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「座して待つ」の意味・読み方・類語【使い方や例文】

「座して待つ」の意味や類語を紹介します。

さらに「座して待つ」の使い方や、「座して待つ」を使った例文を紹介して行きます。

座して待つ

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「座して待つ」の意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「座して待つ」の意味とは?
  • 「座して待つ」の類語や言い換え・似た言葉
  • 「座して待つ」の言葉の使い方
  • 「座して待つ」を使った例文
  • 「座して待つ」の語源


「座して待つ」の意味とは?

「座して待つ」という言葉を聞いた言葉あるでしょうか。

今回初めて知るという方も少なくないのではないでしょうか。

日常的に使用する言葉ではありませんので、聞き慣れないのも無理はないと思います。

しかし、「座して待つ」の意味を知ると、味わい深い含蓄のある言葉だという事が分かっていただけると思います。

そこで「座して待つ」の読み方と意味を紹介して行きます。

  • 「座して待つ」の読み方
  • 「座して待つ」の意味

「座して待つ」の読み方

「座して待つ」「ざしてまつ」と読みます。

「座して」「ざして」「待つ」「まつ」と読みます。

難しい漢字は使われていませんので、読み間違える事も少ないと思います。

「座して待つ」の意味

「座して待つ」の言う言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「座して待つ」は、直訳すると「座って待つ」という意味になります。

「座して」には「座って」「じっとして」という意味がありますので、「じっとして、何もせずに待つ」という意味があります。

ビジネスシーンなどで、事態が良くない時などに、このまま何もしなければ、事態は好転しそうにないという場面があると思います。

このような場面の「何もせずに待つ」様子が「座して待つ」という言葉の意味です。

そのため「座して待つ」には、「ただ失敗するのを、手をこまねいて待っている様子」という、待つ事に徹する消極的な姿勢を批判する意味があります。



「座して待つ」の類語や言い換え・似た言葉

「座して待つ」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を見て行きましょう。

「座して待つ」と同じような意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「見てみぬふりをする」
  • 「消極的な態度」
  • 「黙って見過ごす」

「見てみぬふりをする」

「座して待つ」には、失敗するのを、手をこまねいて待つというネガティブな意味があります。

同じような意味の言葉として「見てみぬふりをする」という言葉があります。

「見てみぬふりをする」には、本当は事実に気が付いているのに、気付かないふりをするという意味があります。

「座して待つ」のように、本当はこのままではいけない事を知っているのに、アクションを起こさず、自己保身に走るような消極的な姿勢を見てとる事ができます。

「消極的な態度」

「座して待つ」という言葉を、わかりやすい言葉に変換すると「消極的な態度」という言葉になるかもしれません。

自分から積極的に物事を進めようとせず、受け身の姿勢で物事に接する様子を言葉にしたものです。

物事が順調に進んでいる時は、「消極的な態度」を取る人が多くても問題ありませんが、状況が悪化している時に、「消極的な態度」をしていては、状況が改善する事はありません。

「黙って見過ごす」

「見てみぬふりをする」と同じような言葉に、「黙って見過ごす」という言葉があります。

この言葉にも、問題に気付いているのに指摘せず、放置してしまうという意味があります。

問題の矢面に立つ事は、大変勇気が必要な事ですが、誰かがやらなければ、状況は良くなりません。

「黙って見過ごす」人ばかりの組織は、先が長くない組織と言えるでしょう。

「座して待つ」の言葉の使い方

「座して待つ」という言葉はどのような場面で使えばいいでしょうか。

「座して待つ」には、事態が悪化する様子を、何もせずに待つという消極的な姿勢を非難する意味がある言葉です。

そこで、そのような場面を見た時、あるいは、そのような状況を改善したいと願う時に、「座して待つ」という言葉を使ってみましょう。

例えば、会社の業績が悪化しているのに、普段通りに仕事をこなすだけの職場の状況は、「座して待つ」と表現する事ができる状況です。

また、このような状況を変えたい時は、「『座して待つ』のではなく、業績を回復する手立てを考えましょう」などと提案する事ができます。

このように「座して待つ」は、消極的な態度を言葉にする時、または街の姿勢を非難して、打開策を提案したい時などに使うようにしましょう。



「座して待つ」を使った例文

「座して待つ」を使った例文を紹介します。

様々な場面における、「座して待つ」を使った例文を見て行きましょう。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

ビジネスシーンにおける、「座して待つ」を使った例文を紹介します。

「経営が赤字に転落し、このままでは数年後に会社が倒産する。

しかし経営陣は『座して待つ』だけで、自分たちで経営を立て直そうとする姿勢が見られない」


順調に推移していた経営も、世の中の変化により悪化する事があります。

例えば老舗と呼ばれるような会社は、このような悪い波に立ち向かい、その度に乗り越えてきた会社です。

しかし、何もせずに、世の中の方が自分たちに都合が良い流れに変化してくれるのを待つ姿勢の経営陣がいます。

「座して待つ」の典型的な例で、このような姿勢では確実に倒産してしまうでしょう。

例文2

恋愛の場面における、「座して待つ」を使った例文を紹介します。

「A君には片想いの女性がいるが、『座して待つ』だけで、好かれようというアプローチをしていない」

恋愛に消極的で、基本的に待ちの姿勢の人がいます。

芸能人のようなルックスなら、待ちの姿勢でも素敵な異性に好意を持ってもらえるかもしれません。

しかし平凡な男女が、受け身で誰かに好かれるのを待つだけなら、「座して待つ」という言葉通り、誰とも恋愛できないまま、年を重ねて行くのを待つだけになってしまうでしょう。

例文3

戦いのシーンにおける、「座して待つ」を使った例文を紹介します。

「四方八方を敵に囲まれた。このまま『座して待つ』より、奇策を用いて光明を見出そう」

戦いの場面では、「座して待つ」事が死につながる事があります。

互角以上の戦いができている時は良いですが、相手の力が上の場合は、何も策を打ち出さず、受け身の姿勢でいたら、確実に死に近づきます。

このような場面では、例文のように奇策を用いるなど、積極的に動く必要があります。

戦いの場面における例文は、「座して待つ」の本来の意味がより伝わる例文になっています。

「座して待つ」の語源

「座して待つ」という言葉には語源があります。

「座して待つ」という言葉を発したのは、「三国志」に登場する、蜀の軍師「諸葛孔明」です。

三国志ファンは多く、その中でも諸葛孔明はいちばん人気を争うような登場人物ですから、知っている人、好きな人は多いと思います。

諸葛孔明は「座して死を待つよりは、出て活路を見出さん」という言葉を発します。

当時の最強の国は魏という国で、このまま時間が過ぎれば、圧倒的な軍事力を誇る魏により、蜀が一掃されてしまうのは火を見るより明らかでした。

そこで諸葛孔明は、自分たちから積極的に動き、生き残りを図る事を宣言します。

また諸葛孔明の言葉「座して死を待つ」「死」という言葉が強すぎるので、現在は「座して待つ」という言葉になっています。

しかし語源を知ると「何もしなければ死が待っている」という激しい意味が含まれている事が分かります。

icon まとめ

「座して待つ」の意味や使い方を見てきました。

本来は諸葛孔明の「座して死を待つ」が語源だと知ると、歴史ファンにとっては感慨深いものがあるかもしれません。

状況が悪くなっている時は、何かしらの手を打つ必要があります。

みなさんがこのような状況になった時は、「座して待つ」以外の方法も考えて見てはいかがでしょうか。