「ウザい」の意味・読み方【使い方や例文】
このウザいという言葉は、若者の間で盛んに使われています。
その響きのように、いい意味の言葉ではありません。
目次
- 「ウザい」の意味とは?
- 「ウザい」の語源や由来
- 「ウザい」の言葉の使い方
- 「ウザい」を使った例文と解釈
- 「ウザい」を英語にすると?
- 「ウザい」の類義表現
「ウザい」の意味とは?
ウザいという言葉は、「鬱陶しい」、「気持ちが悪い」、「面倒くさい」、「腹立たしい」といった色々な意味で使われます。
そのうちのそれだという訳でもなく、それらを総合した意味と理解してください。
そういったことをこの一言だけで表現できる為、一見、便利な言葉だと考えられなくもありませんが、その意味が意味だけに、簡単に使うべき言葉ではありません。
この一言がきっかけとなり、トラブルに発展してしまうようなことも少なくないと言えるので、例えそのように思ったとしても、本人を目の前にして使うのはやめておきましょう。
「ウザい」の語源や由来
ウザいは、「うざったい」が略された言葉です。
そして、その「うざったい」は、「鬱陶しい」ことを表現する言葉です。
その為、「ウザい」=「鬱陶しい」という意味で使うのが本来ですが、実際にはそれだけでなく、先に挙げたような色々な意味を複合させて使っています。
「ウザい」の言葉の使い方
ウザいの使い方は、そのような人が居る場合に、それを表現する為に使えばいいだけです。
しかし、この言葉で表現されて気持ちのいい人はどこにも居ないので、使う際には慎重さが求められます。
前述のように、その相手に直接この言葉を使うのはおすすめできません。
よって、陰口として使われることが多いと言えるでしょう。
「ウザい」を使った例文と解釈
ウザいが実際に使われる例を見ていきましょう。
どれも実際によく見聞きする形なので、このような使い方でこの言葉を知ったという人も多いでしょう。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「しばらく付き合ってみて分かったが、あんなにウザい奴だと思わなかった」
人は実際に付き合ってみないと分からないものです。
それが長くなると、このように思ってしまう場合もあるかも知れませんが、陰口だとしても、このような言い方はあまりよくないのは言うまでもありません。
例文2
「あいつはすぐに人のことをウザいと言い出すが、一番ウザいのは自分の方だ早く気付くべきだ」
人のことをすぐにウザいなどと言ってしまう人は、自分も周りからそう思われていることが少なくありません。
人に対しての言動は、やがて自分に返ってくるものなのです。
例文3
「明日から中間テストとか、超ウザいんだけど」
ウザいを人に対してではなく、テストという対象に使っている例になります。
「面倒くさい」という意味も含んでいる為、このような使い方をすることもできる訳です。
この手の使い方は、若者の間ではよく見掛ける表現だと言っていいでしょう。
「ウザい」を英語にすると?
「ウザい」が意味することの英語としては、“bothering”(鬱陶しい)、“irritating”(腹立たしい)辺りが、日本語で「ウザい」をそのような意味で使う時にちょうど合います。
そして、スラングの“bug”が、「ウザい」そのままの英語表現だと考えていいでしょう。
“bug”は「小さな虫」を意味する英単語ですが、それが飛び回っている様子から、「鬱陶しい」、「腹立たしい」などの「ウザい」のもつ意味のほとんどが表現できます。
「ウザい」の類義表現
ウザいのその意味そのままではなく、置き換えることができる似た言葉や表現を挙げていきます。
どれも若者言葉で、ウザいと同様にいい意味はありません。
- 「ダルい」【ださい】
- 「キモい」【きもい】
「ダルい」【ださい】
元々ある言葉で、本来は疲れや病気などから体の調子がよくないことを表す為に使いますが、「だる」の部分がカタカナになると、若者言葉で「面倒くさい」という意味になります。
この点から、「ウザい」のもつ意味の1つと同様に使えます。
「キモい」【きもい】
「気持ちが悪い」を略した若者言葉です。
この言葉も「ウザい」を「気持ちが悪い」という意味で使う時に置き換えられる表現です。
人に対して使う時には、「ウザい」と同様に注意が必要になります。
ウザいは汎用性が高い言葉だと言うことができますが、その意味のほとんどが人を悪く表現している為、使う際には気を付けないといけない言葉です。