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「機を見るに敏」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「機を見るに敏」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「機を見るに敏」の英語や、「機を見るに敏」を使った例文を紹介して行きます。

機を見るに敏

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「機を見るに敏」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「機を見るに敏」の意味とは?
  • 「機を見るに敏」の意味
  • 「機を見るに敏」の英語
  • 「機を見るに敏」の類語や類義表現
  • 「機を見るに敏」の言葉の使い方
  • 「機を見るに敏」を使った例文


「機を見るに敏」の意味とは?

「機を見るに敏」の意味とは?

「機を見るに敏」という言葉を知っているでしょうか。

「機を見るに敏」「きをみるにびん」と読みますので、「きをみるにとし」などと読み間違えないようにしましょう。

みなさんの身近な人の中に「機を見るに敏」と称したくなるような人がいるかもしれません。

またあなたが「機を見るに敏」なタイプで、その事を自覚している人もいるでしょう。

一方で、「機を見るに敏」という言葉を今回初めて知ったという人もいるでしょう。

そこで「機を見るに敏」という言葉の意味や使い方を紹介します。

この言葉の意味を知る事で、今後は「機を見るに敏」という言葉を座右の銘にしたいと思う人もいるかもしれません。



「機を見るに敏」の意味

「機を見るに敏」の意味

「機を見るに敏」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「機を見るに敏」には、「チャンスをすばやくつかみ、的確に行動する事」という意味があります。

「機」という言葉には、好機やチャンスという意味があり、「敏」にはすばやいという意味があります。

「俊敏」という言葉にも「敏」が使われています。

この言葉には、「状況を見極めて、チャンスを見抜く力」と、さらに「チャンスに素早く適切な行動を取る力」の2つの力を持つ大切さが含まれています。

状況を見るだけで動かなければ不十分ですし、素早い行動だけで、状況を見ないと意味がありません。

このように「機を見るに敏」という言葉には、チャンスを見極めて、素早くチャンスを活かせという教えが含まれています。

「機を見るに敏」の英語

「機を見るに敏」の英語

「機を見るに敏」という言葉を英語にするとどのような表現になるでしょうか。

「機を見るに敏」を英語にすると、“be quick to seize an opportunity”(ビークイックツーシーズアンオプチュニティ)になります。

“be quick to seize”「早く掴む」という意味があり、“an opportunity”には「機会」という意味があります。

そのため“be quick to seize an opportunity”には「機会を迅速につかむ」という意味があり、それが転じて「機を見るに敏」という意味があります。

このように「機を見るに敏」という言葉を英語にすると、“be quick to seize an opportunity”になりますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。



「機を見るに敏」の類語や類義表現

「機を見るに敏」の類語や類義表現

「機を見るに敏」の類語や類義表現を紹介します。

「機を見るに敏」という言葉とよく似た言葉を知る事で、この言葉の意味がより深く理解できるようになるでしょう。

  • 「臨機応変」【りんきおうへん】
  • 「機に乗じる」【きにじょうじる】

「臨機応変」【りんきおうへん】

「臨機応変」には、「その時にふさわしい、適切な対応をする」という意味があります。

一つの方法が成功したとしても、その方法はいつでも正しいわけではありません。

状況が変われば、役に立たなくなるかもしれません。

そこで状況に応じて、その時にふさわしい適切な対応ができる事が重要になります。

「臨機応変」な対応をできる人は、どのようなチャンスも手に入れる事ができるでしょう。

このように「臨機応変」は、「機を見るに敏」と同じような意味を持つ言葉です。

「機に乗じる」【きにじょうじる】

「機に乗じる」という言葉があります。

「機に乗じる」には、「事の成り行きを見て、状況に応じて適切な対応をする」という意味があります。

例えばカジノでギャンブルをしている時、流れが良い時と悪い時があります。

さらに完全に自分に流れがきているような最高運気の時期を見極めて、かけ金を増やすし勝負をかけると、大きく勝つ事ができます。

このようにチャンスを逃さずに適切な対応をする事ができるという意味が、「機に乗じる」にはあります。

「機を見るに敏」とよく似ている言葉です。

「機を見るに敏」の言葉の使い方

「機を見るに敏」の言葉の使い方

「機を見るに敏」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。

「機を見るに敏」という言葉には、「チャンスを見極めて、素早く適切な対処をする事」という意味があります。

例えばビジネスシーンでは、同僚が病気で会社を休む事があるでしょう。

このような機会を好機と捉えて、休んだ人の代わりを務める事を立候補します。

その人よりも活躍する事で、職場での仕事と地位を奪う事ができます。

このような行動の一連を「機を見るに敏」という言葉で表現する事ができます。

恋愛の場面では、片想いをしている女性が、失恋して落ち込んでいるかもしれません。

その状況にいち早く気づき、励ましながら彼女の信頼を勝ち取る事ができるかもしれません。

このような一連の行動も、「機を見るに敏」と言えるでしょう。

このようにチャンスを逃さず、素早く動いて良い結果を手に入れた時に、「機を見るに敏」という言葉を使ってみましょう。

「機を見るに敏」を使った例文

「機を見るに敏」を使った例文

「機を見るに敏」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「機を見るに敏」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

「投手が四球を出した後の次の打者が、初球をホームランにしたのは、『機を見るに敏』としか言いようがない」

この例文に登場する打者は、野球のセオリーを踏まえつつ、まさに「機を見るに敏」な行動を実践しました。

投手は四球を出した直後、動揺しています。

さらにボールを投げたくない思いが強く、投球が真ん中周辺に集まりやすくなります。

打者はこの状況を見極め、チャンスだと思って真ん中付近のボールを振り抜き、ホームランにしました。

状況を見極めて、チャンスに待たずに行動出来た事により、大きな成果を手に入れる事ができました。

例文2

「株価が暴落した直後、買戻し巨額の富を得たのは、『機を見るに敏』だったからだ」

株価が暴落すると、投資家は動揺してしまいがちです。

自分の資産を守るために、保有している株を投げ売りして、被害額をできるだけ少なくしようとする人がほとんどでしょう。

しかし暴落の理由を読み、「すぐに株価が元に戻る」と思う事ができれば、暴落している市場はチャンスに見えます。

その場面で素早く暴落した株を購入し、大きな利益を手に入れました。

これはチャンスを見極める能力、チャンスでためらいなく動く能力から、「機を見るに敏」という言葉にふさわしい例でしょう。

icon まとめ

「機を見るに敏」という言葉の意味や使い方を見てきました。

今までは仮にチャンスを見極める事ができても、素早く行動に移せない人がほとんどではないでしょうか。

「機を見るに敏」という言葉を知った事で、今後の行動に変化が出るかもしれません。