「落単」の意味とは?使い方や例文を紹介!
こちらの記事では若者言葉である「落単」についてまとめてご紹介していきます。
目次
- 「落単」の意味?
- 「落単」の意味とは?
- 「落単」の言葉の使い方
- 「落単」を使った例文と解釈
- 「落単」する理由
- 「落単」の英語と解釈
「落単」の意味?
落単とは、大学の単位を落としてしまうことを意味します。
「落」とす「単」位を省略した、「落単」という言葉が若い学生の間で生まれました。
長い言葉や文章を省略して造語をつくりあげてしまうのは、さすが最近の若者といったところです。
「落単」の意味とは?
さて「落単」、一体どのように読むのでしょうか?
正解は、「らくたん」です。
どちらも音読みで発音します。
単位を落(お)としてしまう、ので「おちたん」等と読んでしまわれるかもしれませんが、それは誤った読み方です。
「落単」の言葉の使い方
「落単」は一体どのような場面で、どのようにして使われるのでしょうか?
落単は名詞ですが、そのまま名詞として使用されることもあります。
またそれに「する」の動詞を加えることで、「落単する」という動詞として使用することも可能です。
主に使用される場面は、大学の学期末で単位の取得可否が発表されるシーンです。
「落単」を使った例文と解釈
- 「落単だけに落胆するなよ」
- 「落単なんてあったんだ」
- 「落単者一名」
「落単だけに落胆するなよ」
落単はその読み方から、同じ読み方の他の単語と一緒に用いられることも多々あります。
この場合は同じ「らくたん」と読むことが出来る落単と、落胆(らくたん/がっかりして肩を落とす)がかけられています。
「落単なんてあったんだ」
まさか自分が単位を落とすとはまったく想定していなかった学生からこぼれる言葉です。
落単という言葉は知っていても、それが現実に存在するとは夢にも思っていなかったようです。
厳しい現実に直面してしまい、少し放心している様子が伺われます。
「落単者一名」
落単というワードのあとに人をあらわす「者」がついています。
落単者と書いてラクタンシャと読みます。
意味はそのまま、単位を落とした者です。
その言葉の後に一名とつづいているので、単位を落としてしまった人間(おそらく自分のことでしょう)がここに一名いるよ、と少し自嘲的に自分の現状を表しているようです。
「落単」する理由
学生が単位を落としてしまう理由はさまざまです。
そのうちの代表的なものについてご紹介していきます。
- 朝起きれない
- 友達が居ない
- 楽単を無視する
朝起きれない
落単する典型的な例は、出席が足りていない事です。
単位取得に出席数が必要かどうかは、その担当教官にもよりますが、多くの単位は出席数が考慮されている場合があります。
大学生でありがちなのは、ついだらけてしまって朝の講義に出席できずに必要な出席数が満たせなくなってしまうパターンです。
中学高校と違い、自分の生活リズムは自主管理しなければならなくなってきます。
大学生になった開放感から時間管理が上手に出来ない学生は多く見受けられます。
友達が居ない
友達の有無と単位の取得は一見関係の無いもののように思われますが、実はこの二つは実に関連深い言葉です。
友達が居なくても自分ひとりでコツコツとまじめに授業に取り組み、ノートも毎回しっかりとることができる学生であれば、友達が居なくても問題なく落単は免れられるでしょう。
それでも風邪を引いたり、やむをえない事情で授業に出席できないこともあるでしょう。
そういったときに、同じ授業を受けている友達が居ると欠席していた分の授業のノートを借りることができるので、期末試験に向けてしっかりとした対策が出来ます。
楽単を無視する
さてここで新しい単語、「楽単」が登場しました。
実はこちらも同じ「らくたん」という読み方をします。
「楽単」とは、単位取得が楽(ラク)な単位のことを表します。
授業によって単位の取得方法は異なってきます。
出席が必要な授業、期末レポートのみの授業、テストとレポート両方課される授業、など。
自分が取れそうな単位を見極めてできるだけ楽に取れる単位を戦略的に選んでいくことも、落単を避ける方法のひとつです。
逆に楽単を考慮せずに、単位取得が難しい授業ばかりを選んでしまうと、最終的に手が回らなくなって落単につながってしまいます。
「落単」の英語と解釈
落単は英語では“fail a class”といいます。
意味は単位を落とす、授業の合格点に至らなかった、そういった意味を持つ言い回しです。
今回は若者言葉の落単についてご紹介してきました。
大学生の間では非常に実用的でポピュラーな言葉です。
是非使ってみてはいかがでしょうか。