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「平素より」とは?意味や使い方を解説

「平素より」について、ここで説明をしていこうと思います。

平素より

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「平素より」とは?意味や使い方を解説>


目次

  • 「平素より」の意味とは?
  • 「平素より」の意味
  • 「平素より」の言葉の使い方
  • 「平素より」を使った例文・短文(解釈)
  • 「平素より」の類語と解釈


「平素より」の意味とは?

「平素より」の意味とは?

「平素より」の読み方は、「へいそより」になります。

「平素より」はやや畏まった印象のある言葉です。

そのため、「平素より」「いつも・普段から」という意味を持っていますが、一般的な人間関係や日常的な会話で使われることはほとんどなく、ビジネスメール冒頭のあいさつ(お礼)や店舗・ウェブサイトのあいさつ文(お知らせ文・告知文)などにおいて使われやすい言葉になっています。



「平素より」の意味

「平素より」の意味

「平素より」の意味は、「いつも・普段から・日頃から」などになります。

「平素より」は、原則として「口語(話し言葉)」として使われることは少なく、「文語(書き言葉)」として使われることが多くなっています。

「平素より」という言葉は、ビジネスメールやウェブサイト、店舗・店頭のあいさつ文(告知文)において、「普段から・日頃から(お世話になっています)」といった意味合いを伝える慣用的な言葉として理解することができます。

「平素より」の言葉は、過去に面識(やり取り)のある取引先・お客様などに対する定形的なお礼のあいさつ文として使う場合には、「平素は」という言い方に言い換えることもできます。

「平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」という文章は、「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」と書き換えても間違いではないのです。

「平素より」の言葉の使い方

「平素より」の言葉の使い方

「平素より」の言葉の使い方は、過去に面識ややり取りのあるお客様(取引先)に対して、「普段から(日頃から)お世話になっています」というあいさつをしたい場合に使うという使い方になります。

「平素より」は基本的に畏まったフォーマルな印象を与える敬語表現の一種であり、ビジネスメールやウェブサイト、店舗などのあいさつ文(お礼の文章・告知文)として使用されることが多くなっています。

「平素より」は、具体的な要件を相手に伝える前の冒頭の挨拶として使うことができ、「平素より大変お世話になっております」「平素よりお心がけして下さり、ありがとうございます」などの定形的な文章として使うことができます。

堅いビジネスメールであれば、「平素より格別のご高配(ご愛顧)を賜り厚く御礼申し上げます」といった使い方をすればとても丁寧な敬意のこもった印象を相手方に与えることができます。



「平素より」を使った例文・短文(解釈)

「平素より」を使った例文・短文(解釈)

「平素より」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3
  • 例文4

例文1

「平素より大変お世話になっております。

今回の案件についてはこちらから折り返し、連絡させて頂きます」


この「平素より」を使った例文は、普段からとてもお世話になっていることをまず取引先に伝えて感謝した上で、具体的な要件である「今回の案件に対する自分からの折り返しの連絡」についてお知らせしているのです。

例文2

「平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

今後とも一層の精進を重ねて参りますので、よろしくお願い致します」


この「平素より」を使った例文は、「普段から特別な心配り(特別に敬意のある素晴らしい対応)をして頂いてありがとうございます」というお礼を述べた上で、今後とも更なる努力を積み重ねていくのでよろしくお願いしますということを相手方に伝えているのです。

例文3

「平素より格別のご愛顧を賜り誠にありがとうございます。

今回は当方の不手際により、お客様にご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした」


この「平素より」を使った例文は、「いつも特別に当社(当店)を特別に愛用して下さってありがとうございます」という感謝の言葉を述べた上で、「自分たちの不手際に対する誠意ある謝罪」を伝えているのです。

例文4

「平素より格別のお引き立てを賜りましてありがとうございます。

この度、店舗を改装してお客様にさらに満足して頂けるお店づくりを進めて参ります」


この「平素より」を使った例文は、「日頃から特別に目をかけてくださって(ごひいきにしてくださって)ありがとうございます」とお礼の言葉を述べた上で、「店舗の改装+お客様に満足してもらうためのお店づくり」という具体的な用件を伝えているのです。

「平素より」の類語と解釈

「平素より」の類語と解釈

「平素より」の類語として、「普段・日頃・いつも・平生(へいぜい)」などを上げることができます。

「平素より」の言葉は「いつも・普段から・日頃から」を意味しているので、その類語として「日常・日頃」を意味する「普段(ふだん)」「毎日・日常」を意味する「日頃(ひごろ)」を指摘できるのです。

「いつも」とは「常に・普段」を意味する言葉です。

「平生」という言葉も、「常日ごろ・いつも・日常的に」といった意味合いを持っています。

icon まとめ

「平素より」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。