「ダル絡み」の意味・読み方・英語【使い方や例文】
会話することは、人が他の人との人間関係を作ることにおいて、とても有効な方法であることは言う間でもありません。
毎日、仲の良い友人と他愛もないお喋りをすることや、ビジネスの場面では職場の同僚や上司と議論すること、取引先と商談や交渉をすることなどコミュニケーションは、自分の考えや思いを相手に伝えて理解してもらうだけでなく、相手の気持ちや考えを察することにもなります。
このようなコミュニケーションも、今ではインターネット上で、LINEやTwitterといったSNSでやり取りすることが増えています。
その中で「ダル絡み」という言葉がよく出てくるのですが、この言葉をはどのような意味があり、どんな場面で使われるかをご存知でしょうか?
ここでは、この「ダル絡み」について説明をしていきたいと思います。
目次
- 「ダル絡み」の意味とは?
- 「ダル絡み」と「ウザ絡み」の違い
- 「ダル絡み」の使い方
- 「ダル絡み」を使った例文・短文(解釈)
- 「ダル絡み」の英語と解釈
- 「絡み」が付いた言葉と意味を解釈
「ダル絡み」の意味とは?
SNSではよく目にすることが多くなってきた「ダル絡み」は、「特に用事もないのに下らないことや、どうでもいいことで話しかけたり、ちょっかいを出すような感じで声をかけたりすること」を指している表現です。
友人や仲間から声をかけられた時に反応するのが「ダルいような絡み」と言っていますが、「ダルい絡み方」の略と理解するといいでしょう。
- 「ダル絡み」の読み方
「ダル絡み」の読み方
「ダル絡み」の読み方は、「だるがらみ」となります。
「ダル絡み」と「ウザ絡み」の違い
「ダル絡み」と同じような感覚で使われる言葉で、「ウザ絡み」という言葉があります。
「ウザ絡み」とは「相手を煩わせるような話題や口調などで話しかけること」を意味している言葉で、「ウサい」は、一般的に「邪魔で不快なこと」ということなので、声をかけられると「うっというしい気持ち」になる印象があります。
「ダル絡み」は「くだらないような内容で声をかけられること」なので、「ウザ絡み」よりは相手への印象度は、そんなにひどく悪い印象はないかもしれません。
「ダル絡み」の使い方
「ダル絡み」は、職場や学校などで、忙しくしている時にいきなり全く脈略のないような会話で「ダル絡み」してくることから、うっとうしい感じがしてきます。
具体的には、コンパや懇親会のような飲み会で酔ったタチの悪い場を読めない相手にやられるような感じでしょうか。
このような場面は、飲み会だけでなくLINEやTwitterでしつこく絡まれるというケースもあります。
インターネットを通じてのやり取りでは、相手の環境や状況が見えないので、自分のペースで勝手なメッセージが送られてきますので、このような時も「ダル絡み」が当てはまるでしょう。
「ダル絡み」を使った例文・短文(解釈)
では、「ダル絡み」を使った例文を見ていくことで、どのようなケースで使われるかを理解できるでしょう。
- 「ダル絡み」の例文1
- 「ダル絡み」の例文2
- 「ダル絡み」の例文3
「ダル絡み」の例文1
「僕の上司は酔っぱらうと、長々とダル絡みしてくるので、一緒に飲みに行くのが嫌いです」
このような上司だと、毎日、仕事に行くことが嫌やになったりしますね。
最近は上司からお酒の勧誘があっても、断ることが昔より自由なので、避けることができますが、やはり嫌やなことです。
「ダル絡み」の例文2
「昨晩、友人からのLINEで夜中まで朝方までダル絡みされてしまって睡眠不足なんだ」
これも「ダル絡み」が出てくる場面ですが、LINEのメッセージにもらって嬉しい人もいますが、こんなやり取りは遠慮したいですね。
「ダル絡み」の例文3
「好きな子に会いたいとLINEしてしまったのですが、ダル絡みをしてしまい嫌われてしまったかもしれません」
好きな相手にLINEをすると、ある程度は気持ちを抑えなければと思っていても、どうしても絡んでしまうことがありませんか?
意識している相手にLINEメッセージを送る時は、少しセーブ気味にすべきかもしれません。
「ダル絡み」の英語と解釈
「ダル絡み」を英語で訳してみると、“It's such a drag”や“What a drag”という表現になります。
“drag”とは「引っ張る」という意味がありますが、パソコンのマウスで「ドラッグする」というキーワードもこの“drag”のことを言っています。
「絡み」が付いた言葉と意味を解釈
「絡み」が付く言葉はLINEのネットスラング的な表現でもあるのですが、「ダル絡み」の他に、次のような「絡み」パターンもあります。
- 「ゆる絡み」
- 「鬼絡み」
「ゆる絡み」
「ゆる絡み」とは、「緩いペースで絡んでくること」で、「リラックスした様子」という解釈から「タメで仲の良い」関係でのコミュケーションと理解することができます。
言い換えると、「癒し系」的な絡み方でもあり、どうせ会話するなら「ゆる絡み」がしたいものです。
LINEでのやり取りでも、確かに気のおける友人との会話には、言葉を選ぶ気遣いもあまり必要ではありませんし、自分の本音を言うこともできますので、このような「絡み」が一番いいでしょう。
「鬼絡み」
絶対に相手にしたくないのが、「鬼絡み」ですが、これは、「すごく絡んでくる」という意味があります。
「うっとうしい」度合いが「ダル絡み」や「ウザ絡み」レベルではないので、無視したいくらいの相手から「絡まれる」ということになるでしょうか。
人には色々な性格がありますが、何にでもすぐに首を突っ込みたくなる人は、相手がどんな状況であろうが、どんな性格であろうが、お構いなしにズケズケと入り込んできますので、一定の距離を置きたくなります。
少しでも、次に続くようなメッセージを返してしまうと、延々とやり取りをしなくてはなりませんので、簡単で短いメッメージで終わらせるようにすることが必要です。
最近の会話の方法の中では、LINEやTwitterなどのSNSが多いことは誰でも知っていることですが、現代の「絡み方」=「コミュニケーション方法」が、インターネット上でやり取りになっており、何時でも何処からでもメッセージを送ることができるので、「ダル絡み」された時、上手に返す方法を知っておくことが必要です。
あまり必死に相手のメッセージに応えていくと、相手もヒートアップしていき止めることができなくなってしまい、自分もヘトヘトに疲れてしまいます。
ある程度は、うなずく必要があるかもしれませんが、急ぎの用事があると言ったり、今から勉強しなくてはと言うことで、会話を止めることで、さりげなくフェードアウトしていくことがいいかもしれません。