「ピンズド」とは?意味【使い方や例文】
ピンズドは、大型掲示板の「2ちゃんねる」で生まれた言葉です。
そして、その誕生時と今では意味が多少変わっています。
目次
- 「ピンズド」の意味とは?
- 「ピンズド」の元ネタ
- 「ポジハメ」の意味とは?
- 「ピンズド」の言葉の使い方
- 「ピンズド」を使った例文や短文(解釈)
「ピンズド」の意味とは?
ピンズドとは、「ピンポイントでズドン」という意味で使います。
このズドンは「ちょうどいい」、「的確な」といった意味で、主にスポーツにおいて、トレードなどの補強がうまくいった時に使われています。
元の意味は、そのような補強ができたと思ったら、実は失敗だった(期待外れだった)時にそれを揶揄して使う言葉でしたが、現在ではその意味ではほとんど使われません。
「ピンズド」の元ネタ
この「ピンズド」という言葉は、2ちゃんねる内でプロ野球について語られていたスレッドで、新外国人選手が加入した球団のファンが、「ピンポイントでズドンと補強した」という発言をしたことが語源です。
その「ピンポイントでズドン」が略されて、この「ピンズド」となりました。
尚、誕生時は今とは意味が違っていたと書きましたが、それは、この元ネタだった外国人選手がふがいない成績で終わってしまったので、当初は「ピンポイントで補強したつもりが失敗(悪い意味でのズドン)」という意味で用いられていたという訳です。
しかし、今ではその意味ではなく、前述のようにきちんとした補強ができた時に使われる言葉となっています。
「ポジハメ」の意味とは?
ポジハメという言葉は、「プロ野球の横浜DeNAベイスターズのポジティブなファン」を表現します。
どうしてそういう意味になったのかと言うと、「ピンズド」の語源となったのもこの球団で、そう思った選手が失敗だった時でもポジティブな発言が多かったことから、その「ポジティブ」と、横浜DeNAベイスターズのファンに対する蔑称の「ハメカス」という2つの言葉から作られました。
つまり、ポジティブなファンとは言いながら、半分は馬鹿にしている意味も含まれているということです(ポジハメの語源となった補強とは関係ありません)。
「ピンズド」の言葉の使い方
ピンズドは、そのような補強ができた時に使います。
プロ野球だけでなく、その他のスポーツでも使われることがり、更にはスポーツ以外の事柄に使われることもあります。
例えば、機械類でちょうどいい部品が見付かった時に、「この部品は正にピンズドだ」などといった使い方です。
「ピンズド」を使った例文や短文(解釈)
ピンズドを使った例文や短文です。
スポーツの補強以外で使っている例も挙げていきます。
- 「ピンズド」の例文1
- 「ピンズド」の例文2
- 「ピンズド」の例文3
「ピンズド」の例文1
「弱点だったセカンドに正にピンズドな補強ができた」
野球でセカンドのポジションにちょうどいい選手が補強できたと使っています。
意味はともかく、元ネタから、やはりプロ野球での補強に対してよく用いられています。
2ちゃんねるで誕生した言葉ですが、それ以外の(ネット上の)場所やリアルでも普通に使われるようになりました。
「ピンズド」の例文2
「ピンズドだと思ったゴールキーパーだったが、前の選手の方がマシだった」
こちらはサッカーで使っていますが、そういった使い方をしている例もよく見掛けます。
この例文のような形が、元ネタでの意味そのものでしたが、先にも書いたように、今では悪い(誕生当初の)意味で使うことはほとんどありません。
「ピンズド」の例文3
「修理にピンズドなパーツをやっと見付けることができた」
このような使い方もできるので、意外と使い勝手がいい言葉だと言えるかも知れません。
また、自分にピッタリという意味で、「ピンズドなバイトが見付かった」といったような使い方をしてもいいでしょう。
ピンズドは、他のスポーツより補強という行為が盛んに行われているプロ野球で一番使われていますが、スポーツだけに限らず、様々な事柄に対して広く使って構わない言葉です。