「パトロン」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
街を歩いていて、若者たちの会話を聞いていると聞きなれない単語が飛び交っていたことはないでしょうか。
また、会社の若者や、自分の息子や娘との会話中に意味のわからない言葉はありませんか。
正しい日本語を使うべきだと思われる方も多いかと思いますが、そういうおじさんおばさんよりも理解して若者との会話を楽しめる大人のほうが自分自身もより若々しくいれるのではないでしょうか。
若者たちの間では、常に新しい言葉が生まれておりますので、ついていくのは大変ですがインターネットで検索することによりすぐに意味を知ることができます。
今回は「パトロン」という言葉について触れていきたいと思います。
目次
- 「パトロン」の意味とは?
- 「パトロン」とスポンサーの違い
- 「パトロン」の言葉の使い方
- 「パトロン」を使った例文と解釈
- 「パトロン」の英語と解釈
- 「パトロン」の類語や類義表現
「パトロン」の意味とは?
「パトロン」には大きくわけ3つの意味があるとされています。
1つ目は、団体もしくは個人を経済的に支援する人のことを指します。
2つ目は雇用主や主人のことをさします。
3つ目は愛人などに資金や住む場所などの資金的援助をして生活の面倒を見る人のことを指します。
語源は、ラテン語の父という意味を持つ「パテル」という言葉からきているとされています。
「パトロン」とスポンサーの違い
お金をだす人という意味で使われる単語にスポンサーという言葉があります。
イベントやテレビなどでよく聞くスポンサーですが、「パトロン」とはどういう違いがあるのでしょうか。
まず、スポンサーについてですが、広告的な意味あいを持つ場合の資金提供者をスポンサーといいます。
民間放送の番組提供者として支払いを請け負うかわりに、提供者の名前や会社名を表示することで、PRにつながるのです。
一方でパトロンには支援するだけで広告的な目的は一切ありません。
そこが「パトロン」と「スポンサー」の違いなのです。
「パトロン」の言葉の使い方
前項にもあげたように経済的な支援者や、生活の面倒を見てくれる人のことを指す時に「パトロン」という言葉を使います。
「パトロン」を使った例文と解釈
では、実際にどのような文章で使われるのでしょうか。
この項では、実際にTwitterでつぶやかれていた文章を参考により深く理解していこうと思います。
- 「パトロン」の例文1
- 「パトロン」の例文2
「パトロン」の例文1
「メーガン妃がロイヤルナショナルシアターのパトロンとなった」
メーガン妃は英国王室のヘンリー王子の妻です。
彼女は王子と結婚するまではアメリカで女優として活動していました。
この劇場は王子の祖母が45年に渡りパトロンを務めていたようですが高齢になったためメーガン妃がパトロンを引き継ぐようです。
今回のパトロンは団体もしくは個人を経済的に支援する人といった意味で使われていますね。
「パトロン」の例文2
「彼女はアルバイトもしてないのになぜかブランドもので身を固めている。もしかしてパトロンでもいるのか」
いわゆるパパ活ですかね。
この例文の場合のパトロンは愛人などに資金や住む場所などの資金的援助をして生活の面倒を見る人のことをさしています。
最近の若い子の中にはパパ活と称して一緒に食事に行くかわりに金銭をもらったりする子も多いようです。
「パトロン」の英語と解釈
パトロンを英語でいうと、“patron”です。
「パトロン」の類語や類義表現
さきほど紹介したスポンサーの他にも似た意味を持つ言葉はたくさんあります。
今回はその中から2個紹介しておきますので是非確認しておいてください。
- 後ろ盾
- 支援者
後ろ盾
後ろ盾とは陰にいてあと押しをし、援助することを指します。
また、その人のことを指します。
援助するという点がパトロンとよく似ていますね。
支援者
支援者とは力を貸して助ける人のことを指します。
パトロンは経済的な支援者のことですから意味はよく似ていますね。
パトロンの意味は理解できたでしょうか。
パトロンの存在を良しとするか悪とするかは人それぞれですが経済的な支援者がいる生活なんて想像すらできない人は私自身を含め多いのではないでしょうか。