「寝落ち」の意味・読み方【使い方や例文】
若者言葉としてだけでなく今ではいろんな人が使っている「寝落ち」。
この「寝落ち」の意味や使い方について徹底的に解説します。
目次
- 「寝落ち」の意味とは?
- 「寝落ち」の読み方
- 「寝落ち」の言葉の使い方
- 「寝落ち」を使った例文と解釈
- 「寝落ち」の英語
- 「寝落ち」の類義表現
「寝落ち」の意味とは?
「寝落ち」とは読んで字のごとく「何かの作業をしている間に寝てしまうこと」です。
SNSやオンラインゲームを中心に「〇〇をしていたのに寝てしまって終わっちゃった」というような意味で使います。
「寝落ち」の読み方
そのまま「ねおち」と読みます。
「寝落ち」の言葉の使い方
SNSで相手と会話をしているときに「寝落ち」してしまう。
オンラインゲームを行っているときに「寝落ち」してしまう。
深夜勉強中「寝落ち」してしまう、というようにある作業中に寝てその場を離脱する、作業を終えてしまう時に使います。
「寝落ち」を使った例文と解釈
ではいくつか「寝落ち」を使った例文と解釈を見ていきましょう。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「ごめん、寝落ちしたわ」
解釈 SNSなどで相手がいるときに寝てしまって途中で会話を離脱してしまう。
寝ながら文字を打っていて数時間開いたときなどにも使う。
返事をするのに躊躇してしまうような内容を相手からもらっているときなどにも使われます。
が、大半は本当に眠かっただけです。
例文2
「昨日のテレビ、見てたけど寝落ちして最後まで見れてない」
夜、ドラマを見ているときなどに起こりがちです。
横になったままテレビを見ていてそのまま寝てしまうこと、あるあるのですよね。
最後まで番組を見ることができなかったときによく使われます。
この場合、番組が面白い面白くないかは関係なく、眠たかっただけアピールとして使われることが多いです。
例文3
「昨日こたつで寝落ちしちゃって疲れが取れなかったよ」
冬場に多いこたつでの寝落ち。
暖かなこたつの中にいると、昼間でもついつい眠くなってしまいますよね。
そういうときに寝落ちして体の節々に疲れが残って軽く後悔、というときに使います。
「寝落ち」の英語
「寝落ち」に近い英語表現もいくつかあります。
「寝落ち」というのはネットのスラングなので、私たちの身近な英語表現の中から近いものをさがすと「fall asleep(眠りに落ちた)」がそれにあたります。
I fall asleep 訳. 私は眠りに落ちてしまった。
これだけでも寝落ちしたという表現になりますが、さらに「うっかり眠ってしまった」という表現を加えるなら before I knew it(しらないうちに)と付け加えるとさらに良いと思います。
I fall asleep before I knew it. 私はうっかり眠りに落ちた。
これでかなり「寝落ちした」というニュアンスに近くなりますね。
「寝落ち」の類義表現
「寝落ち」に近い表現を見てみましょう。
- 気絶
- うとうとする
気絶
医療的な意味の気絶は「脳への血流が遮断され、一時的に気を失う」というものですが、ネットスラングにも「気絶」という言葉があります。
似たような意味ですが、医療的に使われるものとは全く違うので、使う場所によって注意が必要です。
うとうとする
「寝落ち」よりもソフトな表現になります。
眠たいけどまだ起きている、うとうとと頑張っている感じですね。
「寝落ち」が若者中心のスラングなのに対してうとうとする、というのは割と全年齢に伝わる言葉だと思います。
「寝落ち」するの意味を調べて解釈してみましたが、若者言葉として使われる「寝落ち」ももとはオンラインゲームで「寝てたら回線が切れて落ちてしまった」ということから始まった言葉だとわかりました。
オンラインゲームで一部で使われていた言葉が、今やSNSなどのコミュニケーションの場で日常的に使われるまでに大きくなったのですね。
うとうとする、眠たい、というよりも「寝てしまった、しまった」というようなちょっと失敗した、というニュアンスも含まれているんだと思いました。
便利な「寝落ち」という言葉ですが、友人間のコミュニケーションで使う分には問題ありませんが、いくら表現の幅が広がりたくさんの人が意味をある程度理解しているとなっても、上司など目上の人に使うのはやめておいた方がいいでしょう。