「小ヤンキー」の意味・英語・対義語【使い方や例文】
昔の不良少年と言うと、タック入りのボンタンに短ランの黒制服で睨みを利かしていた、いわゆる「番」を張っていた若者達のイメージがありました。
でも、今ではそんな光景はほとんど見ることがありませんが、時代が下がるに連れて、「ヤンキー」タイプが出現してきました。
しかし、世の中では「小ヤンキー」と呼ばれる人達も出て来ています。
目次
- 「小ヤンキー」の意味とは?
- 「小ヤンキー」の語源や由来
- 「小ヤンキー」の言葉の使い方
- 「小ヤンキー」を使った例文や短文(説明)
- 「小ヤンキー」の英語
- 「小ヤンキー」とヤンキーの違い
- 「小ヤンキー」の類語
「小ヤンキー」の意味とは?
「ヤンキー」とされる若い人達は、街を歩いているとよく見かけるのですが、「小ヤンキー」とは、別の人種なのでしょうか?
実は「小ヤンキー」とは、「中学生のヤンキー」や「ヤンキーかぶれの人」を指した言葉なのです。
「小ヤンキー」の語源や由来
「小ヤンキー」という言葉はいつ頃から始まったかはハッキリとしていないのですが、「ヤンキー」に憧れていた中学生が「ヤンキー」のスタイルを真似したことから、始まったと思われます。
確かに中学生の頃は、「ワル」に憧れる子供達もいました。
そんな彼らは、まず外見から「ヤンキー」スタイルをまねしていくのですが、バリバリの「ヤンキー」から見れば、中途半端な「ヤンキー」でした。
このことから、「ヤンキー」から見れば、中学生は「小さいヤンキー」=「未熟なヤンキー」になったのかもしれません。
「小ヤンキー」の言葉の使い方
「小ヤンキー」は、「ヤンキーっぼい中学生」や完全に「ヤンキー」になりきれない相手に対して言うことがあります。
「小ヤンキー」を使った例文や短文(説明)
では、「小ヤンキー」を使った例文を見ていくことにします。
- 「小ヤンキー」の
- 「小ヤンキー」の
- 「小ヤンキー」の
「小ヤンキー」の
「まだまだ小ヤンキー」
「あいつはまだまだ小ヤンキーだから、可愛い」
バリバリの「ヤンキー」ともなると、ある種の威厳があったりします。
でも、中学生だと、まだそこまでの域に達していないことから、中途半端なイメージしかないのでしょう。
「ヤンキー」から見れば、「小ヤンキー」は、ひよっ子同然に可愛い存在にしか見えません。
「小ヤンキー」の
「小ヤンキーにしかなれない」
「あいつは、ヤンキーのつもりかもしれないが、俺らから見れば、小ヤンキーだよな」
「小ヤンキー」は、必ずしも中学生だけではありません。
「ヤンキーかぶれ」も「小ヤンキー」と呼ばれることがあるのですが、高校生や20代の人でも「ヤンキーになりきれない人」がいます。
「ヤンキー」曰く、「気合いが足りないんだ」と一喝されそうです。
「小ヤンキー」の
「小ヤンキー卒業」
「あいつもやっと小ヤンキー卒業だな」
「小ヤンキー卒業」となると、いよいよ本格的に「ヤンキー」の仲間入りを果たすことができたということでしょうか。
「小ヤンキー」の英語
「小ヤンキー」を正しく英訳できる言葉は見つけにくいのですが、敢えて例えるなら、“Small Yankee”となるのでしょう。
「小ヤンキー」とヤンキーの違い
「ヤンキー」は、「不良行為を行う10代の少年のこと」という定義があります。
パーマをかけたり、剃り込みを入れた一種独特のヘアスタイルが眼だっていました。
話言葉も他の一般的な若い人達と明らかに違うヤンキー語を使っています。
元々、「ヤンキー」とは、アメリカの南北戦争時、南軍が北軍兵士に対して使った蔑称から始まり、それ以降はアメリカ人を指す俗称となった言葉だったのです。
「ニューヨーク・ヤンキース」もこのことから由来していると言われています。
しかし、「小ヤンキー」は、「ヤンキー」に憧れてお手本的な存在なので、どうしても、言動に迫力がなく、そのレベルにまでに行き着かないのです。
「ヤンキーかぶれ」も含めて、「ヤンキー」になれないことから、「小ヤンキー」と呼ばれており、本格的な「ヤンキー」とは一線を画していると思われます。
その一方で、中学生でも気合いの入ったバリバリの「ヤンキー」もいます。
「小ヤンキー」の類語
「小ヤンキー」は、他に類義語となる言葉があるでしょうか?
- 「パリピ」
- 「悪ガキ」
「パリピ」
「小ヤンキー」にフィットするような同義語とは言えないかもしれませんが、近いニュアンスの言葉としては、「パリピ」があります。
「パリピ」の意味は、「パーティー、クラブ、イベントで飲んだり騒ぐ人達」を指している言葉です。
10代、20代、30代と幅広い世代によって言葉のニュアンスが異なってきますが、「小ヤンキー」となる中学生くらいだと、友達と遊んだり騒いだり、遊んでいて楽しいと時や嬉しい時、友達とふざけている時などでも、「パリピ」と言われることがあります。
「悪ガキ」
「悪ガキ」とは、「いたずら好きな子供」という意味がありますが、中学生もまだ大人になりきれない年代です。
そんなことから、「ヤンキー」になりきれない「小ヤンキー」も「悪ガキ」と同じ位置付けとして扱っていいかもしれません。
社会人になってから、色々な人に出会いますが、「元ヤンキー」と言われる人がいます。
働くようになってから、すごく落ち着いた大人に成長しているのですが、どこか言動に「ヤンキー」時代の名残があるのです。
それでもとても礼儀正しい人が少なくありません。
それは若い頃に普通の人より、色々な経験をしていたからかもしれません。
「小ヤンキー」と呼ばれる子供達も、どうせなら、気合いを入れて「ヤンキー」して、大人になる頃には、落ち着いた人に名ってほしいと思います。