「ヘイトスピーチ」の意味【使い方や例文】
ヘイトスピーチは、ニュースなどでよく聞く言葉です。
どういう意味で、どんな場面で使われる言葉なのかを詳しく見ていきましょう。
目次
- 「ヘイトスピーチ」の意味とは?
- 「ヘイトスピーチ」の語源
- 「差別」と「ヘイト」の違い
- 「ヘイトスピーチ」の言葉の使い方・例文とその解釈
- 「ヘイトスピーチ」をする目的
「ヘイトスピーチ」の意味とは?
ヘイトスピーチとは、人種(肌の色)や国籍、宗教、容姿、生まれつきの性的趣向といった、本人が自ら変えることは難しい要素を対象にした攻撃的だったり、侮蔑する内容の発言のことです。
例えば、黒人に対し、その肌の色だけで差別をするような発言がこれに該当します。
日本では2016年に、これを禁止する法律(俗称で、ヘイトスピーチ規制法)が成立し、施行されましたが、特に罰則規定はなく、あくまで理念法という扱いに留まっています。
「ヘイトスピーチ」の語源
ヘイトスピーチは、同じの発音の英語が語源のカタナカ語です。
海外でも“hate speech”として、意味もほぼ同様です。
ただし、国や地域によって若干解釈が異なり、「単に攻撃する発言」までこれに該当すると考えるケースや、日本での意味に加え、政治的な考え方も含むと解釈する場合などがあります。
例として、選挙の時の対立候補の悪口がこの“hate speech”と表現されたり、現政権への批判的な発言をそう呼ぶことがあるという具合です。
「差別」と「ヘイト」の違い
ヘイトスピーチは、「差別発言」と表現されることもありますが、それでは正確な意味にはなりません。
「ヘイト」とは、単に「嫌い」という意味に留まる言葉で(元の英語の“hate”も)、特に差別的な意味は含まれていません。
ですが、ヘイトスピーチの対象となるのは、前述の通り人種や宗教などの為、どうしてもそれらに対する差別だと思われてしまう面も否めません。
しかし、本来の意味は対象を(特に差別的な意味は含まずに)嫌った攻撃的な発言や、侮辱するような発言のことです。
この解釈を間違えないようにしてください。
「ヘイトスピーチ」の言葉の使い方・例文とその解釈
ヘイトスピーチは、それだと思った発言に対して使うことになる言葉です。
もしくは、自分の発言はそれではないという否定の為に使うこともあります。
自らヘイトスピーチをしたと使うこともできますが、あまり感心される行為ではない為、そのような使い方はあまり見掛けません。
- 例文1
- 例文2
例文1
「人種的なヘイトスピートは、差別だと思われてしまっても仕方がないだろう」
ヘイトスピーチの対象が主に人種的なことだけに限られている国もあるように、それを対象にしたヘイトスピートは、そのように思われてしまうことが多いです。
人間が一番自分ではどうにもならないのが、この「人種」的なものです。
それを理由にした攻撃や侮蔑は当然感心しません。
例文の通り、差別的な意味で発言したのではなくても、そうとられてしまっても仕方がないと言えるでしょう。
例文2
「日本では「信仰の自由」がはっきり憲法に記載されているのに、特定の宗教にヘイトスピーチを行うのはどうなのだろうか」
宗教的なものは難しい面もありますが、国内の宗教に限れば、きちんと「宗教法人」として認可されている宗教なら、どれを信仰しようとその人の自由です。
しかし、その宗教の教祖(開祖)だったり、考え方が嫌いだという理由などから、ヘイトスピーチに対象にされることもあるのが事実です。
「ヘイトスピーチ」をする目的
ヘイトスピートは、相応な理由が伴っていないと低俗な悪口と同列です。
元々ヘイトスピーチ自体、そのようなものですが、その人なりの理由はあって然るべきです。
(それが、他の人には理解されないような理由であってもです)
- 「生理的にどうしても受付けない」
- 「敵対する相手なので攻撃したい」
「生理的にどうしても受付けない」
この理由は、主に肌の色だったり、生まれつきの性的趣向が対象になると考えていいでしょう。
気持ちは分からなくもありませんが、差別だととられてしまうことが多い対象なだけに、そう思っていても、口に出すべきではありません。
「敵対する相手なので攻撃したい」
理由が宗教的な対立だったり、中には性別だけで攻撃対象にすることまであります。
「これだから女は〜」などという発言は、充分にヘイトスピーチになるので注意してください。
また、性別的なヘイトスピーチは、下手すると「セクハラ発言」と捉えられてしまう危険も含んでいます。
ヘイトスピーチは、行わないに越したことはありません。
そう考えているだけなのと、口に出すのとでは全く違います。
もし口にする場合には、それによる影響まできちんと考えた上でないといけません。