「グロ中尉」の意味・語源【使い方や例文】
この「グロ中尉」という言葉は、リンク文に添えられる形で使われているのを見掛けることがあります。
目次
- 「グロ中尉」の意味とは?
- 「グロ中尉」の語源
- 「グロ中尉」の言葉の使い方
- 「グロ中尉」を使った例文と解釈
- 「グロ中尉」を分解して解釈
- 「グロ中尉」は結局実在しない?
「グロ中尉」の意味とは?
グロ中尉とは、「グロ注意」と言いたい時に使います。
つまり、注意(ちゅうい)を同じ読みの「中尉」と言い換えているだけなので、とても分かりやすい言葉です。
大抵の場合、リンク文と一緒に使われます。
そのリンク先にグロ画像やグロ映像があるので、そこに飛ぶなら注意して欲しい(そのような画像や映像は、人によって、とても不快な気分になることがある為)という警告です。
「グロ中尉」の語源
グロ中尉という言葉の語源は、有名な大型の掲示板で、誰かが「グロ注意」を「グロ中尉」と変換ミスをして書き込んだことだと言われています。
ですが、この掲示板では、このような当て字による表現が日常的に使われているので、本当に誤変換だったのか、最初から狙ってそう書いたのかは定かではありません。
「グロ中尉」の言葉の使い方
グロ中尉の使い方は、とても簡単です。
グロ映像やグロ画像へのリンクをどうしても貼りたい(興味のある人には是非見て欲しい)と思った時に、そのリンク文と共に添えるだけです。
しかし、簡単に使える半面、グロ画像などではない、普通のリンクに対してこのように書いて、面白がっているような人も居るのには困ったものです。
「グロ中尉」を使った例文と解釈
折角、為になるリンクを貼ったつもりが、それに対して他人がこの「グロ中尉」などと書くことがあります。
これは、もちろん面白がっての行為ですが、やられた方としては決して面白い訳がありません。
このような使い方は、決して推奨されません。
おふざけもほどほどにしておかないと、そのうち誰にも相手にされなくなってしまうので注意しましょう。
- 「202番のレス、グロ中尉な」
- 「グロ中尉グロ中尉とうるさいよ!」
- 「グロ中尉って人は本当に居るん?」
「202番のレス、グロ中尉な」
このグロ中尉という言葉の発祥元の掲示板は、スレッド形式になっており、1つ1つの発言に番号が付きます。
そして、1つ1つの発言をレス(=レスポンス。
厳密は誰かの発言への返信以外は違いますが、ここでは発言全てを総称してこう呼んでいます)と表現するので、この例は、「202番の発言の中にあるリンクに注意しろ」という意味になります。
「グロ中尉グロ中尉とうるさいよ!」
全くグロ画像やグロ映像ではないリンクについて、いちいちグロ中尉と言っているような人が居たケースです。
このようなケースは決して少なくなく、場所によってはそのような人が多い場合もあります。
周りの空気を読むのも難しいかも知れませんが、まともな発言が少ないような場所では、まともなことは書かないというのもネットの使い方の1つです。
「グロ中尉って人は本当に居るん?」
グロ中尉と聞いて、そのような軍人が本当に居る(居た)のかと考える人も中には存在します。
単なる打ち間違えから生まれた言葉(わざとかも知れませんが)だというのに、言葉のインパクトから、このような書き込みも時たま見られます。
「グロ中尉」を分解して解釈
グロ注意という言葉を、「グロ」と「中尉」に分けて、詳しく見ていきます。
おおよその見当は付いていると思いますが、今一度、きちんと理解しておきましょう。
- 「グロ」【ぐろ】
- 「中尉」【ちゅうい】
「グロ」【ぐろ】
グロは、「グロテスク」の略語です。
一般にネット上で公開されないような残虐なシーンだったり、気持ち悪い様子のことを表現しています。
中には排泄物のアップなどという、ありえない画像や映像のこともあるので、「グロ中尉」と書かれているリンクに遭えて飛ぶには、それなりの勇気が必要です。
「中尉」【ちゅうい】
中尉は軍隊の階級制度の中で、結構な位置を表す言葉です。
軍隊においては一般に、二等兵から始まり、その上の一等兵>伍長>軍曹>曹長>上級曹長>准尉>少尉>中尉という順番になっているので、中尉と言えば、それなりの位置の役職だと考えていいでしょう。
「グロ中尉」という言葉はあくまで造語ですが、中尉とはそれくらいのポジションだということを知っておいても損はないでしょう。
「グロ中尉」は結局実在しない?
この「グロ中尉」という言葉が広まるに連れ、いかにも実在の人物のように見せ掛けて、「トーマス・グロ中尉」なる架空の人物像を語る人が現れました。
あくまでイラストですが、ポートレート(顔写真)の公開や、生年月日、活躍した戦場などについてまとめたページまで作られる始末で、一時期は本当にそのような人物が存在して、それにちなんでこの「グロ中尉」という言葉を使うようになったのではないかとまで囁かれましたが、そのような人物は実在していません。
(したこともありません)
面白がるのもいいですが、本当に居たと思ってしまうくらいに詳細な経歴を載せていたページもあったくらいで、未だにそれを信じている人も居るかも知れません。
グロ中尉は、そのまま「グロ注意」のことと理解してください。
それ以外の意味は一切なく、トーマス・グロ中尉という人物も、全く架空の存在です。