「苔むす」とは?元ネタ【ネットスラング】
この「苔むす」(こけむす)という言葉は、2ちゃんねるでよく使われている言葉から派生して生まれた言葉です。
目次
- 「苔むす」の意味とは?
- 「苔むす」の類語
- 「苔むす」の元ネタ
- 「苔むす」と一緒に爆誕した「日本庭園不回避」とは?
- 「苔むす」の本来の意味
「苔むす」の意味とは?
苔むすとは、「草生える」が元になって作られた言葉です。
その「草生える」は、「www」のような形で「(笑)」という意味で主に語尾に付けて使われる表現を指して、まるで草が生えているように見えることから、「www」と同じ意味で使われています。
よって、「それは草生えるわ」と言えば、「www」と書いているのと同じ意味になります。
この「草生える」と更に同じ意味で使う言葉として誕生したのが、この「苔むす」です。
「苔むす」の類語
この「苔むす」のように、「www」=「(笑)」という意味で使われる言葉では、他に「竹」や「森」が有名です。
どれも「草」から連想して使われている言葉で、中には「大草原」といった表現まであります。
「竹」や「森」は、「草」より大きな存在という点から、「草」が「www」程度であれば、「wwwwww」くらいを表す時に使います。
「大草原」となると、ものすごく笑ってしまうような時にこそ使われる表現です。
「苔むす」の元ネタ
「苔むす」という言葉が生まれたきっかけは、「草生える」という意味を親に聞かれ、詳しく教えたという人からです。
その親が、それなら「苔むす」でもいいのではと言っていたとネット上で発言したことで、この「苔むす」という表現が「草生える」と同様の意味で使われるようになったのです。
「苔むす」と一緒に爆誕した「日本庭園不回避」とは?
「大草原」という「草」を発展させて作られた「大草原不可避」(大笑いするしかない)という表現がありますが、日本庭園でよく見られる「苔」がヒントになり、この「日本庭園不回避」という言葉が誕生しました。
「苔むす」がなければ、作られることはなかった言葉です。
意味としては「大草原不可避」と同じだと考えて構いませんが、元ネタが「苔むす」な点から、比較的新しいスラング表現として、最近になって使われ出した言葉です。
「苔むす」の本来の意味
「苔むす」の本来の意味は、夏季にその湿気から、石や岩に苔が生えてくることを指します。
俳句の世界では夏の季語にもなっており、「草生える」の意味のスラングとしてだけでなく、ごく普通に使われている言葉です。
苔むすは、ひょんなことから誕生した言葉だと言っていいでしょう。
それほど使われている訳ではありませんが、「草生える」の代わりに「苔むすわ」などと使っている例をそれなりに見掛けるようになりました。