「負け犬の遠ぼえ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「負け犬の遠ぼえ」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
ここでは「負け犬の遠ぼえ」について紹介していきます。
目次
- 「負け犬の遠ぼえ」とは?
- 「負け犬の遠ぼえ」の概要
- 「負け犬の遠ぼえ」を使った例文と意味を解釈
- 「負け犬の遠ぼえ」の類語や類義語
「負け犬の遠ぼえ」とは?
「負け犬の遠ぼえ」というのは勝負に負けた人や弱い人が勝った相手の前ではなく、強く出られない、悪口を言えない、という状態であるにもかかわらず、影でこそこそと行動をする様子を刺した表現です。
弱い犬は強い犬から離れた所に立ち、恐れながら吠えるためにこのような表現が作られました。
勝ち目のない相手に対してかけて悪態をつくときによく使われる表現だといえます。
- 「負け犬の遠ぼえ」の読み方
「負け犬の遠ぼえ」の読み方
「負け犬の遠ぼえ」という表現は「まけいぬのとおぼえ」と読みます。
よく使われる慣用句ですので、しっかりと覚えておきましょう。
「負け犬の遠ぼえ」の概要
「負け犬の遠ぼえ」というのは勝負に負けた人や弱い人が影でこそこそと悪態をつく様子を指しています。
喧嘩に負けて逃げる犬を「負け犬」と言いますが、ここでは人間のことも指しています。
遠くの方で長く吠えるということを「遠ぼえ」といいます。
つまり、「負け犬の遠ぼえ」というのは臆病な人などが影てこそこそ威張ったり、悪口を言ったりする様子を指しているのです。
「負け犬の遠ぼえ」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「負け犬の遠ぼえ」を使った例文1
- 「負け犬の遠ぼえ」を使った例文2
「負け犬の遠ぼえ」を使った例文1
「そんな悪口は負け犬の遠ぼえだよ、やめたほうがいい」
文句があるなら直接本人の前で言えば良いにもかかわらず、本人の前でいう勇気がないからと影でこそこそ悪口を言ってしまえば、それは「負け犬の遠ぼえ」になります。
そのような態度はずるいと言われてしまうかもしれないですよ。
もしも不満があるならば、本人の前ではっきりと口に出す必要があります。
「負け犬の遠ぼえ」を使った例文2
「彼女は負け犬の遠ぼえが嫌いです」
人によってはどうしても本人の前で文句が言えず、影でこそこそ悪態をつくこともあるでしょう。
しかしその一方でそのような影でこそこそとした態度が嫌いだという人もいるかもしれません。
そのような人にとって「負け犬の遠ぼえ」はとにかく嫌悪するべきものであり、嫌がられる可能性があります。
面と向かってはっきりいうことを好む人に対しては、特に正直になったほうが良いといえます。
「負け犬の遠ぼえ」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「負けを認めない」【まけをみとめない】
- 「負け惜しみ」【まけおしみ】
「負けを認めない」【まけをみとめない】
「負けを認めない」というのは勝負において負けることが明らかな状態なのに、それを潔く認めないという意味になります。
「素直に負けを認めない」と言われることもあります。
「負け惜しみ」【まけおしみ】
「負け惜しみ」というのは自分の負けや失敗を素直に認めないで強情張ること、という意味になります。
「負け惜しみをいう」などと言われます。
「負け犬の遠ぼえ」はとにかく情けないですので、極力避けたいものです。
意見があるならば正直に言えるようにしたいですね。