「レベチ」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
この記事では、「レベチ」という言葉の意味、使い方、類語について紹介します。
目次
- 「レベチ」の意味とは?
- 「レベチ」より上の「ジゲチ」もある?
- 「レベチ」の言葉の使い方
- 「レベチ」を使った例文と解釈
- 「レベチ」の英語と解釈
- 「レベチ」の類義表現
「レベチ」の意味とは?
「レベチ」とは最近若者の間で使われているワードで、「レベルが違う」という意味で使われています。
この「レベルが違う」をそのまま省略して「レベチ」という言葉になりました。
会話の中であるものを何か他の物と対比して、「秀でている」「優れている」など、プラスな意味合いで使われることが多いです。
「レベチ」より上の「ジゲチ」もある?
また、今回ご紹介する「レベチ」というワードに関連して「ジゲチ」という若者言葉が存在します。
これは、勘のいい方ならお分かりかと思いますが「次元が違う」という意味で、「レベチ」同様「次元が違う」という言葉をそのまま省略して「ジゲチ」という言葉が生まれました。
位置づけ的には「レベチ」のさらに上とされており、何か複数の物を比べた時に、一つの物が「レベチ」以上に「秀でている」「優れている」という意味を持ちます。
「レベチ」の言葉の使い方
「レベチ」という言葉は、先ほどご紹介した通り「レベルが違う」という意味で使用される言葉であるため、基本的には何か複数の物を見比べる、優劣をつける、といった場面で使われます。
また、その中でもこの「レベチ」という言葉はプラスな意味合いで使われることが多いため、何かがそれ以外の何かよりも非常に優れている、抜きんでて良い状態である、という場合に使われます。
複数の物の優劣をつけた際に、その中でも非常に優れているものに対して使われる言葉ということです。
「レベチ」を使った例文と解釈
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
少年A「俺昨日のバレンタイン、チョコ4つももらったぜ〜。お前は?」
少年B「俺は20個もらったよ」
少年A「まじかよすげえ。レベチだな」
この場合、少年A君が「自分がもらったチョコレートの数」と「少年B君がもらったチョコレートの数」を比較して、圧倒的に多いB君のチョコレートの数を「レベルが違う」として称賛する意味合いで「レベチ」を使っています。
例文2
少女A「今日のテストやばかった〜。絶対赤点だよ。Bちゃんはどうだった?」
少女B「けっこうスラスラ解けたかな〜。後半時間余って暇だった」
少女A「まじ?私なんて超時間ぎりぎりだったのに。すご、レベチ」
この場合、少女Aちゃんが「時間ギリギリで終えた自分自身のテストの手ごたえ」と「時間が余るほど余裕で終えた少女Bちゃんのテストの手ごたえ」を比較して、Bちゃんの余裕だったというテストの後話を「レベルが違う」としてとりあげ「レベチ」を使っています。
例文3
少女A「先週の限定販売の化粧品、開店5分前に行ったら超並んでてぎりぎりで買えたよ〜。危なかった。Bちゃんも買うって言ってなかったっけ?」
少女B「そうそう、私も買ったよ!私は朝6時から並んだからまだほとんど人いなかったよ〜」
少女A「朝6時!?それはレベチだわ」
この場合、少女Aちゃんが「開店5分前から並んだ自分」と「朝6時から並んだ少女Bちゃん」を比較して、朝早くから並んだBちゃんを「レベルが違う」として「レベチ」を使っています。
またこの場合、Bちゃんと比べている対象はAちゃんだけではなく、その他大勢の並んでいた人達も含まれていることが考えられます。
このように、「レベチ」という言葉が使われる際には、その場にいる人やその場にある物だけではなく、その他の不特定多数の物や人が引き合いに出されている場合が多くあります。
「レベチ」の英語と解釈
「レベチ」という若者言葉を英語で表すと、「be in another league」という表現になります。
この英語は直訳すると「レベルが違う」という意味になり、「レベチ」の省略前の言葉そのものになります。
また、似たような表現で「be on another level」「at a high level」などがあります。
「レベチ」の類義表現
「レベチ」の類義表現として、先ほどご紹介した「ジゲチ(次元が違う)」の他に「ダンチ(段違いで)」などがあります。
どちらもレベチと同じように、複数の物を比較した時にその中でも特に優れているものに対して使われることが多い表現です。
また、「ジゲチ」も「ダンチ」もどちらも「レベチ」よりもさらに秀でている場合に使われることが多い表現です。
今回は「レベチ」という若者言葉について、その意味や使い方などについて解説していきました。
基本的には「レベルが違う」という言葉の略称であること、また、その中でもプラスの意味で使われることが多いこと、この2点を理解しておけば分かりやすい若者言葉だと思います。