受けること」です。

室町時代や江戸時代には武将が手柄を立てると幕府や大名から褒美として領地が貰えました。

この領地が確かに本人のものであるという保証や確認をする為の文書には、権力者の署名や記号などが墨で記載されていた為に「お墨付き」と呼ばれ、これが「お墨付き」の語源となります。

「太鼓判を押す」と違うのは、「お墨付き」は権威のある人でないと与えるられないという点です。

「折り紙付き」

「おりがみつき」と読みます。

意味は「絶対に間違いないと保証できること」です。

「折り紙」とは平安時代から使われてきた「保証書」のことでで、紙を半分に折って使われていました。

江戸時代になると美術品や刀剣などの鑑定書の意味として使われる様になり、「品質が確かな証拠」という意味として使われる様になったのです。

「太鼓判を押す」よりも、そのものの品質を保証することが多く、実際に何かしらの証明書を持っている時に使われます。

icon まとめ

「太鼓判を押す」は、推す側が自信を持っている時に使う言葉です。

もしも「これはどうしても人に勧めたい」と思うものがあれば「太鼓判を押します」と言いましょう。

また、自分が人から何かの行為に対して「太鼓判を押された」場合には、人から認められたと思って自信を持って行動しましょう。