「テンアゲ」の意味【使い方や例文】
このテンアゲという言葉は、それほど新しい言葉という訳でもありませんが、最近になって初めて見た人も多いでしょう。
目次
- 「テンアゲ」の意味とは?
- 「テンアゲ」の対義語
- 「テンアゲ」の言葉の使い方
- 「テンアゲ」を使った例文と解釈
- 「テンアゲ」を使った言葉と意味を解釈
- 「テンアゲ」を英語にすると?
「テンアゲ」の意味とは?
テンアゲとは、「気分が高揚している」、「とてもやる気がある」状態を表す言葉です。
何かいいことがあった時や、これからそのようなことがあると分かっている時などに使います。
語源は「テンションアゲアゲ」からで、これを縮めて誕生しました。
発出は2010年頃と言われており、2012年の女子中高生を対象にした新語ランキングにも入った言葉です。
「機嫌がいい」という意味もあるので、それほどの仲でない人でも、この言葉を書いている時なら比較的近付きやすいかも知れません。
「テンアゲ」の対義語
テンアゲの対義語は、「テンサゲ」という言葉です。
こちらは逆に、「テンションサゲサゲ」を縮めて作られた言葉で、「気分がとても落ち込んでいる」、「全くやる気がない」状態を表す時に使います。
テンアゲとは正反対の言葉なので、この言葉を使った直後の人には、いくら仲がよくてもあまり積極的に絡まない方がいいかも知れません。
「テンアゲ」の言葉の使い方
テンアゲという言葉は、前述の通り、2010年頃には既に登場していた言葉ですが、最近になって使われている場面をよく見掛けます。
その理由として、いわゆる地下アイドルと呼ばれる各グループの女性が、この言葉を最近になってよくSNSなどで使っているから(彼女たちの間で流行っている)だと考えられます。
何故そのようなことになっているのかは分かりませんが、それを見た人たちから広まり、色々な場所で見るようになったのだと推測されます。
「テンアゲ」を使った例文と解釈
テンアゲは、様々な場面で使える言葉です。
しかし、場面こそ選びませんが、テンションがそれだけの状態の時でないと使えないので、意外と使う機会が少ないかも知れません。
中には、ちょっとしたことでもこの言葉を使ってしまう人も居るので、あまり連発している人のそれは、本当の「テンションアゲアゲ」状態ではないと考えた方がいいでしょう。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「雑誌の懸賞に当たった!テンアゲ!」
テンアゲはこのように、突然いいことがあった時に使うケースが多いです。
「それだけ嬉しい」という表現になり、ともかくテンションが上げるようなことであれば、どんなことに対して使っても構わない言葉です。
例文2
「仕事帰りに予約していたゲームを取りに行くので、今からテンアゲだよ」
これから先に起こることに対して使っている例です。
テンアゲという言葉は、この例のような、「〜だ」、「〜になる」という使い方もできます。
例文3
「これからライブです!テンアゲでいきまっしょい!」
先に書いた地下アイドルの女性たちが、SNSなどで使っている例です。
この文章から、「テンションを上げて頑張っていこう!」と言いたいのがよく分かります。
自分(たち)の士気を鼓舞させるのと同時に、そのライブに来てくれるファンに対しても、同時に同じことを表現できているいい文章です。
この例のような使い方ができるので、彼女たちの間でよく使われるようになったのも分かるというものです。
「テンアゲ」を使った言葉と意味を解釈
テンアゲという言葉を使って作られている言葉をいくつか紹介します。
どれも、見ただけで何となく意味が分かるでしょう。
- 「テンアゲ洋楽」【てんあげようがく】
- 「テンアゲポーズ」【てんあげぽーず】
- 「テンアゲバイト」【てんあげばいと】
「テンアゲ洋楽」【てんあげようがく】
聴くだけでテンションが上がるような、アップテンポの洋楽のことを表します。
主にノリのよいディスコミュージック(ユーロビート、トランスなどのジャンル)や、ラテン系の音楽がこれに当たります。
「テンアゲポーズ」【てんあげぽーず】
自らのテンションを上げる為のポーズのことです。
人それぞれの「これから頑張るぞ!」という時の決めポーズだと考えていいでしょう。
または、人がそのようなポーズをとっているのを指して、それを見てテンションが上がるというケースでも使うことがあります。
「テンアゲバイト」【てんあげばいと】
これは、アルバイト情報誌が無理矢理作ったような言葉ですが、テンションが上がるような仕事内容のアルバイトのことを指します。
ただし、接客業のことが多く、人によっては向いていないかも知れないので注意してください。
「テンアゲ」を英語にすると?
テンアゲの語源にある「テンション」は、英語では「緊張」という意味になってしまいます。
よって、英語にした場合にこの言葉が使いません。
テンアゲと同様の意味を表す英語は、“be excited”です。
これで、「気分を上げていこう」、「ノリノリだ」という意味になり、英語圏の人に「テンアゲ」と同じ意味で使うことができます。
その意味から、最後に「!」の感嘆符を付けて使うことが多いです。
テンアゲは、この言葉ができてからそれなりの年月が経ちますが、今になって再流行の兆しが見える言葉です。
有名人などが(その言葉を)使い出すと流行ることがある、いいケースだと考えていいでしょう。