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「エゴサ」の意味・よくある間違い【使い方や例文】

エゴサという言葉は、芸能人が使っているのも見掛ける言葉です。

どんな意味の言葉なのでしょうか。

エゴサ

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「エゴサ」の意味・よくある間違い【使い方や例文】>


目次

  • 「エゴサ」の意味とは?
  • 「エゴサ」の語源や由来
  • 「エゴサ」の言葉の使い方
  • 「エゴサ」を使った例文と解釈
  • 「エゴサ」の間違った使い方
  • 「エゴサ」に対義語はある?
  • 「エゴサ」で検索する内容とは?


「エゴサ」の意味とは?

「エゴサ」の意味とは?

エゴサとは、自分自身の名前(もしくは通称、団体名も含みます)をネットで検索をすることです。

よって、それなりに世間的に知名度がある人や団体でないと、これをしても意味がありません。

一般の人が個人名でこれを行った場合、本名で利用しているSNSや、誰かが自分について書いた掲示板の文章などが引っ掛かる程度です。

しかし、有名人になると全く話が変わり、自分の名前が載っているメディアの記事、更にはSNSや各種の掲示板などで一般の人が自分をどのような思っているのかが分かる為、世の中の自分についての評判を調べることができます。

団体名で行う場合とは、何かの不祥事を起こしてしまった会社が、世間の目を調べる為などです。



「エゴサ」の語源や由来

「エゴサ」の語源や由来

エゴサという言葉は、「エゴサーチ」を縮めたものです。

このエゴサーチという言葉自体、1つの言葉としてよく見掛けます。

「エゴ」(ego)には"自己"という意味があり、そこから自分について調べる「エゴサーチ」という言葉が登場し、それを短くしてできた言葉が「エゴサ」です。

意味はどちらも全く同じです。

「エゴサ」の言葉の使い方

「エゴサ」の言葉の使い方

エゴサは、それを行ってある程度の検索結果が出る人でないと、しても仕方ありません。

その為、一般の人がすることはまずありませんが、有名人の中には、自分の世の中の評価が気になるあまり、結構な頻度でこれを行っている人も居るようです。



「エゴサ」を使った例文と解釈

「エゴサ」を使った例文と解釈

エゴサを行うような人(もしくは団体)でないと、この言葉は特に使わないと思われがちですが、エゴサという言葉自体を使うのは、むしろ自ら行うような人ではことがほとんどです。

何故なら、行っている人が自分でエゴサをしていると人に言ったり、公言することはあまりないからです。

(それをネタにする場合は除きます)

  • 「あの芸人、エゴサしてショックを受けたってSNSに書いてたよ」
  • 「テレビでよく見るあの芸能人は、エゴサではほとんど引っ掛からないと言っていた」
  • 「エゴサばかりしている有名人は、何をそんなに気にしてるんだろう」

「あの芸人、エゴサしてショックを受けたってSNSに書いてたよ」

下手に自分のことを調べたばかりに、見付けた内容にショックを受けてしまったという有名人について書いた例です。

エゴサにはつきものですが、それが嫌なら行わない方がいいでしょう。

「テレビでよく見るあの芸能人は、エゴサではほとんど引っ掛からないと言っていた」

いくらメディアで見掛ける機会が多い有名人でも、これという特徴がないと、あまり話題にはされないものです。

逆に、世間的な知名度は低くても、炎上するようなことをやらかしてしまうと、ネットではすぐに話題にされます。

「エゴサばかりしている有名人は、何をそんなに気にしてるんだろう」

有名人の性格も様々なので、中には自分のことがネットにどう書かれているかが気になって仕方がないという人も居るでしょう。

しかし、最初の例文のように、下手にエゴサをしてショックを受けるくらいなら、最初からしない方がいいに決まっています。

するからには、ある程度のことが書かれていとしても、それによってショックは受けないことです。

「エゴサ」の間違った使い方

「エゴサ」の間違った使い方

エゴサは、たまに間違った使い方をされているのも見掛けます。

その間違いとは、"自分で調べた"という意味で使っているケースです。

例として、"「チルる」という言葉の意味が分からなかったから、エゴサしたよ"などという使い方です。

これは完全に誤用で、エゴサはあくまで"自分(所属団体)について調べる"ことです。

ちなみに、この「チルる」という言葉は"くつろいている"ことを表現する、近年誕生した新語です。

この間違った使い方は、2015年頃にかなり広まったことがあり、危うくそちらの意味で定着すると思われるほどでした。

(今ではこのような誤用はあまり見られなくなりました)

「エゴサ」に対義語はある?

「エゴサ」に対義語はある?

エゴサには、特に対義語というものはありません。

あるとすれば、エゴサの逆に、"自分について(人に)調べられる"ことを表す言葉になりますが、今のところ、特にそのような言葉は作られていません。

「エゴサ」で検索する内容とは?

「エゴサ」で検索する内容とは?

エゴサを行う人が調べたい内容の多くは、一般の人からの自分の評価です。

メディアに書かれたことは(よいことでも悪いことでも)仕方がないとしても、一般の人が自分をどう思っているのかを知りたい為に行うものです。

例えば、芸人であれば、"自分の名前やコンビ名+面白い(つまらない)"というワードで検索をしたり、歌手であれば同じように、"自分の名前やユニット名+曲のタイトル"と検索をして、どれくらいの話題や人気になっているのかを調べられます。

これだけネットが発達したことで、特にアンケートなどを採らずとも、簡単に一般の評価を知ることができるようになったという訳です。

icon まとめ

エゴサは有名人でもないと意味がない行為ですが、その有名人が行っていることについて、あれこれと話をする時などにはそれなりに使う言葉です。