「好きが溢れる」の意味・類語【使い方や例文】
人を好きになることはとても素晴らしいことです。
好きになることで、自分も生活や仕事に張りが出てくるでしょうし、相手のために自分を高めようとするようになってくるでしょう。
そして、相手のために尽くすことも厭わないようになってくるかもしれません。
まさに「好きが溢れる」と言うような言葉で自分の気持ちを表したくなるのではないでしょうか?
この「好きが溢れる」ということは、どんな意味があるのでしょうか?
ここでは、このような言葉について見ていこうと思います。
目次
- 「好きが溢れる」の意味とは?
- 「好きが溢れる」の読み方
- 「好きが溢れる」の言葉の使い方
- 「好きが溢れる」を使った例文・短文(解釈)
- 「好きが溢れる」の英語と解釈
- 「好きが溢れる」の類語や類義表現
「好きが溢れる」の意味とは?
「好きが溢れる」とは、「好きな気持ちを抑えきれないくらいにその感情が溢れてくること」と意味があります。
「溢れる」とは「いっぱいになってこぼれるほどたくさん入っている」という意味なので、とても愛情でいっぱいだということが分かります。
「好きが溢れる」の読み方
「好きが溢れる」の読み方は、「すきがあふれる」となります。
「好きが溢れる」の言葉の使い方
「好きが溢れる」という言葉は、相手に夢中になりすぎて、周りのことが見えないようになった時に使われることがあります。
愛する気持ちが強くなるので、ちょっと冷静になった方がいいと思えることもあるかもしれませんね。
「好きが溢れる」を使った例文・短文(解釈)
では、ここから「好きが溢れる」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「好きが溢れる」の例文1
- 「好きが溢れる」の例文2
- 「好きが溢れる」の例文3
「好きが溢れる」の例文1
「彼氏への気持ちが好きが溢れるくらいなると、客観的な判断ができなくなる」
心理学において、恋愛感情が生まれる場合に自分の人に対する「尺度」が変わってくると考えられています。
専門用語で言うと、人に対する価値基準が変化する「対人認知」というものですが、ここで気をつけなければならないのが、愛する相手に対しては、その価値基準の採点がとても甘くなっていくということです。
自分の「好きが溢れる」ほどに愛する相手のことをなるべく価値の高い人だと思いたくなる心理が働いてしまうのです。
このことから、意識しておきたいことは、「自分が思うほど相手がイケメンだったり、すばらしい人ではないかもしれない」という感覚は持っておくことです。
そうしないと冷静になって気持ちが覚めていった時の気持ちの落差がとても大きくなってしまいます。
「好きが溢れる」の例文2
「好きが溢れる相手には、私がいなければダメだと思いがちになる」
もし好きになった相手が周りの人達から見て、「ダメな人間」として思われているのであれば、「私がついていてあげなくてはダメな人」というような心理が働いていくことがあります。
いわゆる「共依存の関係になっている」ということなのですが、「共依存」とは、一方が相手を頼って依存しながら、片方も相手に頼られて依存されることで、自分自身の存在意義を見つけることを言っています。
このような関係になってしまうのは、心理学的な見地から言うと、自己評価の低い人が陥りやすいとされており、苦しい想いをしながらも相手に奉仕することで、かろうじて自尊心を支えている結果になってしまうのです。
ダメな人を好きになることは、自分自身もダメな人だと言えることなので、周りの人から見ると、そのようなことを直視できないくらいに写ってしまうのです。
まさに自分自身の未来に自らマイナス的なことを溜め込んでいるようなことになるので、冷静な気持ちを保ことが必要です。
「好きが溢れる」の例文3
「たとえ好きが溢れる恋でも、青年期は恋は思い込みほとんど」
18〜28歳の青年期は、性的に成熟に伴い生理的な変化が起きやすい時期です。
ちょっとしたことで胸の鼓動が速くなってしてしまい、ホルモンの分泌も盛んになってくるために、性的な衝動も高まりやすくなっています。
そうなると、会った時にたまたまドキドキした相手を好きと思い込んでしまう「錯誤帰属」という状態になっていくのです。
心理学的に見ていくと、自分の思いが間違った思い込みに発展していくことになってしまい。
盲目的な恋にハマり込んでいくことになっていきます。
もし、ドキドキとするようなことがあった場合は、「その恋の気持ちは本当の恋の気持ちなのか?」と追いかけてみたり、「その人が声をかけてくれた時に仕事で疲れ果てて弱ってはいなかったか?」とか、「もしかすると、間違った恋愛感情をイダイテ以内か?」と振り返えってみることです。
これが、同じ趣味の話で盛り上がれるようならばはいいのですが、その趣味が間違ったその人への愛になっていないか、冷静に分析していかなけばなりません。
「好きが溢れる」の英語と解釈
「好きが溢れる」を英語で例えるなら、“be into”という表現が妥当でしょう。
この言葉には、「のめり込んでいる」、あるいは「夢中になっている」という意味合いがあります。
「好きが溢れる」の類語や類義表現
では、ここから「好きが溢れる」の類義語を見ていくことにしましょう。
- 「狂おしいほど好き」
- 「ゾッコン」
- 「メロメロ」
「狂おしいほど好き」
「狂おしいほど好き」とは、「今にも心の平衡を失いそうであるような恋愛感情」や、「じっとしていられないような気持ちにかりたてられるくらいの愛情」と言えるでしょう。
「彼のことが狂おしいほどに好きなんです」こんなことをサラリと言っている人が結構いるものですが、「恋は盲目」というほどに、周りの状態が見えないくらいに相手に夢中になっています。
その恋が本当のものであればいいのですが、時には冷静に相手を見ることも大切なことです。
「ゾッコン」
「ゾッコン」とは「心の底から」、「すっかり」といった意味ですが、今では「心の底から愛している」という意味合いで使われています。
誰かを心から愛してしまい、夢中になっている状態で、「彼氏が私にゾッコンなの」ということであれば、とても愛されていることになります。
でも、それも今のうちで、次第に冷静になっていく彼がいるかもしれませんので、この場合も冷静になっておくことです。
「メロメロ」
「メロメロ」も類義語の1つで、「締まりがなくなり、自制力、抵抗力などがなくなること」です。
「恋人の前では僕はメロメロになる」というような言い方ができます。
「好きが溢れる」とは、ある意味「恋は盲目」ということになる可能性があるかもしれません。
人をすに好きになることは決して悪いことではないのですが、そのために仕事や生活が疎かになってしまうのであれば、本末転倒です。
お互いを高めることができるような相手とは恋愛することが、本当の恋愛だと思います。