「がきんちょ」の意味・読み方・類語【使い方や例文】
人は子供の頃の成長から色々なことを学び経験をすることで、成長していきます。
そして、大人になり社会人になっても、数々の経験を積んで積むことで、一人前になっていきます。
しかし、そんな成長した青年でも、より年長の人から見ると、「がきんちょ」と呼ばれてしまうこともあるのですが、この言葉には、どんな意味がありどんな思いが込められているのでしょうか?
目次
- 「がきんちょ」の意味とは?
- 「がきんちょ」は方言
- 「がきんちょ」の語源や由来
- 「がきんちょ」の使い方・例文や短文・解釈
- 「がきんちょ」の類語や類義表現
「がきんちょ」の意味とは?
「がきんちょ」と俗に言われている「ガキ」と基本的には同じ意味で使われている言葉で、「子供」を意味しています。
「ガキ」に「〜んちょ」をつけて語調を変えただけの言葉です。
ただ、「ちょ」は、「太っちょ」や「でぶっちょ」というように「〜な者」というニュアンスが含れており、「がきんちょ」となると、「悪ガキ」や「大人になりきれない未熟者」というイメージもあります。
「がきんちょ」は方言
「がきんちょ」は、全国区で通用する言葉でしょうか?
この言葉が何となく関西系から発した方言のようでもあるのですが、定かなことは分からず、何処かの地域で使われていた言葉(方言)の可能性も否定できません。
しかし、今では全国で通用する言葉なので、あまり気にする必要はないでしょう。
「がきんちょ」の語源や由来
「がきんちょ」の「がき」は「餓鬼」という漢字を当てますが、元々は悪行の報いとして餓鬼道に落ちた亡者のことを指していますが、これが「児童」の伊美を持つようになり「がきんちょ」のような愛称で使われるようになっていきました。
「がきんちょ」の使い方・例文や短文・解釈
「がきんちょ」は、大人になりきれていない人を指して使ったり、いたずらばかりするから「悪ガキ」を指して言うことがあります。
- 「がきんちょ」の例文1
- 「がきんちょ」の例文2
「がきんちょ」の例文1
「今時、ガキンチョでもしないようなことを、恥ずかしげもなくやってんじゃないよ」
20代になった人でも子供、恥ずかしい言動からこんなことを言われてしまうことがあります。
「がきんちょ」の例文2
「あのこのガキンチョって、ずっと私のこと、見てたけど、気があるのかなぁ?」
中学生くらいの男の子なのでしょうか?
ちょうど異性を意識するような年頃になってから、友人のお姉さんを見て、ドキドキしていたのかもしれませんね。
「がきんちょ」の類語や類義表現
この「がきんちょ」という言葉は他の言葉に置き換えて表現するなら、どんなものがあるでしゃうか?
- 「ひよっ子」
- 「青二才」
- 「洟垂れ小僧」
「ひよっ子」
「ひよっ子」というと、「未熟者」という印象を受けてしまうのですが、確かに意味としては「若くて技能や経験に乏しい人」というニュアンスがあります。
「あいつは生意気なことはいうけど、まだまだひよっ子だな」というような表現をされます。
「青二才」
「青二才」も「がきんちょ」と似たような意味があり、同義語として扱われることができます。
「思春期の入り口と成年の間にいる若者」のことを指しており、年齢的には中学生から高校生くらいの時期でしょう。
この頃は、ちょうど身体付きが大人になっている頃ですが、精神的には大人になりきれていない年代です。
いっぱしのことは言うものの、言葉と行動が伴っていないことが多く、生意気ざかりという感じです。
「洟垂れ小僧」
「洟垂れ小僧」もよく使われている言葉ですが、若者に対して批判的意味を込めた表現です。
本当に鼻水を垂れているわけではありませんが、経験のない未熟な若者をきつく言う場合に使われます。
「がきんちょ」という言葉は、まだ精神的に幼い人に対して使われることが分かったと思いますが、一体いくつまでの人達を指して言うのでしょう?
大人達から見れば、若い世代はいくつになっても、「がきんちょ」に見えてしまうのかもしれませんが、少しでも多くのことを経験させて、心身ともに「がきんちょ」を卒業させるのも大人の役目でしょう。