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「カニバる」とは?意味・読み方・類語【使い方や例文】

私達が普段から使っている言葉の中には、色々な言葉がありますが、時々、サクッと理解するのに、時間がかかってしまう言葉があります。

ネットスラング的な言葉だったり、美少女用語でも、今風の会話パターンのように略されて使われる言葉も多く1度聞いただげては、分からないものもあります。

その1つに「カニバる」という表現があるのですが、一体どのような意味があるのでしょうか?

カニバる

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「カニバる」とは?意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「カニバる」の意味とは?
  • 「カニバる」の由来
  • 「カニバる」がよく使われる分野
  • 「カニバる」の対義語は「カニバらん」
  • 「カニバる」の言葉の使い方
  • 「カニバる」を使った例文や短文(解釈)
  • 「カニバる」の類語や類義表現


「カニバる」の意味とは?

「カニバる」とは、「カニバリゼーション(カニバライゼーション)を発生させること」という意味を最も言葉です。

「カニバリゼーション」とは、マーケットの中で、自社の製品と競合したり、既存ブランドのシェアを奪い合うことをすることを意味する用語として使われています。



「カニバる」の由来

「カニバる」の語源を考えてみると、よく「カーニバル」から来ていると考える人がいるのですが、これは間違いです。

「共食い」という意味を持つ「カニバリゼーション(cannibalization)」を日本語化にしたもので、「カニバリズム」+動詞の役目を果たす「る」により「カニバる」となりました。

「カニバる」がよく使われる分野

「カニバる」は、特定の分野で耳にすることがありますが、特にインターネットが普及して、ブログ関連やビジネス分野で使われることが多いです。

  • ブログ
  • ビジネス

ブログ

ブログでは、SEO対策が施されることによって、検索される頻度を高めることがありますが、特定の検索キーワードについて、どのページが検索結果として相応しくないのかGoogleが判断しづらくなった時に、キーワードが「カニバる」ことがあります。

ブログ内容がとても似通っていたり、ページタイトルが近い場合や、リンク元ページのアンカーテキストに近い文字列が含まれている時に、検索されたキーワードがブログテーマに合っているのか、Googleが分からなくなってしまいます。

ビジネス

ビジネスにおいても、「カニバる」ことがよくあります。

1つの企業で同じセグメントされたマーケットでコンセプトの似ている商品を販売して、社内でシェアを奪い合うようケースも「カニバる」を使いますね。



「カニバる」の対義語は「カニバらん」

「カニバる」の反対の意味を持つ言葉としては、「カニバらん」と笑いそうな表現があります。

「カニバらん」は、「カニバることをしない」「カニバることはない」といったような意味になるでしょう。

「カニバらん」「らん」は、「る」の否定的な意味を持つ表現法で、地方によっては、この「らん」を付けて否定的に使う所もあります。

「カニバる」の言葉の使い方

「カニバる」を使い方を見ていくと、メーカーで新しい製品を市場に投入した時に、同じカテゴリーの既存製品やコンセプトの似ている製品の需要を奪ってしまうことで、予想していなかった販売全体を低下や鈍化、あるいは損失などを引き起こして、販売シェアそのものの拡大を止めてしまう場合に「カニバる」を使うことになります。

「カニバる」を使った例文や短文(解釈)

では、ここから「カニバる」の例文を見ていくことにしましょう。

  • 「カニバる」の例文1
  • 「カニバる」の例文2
  • 「カニバる」の例文3

「カニバる」の例文1

「自社の製品でカニバるのは、マーケティング設計がしっかりしていないから」

自社製品で「カニバる」とは、「同じ市場に競合する製品を投入してしまうことで、自社の製品同士で市場シェアを喰い合う状況のことになりますが、マーケットリサーチやコンセプトがしっかりされていないからという見方があります。

しかし、企業においてはカニバリゼーションを戦略的に行っている所もあり、必ずしもマーケティングが不十分だとは言えません。

「カニバる」の例文2

「東京に本社がある企業は、本社と出先の営業所との間で、カニバることがあります」

同一の会社であることは、本社の法人営業部と東京営業所が、同じ顧客を攻略して喰い合うということです。

このような「カニバる」のことは、どこの企業でもある話です。

「カニバる」の例文3

「いや今度作る新しいサービスって、完全にC事業部の製品とカニバってんだよな」

社内の若手社員が普段の会話の中で出していそうな内容です。

製品毎に事業部制を採用している企業では、各製品のマーケティングリサーチが行われることになりますが、そのマーケティングを担当している人は、自分の製品のマーケティングだけを考えているはずです。

そうなると、自分の製品を価格競争から守ったり、競合製品との差別化を目的にするために、新たな機能アップや改良を重ねていくようになります。

その結果、自社の高級機種と市場でバッティングして、共食いになってしまうのです。

「カニバる」の類語や類義表現

「カニバる」には、他に同じ意味を持つ類義語があるのでしょうか?

  • 「共食い」
  • 「社内競合」

「共食い」

「カニバる」と同じ意味を持つ言葉には、「共食い」があります。

「一方が他方を食うこと」という意味から、比喩的に「仲間や同類の者がそれぞれに自分だけの利益を求めて他を害する結果になること」「互いに相手を損ねて共倒れになりそうなこと」と意味で使われるのですが、あまりに自分だけの利益を優先することから、「共倒れ」になることほど馬鹿なことはありません。

「社内競合」

「社内競合」「カニバる」の類義語として挙げることができます。

「社内競合」となる場面は意外に多いのですが、意図的に「社員競合」をすることも少なくありません。

わざと「社内競合」を起こすことで、それまで鈍化していたマーケットの需要を掘り起こすことや市場規模をさらに拡大するというようなこともあります。

icon まとめ

「カニバる」ということは、企業においては、とても無駄な労力を使ってしまうことが大半です。

類義語の中でも取り上げたように、意図的に「カニバる」を起こすこともありますが、現代の企業では限られたリソースを最大限に活かすために、不必要な投資は、行いません。

資源を集中するのが今のトレンドなので、今「カニバっている」企業は、マーケティングがしっかりとしていない所として見なされる可能性が強いのではないかと思います。

それだけにこれからに「カニバる」分野を徹底排除していく傾向がますます強まっていくのではないでしょうか?