「母の日」とは・由来や英語・プレゼントに定番の花
人は、いくつになっても、親のことを忘れずに覚えているものです。
幼い子供がすくすくと育ち、成人する頃には、親の元から離れて社会人として旅立っていきます。
そして、自分も人の親になっていくのですが、その時に改めて親の存在に感謝するのではないでしょうか?
そんな思いを込めて親に感謝する日の1つに「母の日」があります。
目次
- 「母の日」の意味とは?
- 「母の日」の語源や由来
- 「母の日」の英語
- 「母の日」に送る定番の花
- 他にもある「母の日」のプレゼント
「母の日」の意味とは?
「母の日(ははのひ)」とは、「日頃の母親の苦労を労り、母への感謝を表す日」になります。
「母の日」の時期は、ゴールデンウィークが終わって、すぐの毎年5月の第2日曜日になります。
百貨店などでは、この時期に合わせて、色々な贈り物を取り扱えようになりますね。
「母の日」の語源や由来
「母の日」は、日本だけのイベントではなく、世界各国で設けられている記念日です。
でも、どこから「母の日」が生まれたのかをご存知でしょうか?
実は、その起源は、アメリカの1人の少女の思いに端を発しているのでした。
今では世界中で定められている「母の日」の始まりは、実の母親を失ったアメリカ人女性の「アンナ・ジャービス」という人が、母親の死を忍んで行った個人的な記念会だったのです。
この記念会でアンナの母を思う気持ちに感動した周囲の人々が、翌年から「母の日」を祝って、さらに「母の日」を広めよういう働きにつながっていくのです。
そして、なんとその2年後には、ウエストバージニア州で「母の日」として認定されたわけです。
さらに4年後には、アメリカ大統領のウィルソンがアメリカの「国民の祝日」として、5月第2日曜日を「母の日」と定めました。
この動きが、世界中に広がることになるのです。
「母の日」の英語
「母の日」の英語は“Mother's Day”となりますので、そのままの言葉ですね。
「母の日」に送る定番の花
「母の日」の送り物というと、花が挙げられますが、どんな花が定番なのでしょうか?
- 「カーネーション」
- 「ガーベラ」
- 「ユリ」
- 「チューリップ」
「カーネーション」
最も一般的な花は、「カーネーション」ですが、「母の日」にカーネーションを贈る習慣は、「母の日」のきっかけを作ったアンナが記念会の参加者に、母親が好きだった白いカーネーションを手渡したことが始まりとされています。
カーネーションの花言葉には、「母の愛情」、「純粋な愛情」という意味がありますが、白色は「私の愛は不滅」、「傷付いた心」、薄いピンク色だと「試練に耐えた誠実」という意味が込められています。
でも、「母の日」にカーネーション以外の花を送る人も増えていてるので、次のような花もおすすめです。
「ガーベラ」
「ガーベラ」は、丸みを帯びたポップなイメージの花びらが印象的で、見る人の気持ちを明るく元気にさせてくれます。
ガーベラの花言葉は、赤が「前進」、黄色は「親しみ」、ピンクは「愛」や「美」を表しており、この花も「母の日」のプレゼントとして人気の高い花です。
「ユリ」
「ユリ」は、凛として高貴なイメージがありますね。
ユリの花は、花束でもメインの花としての存在感がありますので、これを中心に花選びをするといいでしょう。
花言葉は、白が「純潔」、黄色は「飾らぬ美」となっています。
「チューリップ」
「チューリップ」は、色も咲き方も豊富な花で花言葉は「愛」を示しています。
主役に使われる花ですか、脇役にもなれる花なので、色々なアレンジが楽しめます。
他にもある「母の日」のプレゼント
「母の日」のプレゼントは、花だけではありません。
他にも次のような贈り物が喜ばれますね。
- 家電製品
- 「カタログギフト」
家電製品
「家電製品」も「母の日」プレゼントとして喜ばれるのですが、調理小物や家電、美顔器など、日常生活の中で使えそうなアイテムを選ぶことで、母親の喜びはひとしおでしょう。
選ぶポイントは、使いやすさ重視ですが、どんなに便利なアイテムでも、あまり機能が多かったり操作が難しかったりすると、せっかくのプレゼントも敬遠されて使われないこともあります。
使いやすい家電製品などを選ぶことになりますが、コンパクトな電子機器であるなら、使いやすさと機能面を重視して選ぶのがおすすめです。
「カタログギフト」
50代〜60代の年齢層の高い母親に贈るプレゼントを選ぶなら、「カタログギフト」を贈ってみるのもいいでしょう。
「カタログギフト」は、予算に合わせて中身の商品が変わってくるので、1冊にたくさんのジャンルの商品が載っています。
これなら、母親自ら自分の好きなアイテムをセレクトすることができますので、とても喜んでくれるはずです。
50代〜60代になると、洋服・アクセサリーは十分に持っているという人が多いので、贈り物を選ぶことは、結構気を使います。
それなら自分自身で気に入ったものを選べる方が、納得して使ってくれますし、失敗も少ないでしょう。
このように「母の日」のプレゼントは色々とありますが、花屋で贈り物用の花束やアレンジメントをお願いする時には、お店に並んでいる既成品の中から選ぶといいかもしれません。
すでに完成している花を見ながら選ぶことができて、後はラッピングを頼むだけです。
サイズや料金は、1,000円〜2,000円で女性が片手で抱えるくらいのサイズがいいでしょう。
これに加えて、他のプレゼントとセットするのがおすすめです。
また、花が大好きな母親なら、5,000円以上の花束で両手で抱えるくらいのボリューム感のあるサイズのものを贈ると喜ばれます。
年1度の記念日なので、心を込めて日頃の感謝を伝えるようにしましょう。