「裏垢」の意味・読み方【使い方や例文】
裏垢は、以前から普通に使われている言葉ですが、その響きから、あまりよくないものだと想像が付きそうです。
目次
- 「裏垢」の意味とは?
- 「裏垢」と「別垢」の違い
- 「裏垢」の言葉の使い方
- 「裏垢」を使った例文と解釈
- 「裏垢」を作る心理
「裏垢」の意味とは?
裏垢とは、表向きのアカウントではない、別のもう1つ(2つ以上も場合もあります)のアカウントのことです。
「垢」はアカウントのことを意味し、例えば「kotoba_main」というメインのアカウントを所持しているSNSや掲示板などで、それとは別に「ura_kotoba」というアカウントも所持しているとします。
この場合に、後者の「ura_kotoba」の方は裏垢になる訳です。
表向きには「kotoba_main」のアカウントを使い、日々の由無しごとを綴ったり、フォロワーと絡んでいますが、それとは別に「ura_kotoba」は裏垢も所持しており、表向きには掛けないようなことを散々書いているといった使い方をされます。
「裏垢」と「別垢」の違い
この裏垢とは別に、「別垢」という言葉があります。
これも、メインのアカウントと別のアカウントという意味では裏垢と一緒です。
しかし、裏垢が主に「表向きには書けない(メインのアカウントで書いたと知られたくない)こと」を書くのに使うアカウントなのに対し、別垢はあくまでメインとは別というだけの扱いで、妙なことに使う為のアカウントのことではありません。
ですが、メイン以外のアカウントがそのどちらの意味なのかは、それを利用している人次第です。
これらについてよく分かっていない人から見れば、別垢も裏垢も同じに見えるでしょう。
その為、別垢を持っている人は、それを人に教える前に、少し(相手が別垢だと理解できるか)考えた方がいいでしょう。
「裏垢」の言葉の使い方
裏垢という言葉には、どうしても悪いイメージが付きまといます。
表向きのメインのアカウントとは全く別人格の発言をしているような(表向きは優等生、裏では悪いことをしているというイメージ)人も多く居る為、相手にもよりますが、これを持っているとあまり人には言わない方がいいでしょう。
「裏垢」を使った例文と解釈
メイン以外にアカウントを持っている時点で、それらは全て「裏垢」だと言う人も中には居ます。
本人はあくまで(それほどメインのアカウントとは変わらない)「別垢」のつもりでも、捉え方は相手次第なのです。
尚、裏垢として利用する以外に、別垢として複数のアカウントを作る理由は、例えば、1つのアカウントはサッカーについて、もう1つは野球についてなどと趣味ごとにアカウントを分けて、SNSや掲示板などを利用する場合です。
一番好きなのがサッカーであれば、そちらがメインのアカウント、野球についての方は別垢という具合です。
このような使い方であれば、「裏垢」とは無関係です。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「裏垢で書き込んだから、俺だとはバレないだろう」
裏垢の一番多い使い方です。
メインのアカウントと同一人物だとは気付かれないように何かを書きたい時の為に裏垢を利用している例です。
メインの方を使うと都合が悪い時に、よくこのようなことが行われます。
例文2
「どうせ裏垢だと思うから、相手にするだけ時間の無駄だ」
発言内容などから、相手が恐らく裏垢だと思い、相手にするのをやめようとしている例です。
(メインのアカウントが)誰だか分からない裏垢は、基本的に相手にする必要はありません。
誰だか分からないだろうと思って、好き放題しているだけからです。
困ったことに、メインのアカウントさえバレなければ、裏垢の方で無茶なことをする人も少なくないのです。
例文3
「裏垢?俺は本垢しか持ってないよ」
裏垢に対して、メインのアカウントには「本垢」(本当のアカウントの意味)という言葉を使います。
SNSや掲示板などによっては、本垢以外のアカウントを作るのは禁止されていることがあります。
そのような場所では別垢だとしても、2つ目以降のアカウントを作ってはいけません。
場合によっては、2つ目のアカウントを作った時点で(規約違反により)、本垢まで削除の対象になるかも知れないので注意してください。
「裏垢」を作る心理
裏垢は、基本的に本垢ではできないことをする為に作るアカウントです。
よって、これを作るということは、(本垢では書けないような)まともではないことを書いたり、妙な行動をとる為なので、裏垢を持っているだけで、そのような一面がある人だと思われてしまう可能性があります。
つまり、裏垢を作る側は、決してそれを持っているとバレてはいけません。
バレずにそれを作り、こそこそと裏で活動している訳です。
裏垢を持っているということは、つまりはそのような人だと言えるのです。
人にバレずに悪いこと(便宜上です)をしたいという心理があると言わざるを得ないでしょう。
裏垢は、その言葉からもいいイメージがありませんが、実際にも、これを持っている人には多少なりとも問題があると言えそうです。
誰かこれを所持しているかを見破るのは難しいですが、少なくとも、自分から「裏垢がある」などと公言している人とは、なるべく付き合わない方がいいでしょう。