「アドリブ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
言葉には意味がありますが、その言葉の意味を正確に知ることは大事です。
アドリブについて紹介します。
目次
- 「アドリブ」の意味とは?
- 「アドリブ」の語源
- 「アドリブ」の英語と解釈
- 「アドリブ」の言葉に使い方・例文や短文・解釈
- 「アドリブ」の類語や類語表現
- 「アドリブ」の対義語
「アドリブ」の意味とは?
「アドリブ」という言葉をよく耳にしますが、意味としては「思うがまま」や、「自由に」という意味があります。
アドリブは音楽用語として使われていましたが、今では演劇や放送などで台本にないことを「即興で行うこと」、「台本にないセリフを言うこと」という意味もあります。
「即興」や「今考えたこと」という意味もあるため、適応力があることや柔軟性がある人には「アドリブ力」と言うこともあります。
「アドリブ」の語源
「アドリブ」の語源はラテン語から来ています。
ラテン語で“adlibitum”と表されており、「音楽的な意味で自由」という意味があります。
それが、アメリカに伝わって“adlibitum”が“adlib”と略され「即興」という意味で表されます。
そのアメリカで使われていた言葉が日本に伝わり、今の「アドリブ」という言葉として使われるようになりました。
「アドリブ」の英語と解釈
「アドリブ」という英語はラテン語から伝わった“adlib”が英語になります。
動詞として使われており、基本的にアメリカでもパフォーマンスやスピーチの場面で使われます。
もう一つ使われるのは、“improvise”です。
これは、先ほどの“ladlib”と同じで動詞として使用されます。
“adlib”よりも広い範囲で使われているので、よく耳にする言葉です。
パフォーマンスやスピーチの場面以外でも、普通に友人と話しているときや会議などの際にも使用することができます。
このように英語では2つの「アドリブ」の単語があります。
しっかりと理解しておくことで、アメリカでも「アドリブ」という言葉を使い分けることができます。
「アドリブ」の言葉に使い方・例文や短文・解釈
「アドリブ」の言葉をどう用いることができるか例文と解釈で説明していきます。
- 俳優はセリフを覚えていなかったので、アドリブで乗り切ろうとした
- ある政治家はスピーチで台本を見ずにアドリブで話してしまいます
俳優はセリフを覚えていなかったので、アドリブで乗り切ろうとした
これは、俳優が練習や舞台で一場面のセリフを覚えていなかったので、台本とは違うセリフを言って、その場を乗り切ろうとすることが分かります。
セリフを言わなければ、次の場面に進むことができないため、何かセリフを言う必要があります。
本来のセリフとは違うセリフを言うため、アドリブという言葉を使用して、即興さを表しています。
ある政治家はスピーチで台本を見ずにアドリブで話してしまいます
これは、ある政治家がスピーチの際に台本などを準備しておかずに、自分の思っていることをそのまま話すことが分かります。
政治家でのスピーチでも、あらかじめ自分が何を伝えたいのか聴衆に分かるように、台本を準備することが一般的ですが、この政治家はスピーチの際に自分の言いたいことを即興で話すため、アドリブという言葉で凄さも伝えています。
台本を準備せずに話すことができるため、「アドリブ力」があるということも分かります。
「アドリブ」の類語や類語表現
「アドリブ」には同じような意味を持つ類語や似た表現を持つものがあります。
まずは、「即興」です。
アドリブは「思うがまま」や「自由に」という意味がありますが、「アドリブ」をするためには、その場で考える必要があります。
「即興」もその場で考える必要があるときに使用する言葉になるので、「アドリブ」と「即興」は似た意味を持つ言葉になります。
また、「その場で考えた」という言葉も「アドリブ」と同じ意味を持ちます。
「その場で考えた」には、本来とは違う考えを持つことや、すぐに考えた言葉を発するという意味が込められています。
つまり「思うがまま」という意味もあるため、「アドリブ」と同じ意味を持つ言葉になると言えます。
「臨機応変」という類語表現もあります。
「アドリブ」は「自由な」という意味がありますが、その場にあった言葉や行動をする必要があります。
「臨機応変」も同じように、その場に合った行動をする必要があるので、類語表現と言えます。
「アドリブ」の対義語
「アドリブ」には対義語もあります。
それは、「台本通り」です。
「アドリブ」は即興で自分の考えついたセリフを話すため、台本には書かれていないセリフになります。
逆に「台本通り」であれば、台本に書かれているセリフをそのまま言うことになります。
そのため、対義語になります。
また、「打ち合わせ通り」も対義語です。
「打ち合わせ通り」は事前に準備したことを、そのまま行うことになります。
そのため、その場面では、打ち合わせに縛られて自分の思い通りにはできません。
このような言葉が対義語になります。
「アドリブ」には「思いのまま」という意味や「自由」という意味もあり、いろいろ場面で聞く言葉です。
アドリブについて正確な意味を知っておくことで、正しく使うことができ、相手に正しい意味を伝えることができます。
アドリブについての内容として覚えておくと良いです。